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ジョン・ル・カレ『寒い国から帰ってきたスパイ』ハヤカワ文庫NV

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October 11, 2005

ジョン・ル・カレ『寒い国から帰ってきたスパイ』ハヤカワ文庫NV

ル・カレの出世作。スパイ小説。ハヤカワハンドブック第1位。
パワーズが敬愛する作家で、先日読んだ"Declare"が一種のオマージュ作品ということもあり、ためしに読んでみた。熱狂は出来ないものの、まあまあ面白かった。ただし、訳文が古い。最近のうまい訳者が現代語で訳したらもっと面白く読めただろうにと悔やまれる。内容は、英国のスパイが東独当局に拘束され裁判にかけられる話。この法廷での虚々実々の駆け引きがメインストーリーとなる。最後、主人公は二重スパイの陰謀に利用されていたことがわかる。恋人とともに西ベルリンに脱出しようとした矢先に二人とも射殺されるというショッキングなバッドエンドで終わる。
訳文のみならず内容も古い感じがするのは否めないが、スパイ小説そのものは意外に面白いという印象を持った。もっと新しめの作品なら、更に面白く読めそうだ。
テーマ性 ★★
奇想性  ★
物語性  ★★★
一般性  ★★★★
平均   2.5
文体   ★
意外な結末★★★
感情移入 ★★★
主観評価 ★★1/2(25/50)
silvering at 01:37 │Comments(0)読書
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