まじめ「で、実際のところはどうなの?」
お嬢「何のことでしょう?」
少女「またしらばっくれちゃってー」
インテリ「お嬢さんの出自のことですよ」
お嬢「ご想像におまかせしますわ」
少女「その態度、あやしーい」
まじめ「むー、隠してるようにも、余裕なようにも見えるなぁ」
インテリ「その辺、社交術に長けてるようにも見えますね……いや、そう見せる偽装の可能性も」
お嬢「わたくしたち、傭兵でしてよ? 戦場では出自なぞなんの関係もありませんわ」
熱血「そうだぜ、そんなん何でもいいじゃねーか」
お嬢「……なんでもいい、とはご挨拶ですわね熱血さん……?」
三人「(あ、熱血の「なんでもいい」には食いつくんだ?)」
熱血「あ? 実際どうでもいいじゃねーか」
お嬢「あらあら……熱血さんはわたくしなどには一切興味がないと、そう仰いますの?」
熱血「何でそんな話になるんだよ?」
三人「(さすが熱血、お嬢のヘビィマイン踏み抜いたことに気付いてない)」
熱血「お嬢が信頼できる仲間ってことさえ判ってれば、他はどうでもいいだろ?」
お嬢「………………!」
少女「(うーわー)」
インテリ「(これを真顔で言い切る熱血さんはさすがすぎです)」
まじめ「(天然って強いわー)」
お嬢「そ、そういう意味でしたの……え、ええ、それさえ判っていれば十分ですとも……
あ、その! わ、わたくしも熱血さんが信頼の置ける方だということは承知しておりますわ!」
熱血「そうか? さんきゅ」
お嬢「……っ! ほ、ほらブリーフィングの時間ですわ! 行きますわよ!」
三人「……この天然凄腕スナイパーめ」
熱血「あん? 俺は麻専だぜ??」
最終更新:2010年04月04日 15:44