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バローズ『火星のプリンセス』創元SF文庫

最終更新:

匿名ユーザー

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October 20, 2005

バローズ『火星のプリンセス』創元SF文庫

ようやく発見。
2、3巻を先に読んでしまったため、個人的に物語的興味は失われてしまっていた。やはりこの手のものは順番に読まないとだめですね。
個人的な興味は別として、客観的に見ると、本書は同シリーズの原型、バロウズの出世作だけあって、冒険小説の基本型を巧みになぞっている。2,3巻を先に読まずにいたら、あるいは、火星世界の造形やソリスらのキャラクターにも魅了されていたかも知れない。やはり、冒険小説読者を志すものにとって、好むと好まざるとにかかわらず基礎教養だろう。
ラスト、尻切れトンボに地球に帰ってきてしまうのが、次作への期待を持たせるってわけですね。

テーマ性 ★★
奇想性  ★★
物語性  ★★★★★
一般性  ★★★★
平均   3.25
文体   ★★★
意外な結末★
感情移入力★★★
主観評価 ★★1/2(25/50)

silvering at 12:26 │Comments(1)読書

この記事へのコメント

1. Posted by slg   October 20, 2005 12:51
バロウズのこのシリーズって、考えてみれば、昔からある王子様お姫様もの童話の基本に忠実。
一般性大衆性のある物語の基本形って、
1 知識思考力を要せずに(∵老若男女に理解できることが必要)
2 人間の一般的欲求を充足できる(=登場人物の立場に立って支配欲、優越欲、闘争欲、性欲、好奇心、刺激欲などの日常抑圧されがちな欲求を満たすことができる)
この二つが絶対に必要なんだなと実感。ベストセラーのすべてがこの条件に当てはまるわけではないけど、少なくとも「ロングセラー」の大半はこの両要件を満たす気がする。
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