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「そう言えばお前ら、ちゃんとLAST BRAVE-go to ZERO-のシングルは買ったんだろうな?」
「当日買いだ。」
「いやー、それがー…」
「売ってませんでした…」
「私のところは店頭入荷すらしてないと言われましたが。」
「あ、でも代わりにこれ買って来ました」
「救世主~メシア~…?また随分と懐かしいな、何年前だ、これは。」
「私はそのお金でTHIS IS ITを見てきましたよ。」
「THIS…?」
「え、なんだナルシー、あれ見に行ってきたのかよ!?」
「はい、公開初日に。いやー、素晴らしかったです。やはりマイケルは違います。彼こそキングオブポップ、キングオブエンタテイナーと称せる唯一の存在です。
私、実はロンドン公演のチケットも既に買ってあったのですが…惜しい人を亡くしました…。」
「羨ましいなぁ、畜生…。俺も見に行きたいと思ってるんだけど、出撃と折り合いが付かなくてなぁ。」
「えへへ、実はもう僕行って来ちゃいました。あれはマイケルファンなら絶対見ておくべきだと思います!」
「なっ、お前まで見て来たのかよ!?しょ、しょうがねえな…今週末に有給とって見てくるか…。」
「どうせなら三人で見に行きませんか?私、正直一度だけではまだ見足りないのですよ。」
「僕も行きます、丁度予定が無い日なので。見た後、ショッピングとか食事とか、たまには気晴らしでもしましょうよ!」
「お前ら…クソッ、良い奴だなぁ…!ありがとう、ありがとう!じゃ、時間とかは追って知らせるから!」
「わかりました、それでは当日お会いしましょう。」
「了解です!えへへ、楽しみだな…!」
「同感です。私、友人と映画なんて初めての経験なので…これほどワクワクするのは久方振りですよ…。」
「実は、僕も…。子供の頃、って言うか今も子供なんですけど…友達とかいなくて。女の子みたいだからっていじめられてたんです。」
「貴方も苦労しているのですね…。まぁ、そう言う憂さを晴らすためにこう言う機会がある訳です。ふふふ…。」

「…マイケルはバッドとスリラーしか知らないんだが…」
「…俺も知りません。大丈夫です。と言うか、途中から思いっきり脱線しましたね。」
「いや、隊員同士親睦を深める事は良い事だ。お前も行って来たらどうだ?…と、柄じゃないか。」


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最終更新:2009年12月13日 17:38
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