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ニュード農家の朝は早い。

プラントから新鮮なニュード卵を仕入れることから、朝は始まる。
「やっぱり、ブラストには新鮮なニード卵は欠かせませんからね」 彼はそういった。

新鮮なニュード卵を仕入れ終わった後は、いよいよブラストを作る作業に移る。
まず、彼はスカビ渓谷コア凸で仕入れた黄金片をブロア河産ソノチップを使用した
炊きたての超剛性メタルにかけ、そしてさらに、ニュード集積体をかけた。
このニュード集積体にも拘りがあるらしい。
その後、それらを混ぜ合わせた。

彼の作業はあっと言う間だった。
私は、あまりの職人の仕事の素晴らしさに頭がついていかず、
これが本当にブラストを作る工程なのか、とさえ疑った。
試乗してみると、職人のブラストの駆動は、私が今まで乗ってきたどのブラストとも違った。
私自身、ブラスト通で名前が通っているつもりであった。
が、それが只の傲慢であったと思い知らされた。

私が乗ってきた何千というブラストが、全てブラストの名を象った
偽者であったと思い知らされらされるのであった。


私は職人の「へい!ブラストお待ち」と言った時の顔が今でも忘れられない。



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最終更新:2010年04月25日 22:37
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