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「う、うーん......?」 頭がはっきりしない。なんだかクラクラするし。ここは僕の部屋、ベッドの上かな?......どうしたんだっけ?確か......あっ!!そうだ。とんでもないことが起こったんだ。 見知らぬ女の子がいきなり部屋に入ってきて、僕に......なんていうか......変なことをした。香苗が助けにきてくれたはずだけど......その後が思い出せない。なんか物騒な展開だったような。 「お目覚めですか?」 「うわあっ!?......っ!?」 今日1日で何回びっくりすればいいんだろう。 右側からいきなり声をかけられたので、驚いて跳ね起きようとしたんだけど......できなかった。手足がまったく動かないんだ。 よくよく見ると、両手両足はベッドに固定されるようにして縛られていた。相当きつく縛られているので、少しでも動くと痛い。な、なんでこんな状況!? しかも僕素っ裸!? 「ようやくお目覚めですか......ご主人様。もう少しで我慢できなくなるところでしたわ」 「ご、ご主人様ぁ!?」 メイドを雇った憶えなんかないよ!?しかもなんでまた......彼女まで裸なんだろう。厄日かな? 腰まで届くかという金髪、高い鼻。深い青色をした大きめの瞳。意志が強そうな、少し厚めの唇。......すご
「う、うーん……?」 頭がはっきりしない。なんだかクラクラするし。ここは僕の部屋、ベッドの上かな?……どうしたんだっけ?確か……あっ!!そうだ。とんでもないことが起こったんだ。 見知らぬ女の子がいきなり部屋に入ってきて、僕に……なんていうか……変なことをした。香苗が助けにきてくれたはずだけど……その後が思い出せない。なんか物騒な展開だったような。 「お目覚めですか?」 「うわあっ!?……っ!?」 今日1日で何回びっくりすればいいんだろう。 右側からいきなり声をかけられたので、驚いて跳ね起きようとしたんだけど……できなかった。手足がまったく動かないんだ。 よくよく見ると、両手両足はベッドに固定されるようにして縛られていた。相当きつく縛られているので、少しでも動くと痛い。な、なんでこんな状況!? しかも僕素っ裸!? 「ようやくお目覚めですか……ご主人様。もう少しで我慢できなくなるところでしたわ」 「ご、ご主人様ぁ!?」 メイドを雇った憶えなんかないよ!?しかもなんでまた……彼女まで裸なんだろう。厄日かな? 腰まで届くかという金髪、高い鼻。深い青色をした大きめの瞳。意志が強そうな、少し厚めの唇。……すごい美人だな。外人さん? それで……言いにくいんだけど、スタイルがかなりいい。すごい。 母さん以外の女の人の胸は見たことないけど、すごく大きいのは分かる。でも垂れてはおらず、張りもすごそう。くびれたウエスト、すらっとした足。 ……って!何考えてるんだ僕は!僕はそんなエッチじゃないよっ!それよりもおかしいところがあるじゃないか! さっきの女の子とは違うけど、頭からは白い少し垂れ下がった耳、腰からはふさふさした尻尾。所々には白い毛皮が……やっぱり犬っぽいな。 「ド、どちらサマでしょウカ?」 冷静に聞いたつもりだったんだけど、声が裏返ってしまった。女性は上品にクスクス笑う。 「この姿じゃ無理もないですわね。それならこれでどうです?」 女性がそう言った次の瞬間目も眩むような閃光が彼女の体から発せられ、僕は思わず目を瞑った。 目が痛いのが治まりゆっくりと目を開けると、そこには……誰もいなかった。いや、いないように見えたんだ。視線を下げるとそこには…… 「じ、ジュリー!?」 そう。僕をいつも守ってくれたジュリーが、いつものように礼儀正しく「おすわり」の姿勢でこちらをじっと見ていた。 目が合った瞬間、ジュリーはにっこりと笑った……ように見え、再び閃光。今回は復活が早く、すぐに目を開けると先程の金髪美女がたたずんでいた。 「こういうことですわ」 「なっ、えっ、そっ、あっ?んっ?どっ……どういうこと?ほっ……ホントに?」 目の前の女の人が……ジュリーなの!?そんなバカな!! 「落ち着いて下さい」 落ち着けるはずないよ!目の前で見ても信じられない。 「あの……なんていうか……」 僕が苦し紛れに声を漏らすと、女性(ホントにジュリーか?)は、察したような顔になる。 「信じられないんですのね?まあ、それも仕方がありませんわ。信じていただけないなら……ふふふ……」 あれ?なんでいきなり妖しい表情に?夕陽に照らされた彼女の横顔に、僕は再び本能的恐怖を感じ取った。 が、逃げようにも、ベッドに大の字に拘束されていては動くこともままならない。 「そ、その、これをほどいてくれないかな?手と足がすごく痛くて」 「嫌です」 「何で……ま、まさか……これをやったのは君なのかい!?」 「そうです」 「じゃ、僕の香苗を気絶させたのも!?」 「私ですわ」 なんだかヤバそうな表情のまま、すんなりと僕の問いに答えていく女性。 「な、何で!?」 「申し訳ありません。ご主人様と桃の行為を見ていたら……発情してしまいまして」 「発情!?それより……さっきのが桃!?」 もうわけが分からない。夢だよね?そうなんだよね? 「ええ。先程のが桃ですわ。あの娘、私より先に発情したんですのね。無理もありませんわ。ご主人様のそのような顔を見たら……私も我慢の限界です」 「限界って……んむっ」 いつの間に近づいてきたんだろう。彼女は僕におおいかぶさってきたかと思うと、唇を僕の唇に押しつけてきた。唇を貪るようにされ、舌で僕の口内を舐め回してくる。 さっきの桃(なのかな?)の時よりも……なんていうか……いやらしい。 舌で歯の1本1本をなぞり、口蓋を丹念に磨くように舐める。時折唇にしゃぶりつき、唾液を流し込んでくる。 なんか……変な気分になってきた。おかしいな。気付かないうちに、僕の舌も彼女の舌を追い掛けていたんだから。 「むぅ……んふぅ……ぷはあっ!」 ようやく解放された。頭が痛いよ…… でもそれより、あそこが……僕の……がむずむずする。なんだろ、この感じ。 「ご主人様、素敵ですわ……んふふふ」 ぼーっとしながら、彼女の言葉を聞く。でも彼女の声が何となく妖しい感じなのは分かる。手足を縛られていては逃げようがないんだけど。 今度は彼女が僕のお腹あたりにまたがった。するといきなり、片手と舌で僕の、その……乳首をいじり始める。 「うひゃっ!く、くすぐったいよ!」 「すぐに気持ち良くなりますから……んちゅっ」 最初は本気でくすぐったかった。でも彼女が乳首を口に含んだ瞬間……猛烈な電流が僕の全身を駆け巡った。 「うわぁぁぁ!?な、なにこれぇぇ!?」 「いいですわぁ……その声、もっと聞かせて下さいな」 「あっ!ああっ!?ああん!や、やだよぉ!頭が変になっちゃうよ!!」 その懇願が逆効果だっていうのには後で気付いた。乳首を舌でいじりながら、僕の……を、体の後ろに回した手で優しく握ってきたんだ。その手を上下に動かしてくる。 なんだか、体が変になったみたい。びくっ、びくって、勝手に跳ねてしまう。 「あっ!こ、こわいよぉ!!助け……てっ!ふぁぁ!!」 「女の子みたいな声を出してしまって……かわいい。最高ですわ、ご主人様」 僕に聞いてる余裕なんてない。体の奥から何かが……か、体がおかしいよ! 「な、なんかきちゃう!!なんか……あぁん!出……るぅ!!」 おしっこをするときの数十倍の快感が僕の……の手前まで来て……そこで止まる。えっ?えええっ!? 「はぁぁぁぁっ!?」 「申し訳ありませんが、もう少し我慢してくださいね」 「な、なに!?これ、へんだよぉ!おちんちんがへんだよぉ!!こわれちゃう!!」 「ふふ……手でこの感度……挿れたらどうなるのでしょう……素敵ですわぁ♪」 彼女は舌なめずりすると、そのまま体を下に動かす。ぐちゃぐちゃな意識の中だったけど、確かに僕は見た。僕の……の根元に、なにか巻かれているのを。 さらに、その上にまたがる彼女の姿、その歓喜に満ちた顔を。 「では、行きますね……」 彼女は少しづつ腰を下ろしていく。行為の意味は分からずとも、期待と不安と恐怖が交じった感情が湧こうとも、僕に逃れるすべはない……かと思われたのだが。 「ちょっと待ったぁ!」 元気な声が部屋に響き渡り、彼女の動きは止まった。その声の主は部屋の入り口から入ってくる……先程の少女だ。相変わらず全裸。 でも僕が驚いたのはそこじゃない。少女が手にしているのは、犬用のリード。その先に首輪でつながれているのは間違いなく人間。少女に続くようにして部屋に入ってくる。 布で目隠しをされ、口にも同じような布が噛まされているが、間違いない。あれは…… 「か、香苗!」 今日一番の驚きだった。最強の幼なじみ、入学してすぐに全校を制圧した香苗が、全裸で首輪を付けられて四つんばいにさせられているのだ。 「あ、おにーちゃん!今おねーちゃんのことお散歩させてたんだよ!?桃えらい?」 「むー!んむー!ふぐーー!!」 屈辱か苦悶か、香苗はかなり激しく暴れてうめく。それを見た桃(かもしれない)は顔を曇らせた。 「また暴れるぅ。暴れる子には……こうだよ!」 と言って、香苗のおしりを思い切り叩く。 「んーーー!!」 香苗のお尻は真っ赤で、痛々しいほど腫れていた。だいぶ叩かれたのだろう。 「ほら!反省しなさい!」 「んんんん!んむーー!んぉぉぉ!んん!」 パァン!パァン!と、鋭い音がするたびに、香苗は体を震わせてうめき声を上げている。幼なじみのそんなところを見せられて黙ってられるわけもない。 「やめて!」 「ダメだよお兄ちゃん。しつけのなってない子にはおしおきするの。それに……えいっ!」 パァン! 「んぅ……」 「そこまで嫌じゃないみたいなんだよねぇ」 意味が分からないよ。あんな痛そうなことされて、嫌じゃないわけないじゃないか。でも桃とジュリー(もうこう呼んじゃえ!)は冷静に香苗の股間を見て、何やらニヤニヤしている。 「嫌なわけないですわね。あんなにビショビショにして……香苗さん、実はマゾだったんじゃございません?」 「だよねー♪それっ!」 「んぅーーー!!」 何言ってるんだ!あんなに腫れて…… 「嫌じゃないわけないよ!香苗を放して!」 「……分かりましたわ。桃、香苗様の目隠しと口を取って差し上げて」 「りょーかい!」 ジュリーに言われ、桃は香苗の口を解き、さらには目隠しも外す。最初は眩しそうに目を瞑っていた香苗だったが、すぐに目が慣れてきたようで…… 「こ、光!?」 僕の姿を見て、立ち上がって駆け寄ろうとしたんだけど、桃はそれを許さなかった。 「立っちゃダメだよ!えい!」 「ひぁぁ!」 信じられないものを見た。香苗はお尻をぶたれたとたん、地面にうずくまって体をひくひくさせたんだ。 あの悲鳴は……嫌そうじゃなかった。 「ほら、気持ち良さそうでしょ?もう一回!」 「はぁぁん!」 「えい!」 「いやぁ!」 口では……嫌がってるけど、声は……う、ウソだ! 「やめて!もうやめてよ!僕にだったら何してもいいから、香苗にはひどいことしないで!」 僕が必死に叫ぶと、桃は手を止めてこちらを見る。とっておきの笑顔で。 「ホントに!?ホントにいいの!?」 「ご主人様は嘘はつかないわ。やってしまいましょう」 「わーい!っと、その前に!」 喜びかけていた桃だけど床でぐったりしてる香苗に気付き、軽々と持ち上げる。お姫さまだっこというやつで。 そのまま椅子に運び座らせると、どこからか取り出したロープで全身を縛り付けた。僕たちがいるベッドを向くような形で。 「これでよし!お姉ちゃんは見学しててね!」 「うう……あぅ……」 香苗は今の状況が理解できていないんだろう。虚ろな表情で、目の焦点が合っていない。 「で、どうするの?わたしもう我慢できないよ?」 「それは私もよ。この状態で待つのにどれだけ苦労したか。先にいかせてもらうわ」 「いくって……何するの!?」 なんか分からないけどヤバい。今度こそ本気でヤバい。それを感じ、手足の痛みを我慢して必死に体を捩る。しかし解けるはずもない。 「とにかく桃、あなたはおあずけよ。少し待っていなさい」 「むー……!いいよっ!勝手にやってるから!」 本当に勝手だった。ベッドの上にあがってくるなり、僕の顔にいきなりまたがってきて、体重をかけてくる。 「んむ!?んー!んーー!」 めちゃくちゃ苦しい。それに、桃の変な部分が口に押しつけられて……むせ返るような匂いが僕の鼻に充満する。でもその匂いを嗅いだとたん、再び僕の……がむずむずしてきてしまった。 「ご主人様……こんなに大きい……もう……本当に……」 何やらジュリーの様子がおかしい。桃に馬乗りになられながらも、僕はそれを感じた。こんな状況だというのに、僕は心配してしまう。 しかし、それが命取り。一瞬油断したその隙に、僕の……に、何かおかしな感覚が。温かく包み込まれたような、でもすごく締め付けて……なんか変っ!! 「んー!むーー!んむーーー!んぁー!」 「あっ……!お兄ちゃん、えっちぃ♪」 思わず出てしまった舌が、桃の……あ、あそこに……慌てて舌を引っ込めたけど……腰からの刺激が強くなって……舌が勝手に! 「んっ♪お兄ちゃん、じょうずぅ!」 「んはぁ!ああっ!きゃうんっ!あ、ご、ご主人様、すごっ、すごいです……わぁ!」 「んーーー!んむぁぁぁ!ぅぅぅ!」 「ご主人様ぁ!!もっ……とぉ!くぅん!!」 僕、桃、ジュリー。全員の声がだんだん荒くなってくる。 腰から走る刺激はひっきりなし。さっきも味わった体の奥で何かがはじけるような感じが広がる。でもそれ止まりだ。それ以上は何もない。はっきり言って地獄だ。 「ふぐぁぁぁぁぁ!!んんん!」 じゅぷじゅぷ、という水音と、僕達の変な声だけが部屋にこだまする。しかし夢中になるあまりいつの間にか忘れてしまっていた。もう1人の存在を。 「やめろ!」 ん?この声……香苗かな?左目でちらりと見えた香苗は、椅子を壊さんばかりに暴れている。でも今の僕にはなにもできない……情けない。 桃もジュリーも、香苗に構う気はないらしい。 「やめろ!やめてくれ!」 香苗、必死の叫び。が、やはり2人は無視を決め込んで行為に熱中している。はっきり言って僕も余裕なんてない。 限界だと思うんだけど、その感覚が続いてるんだから。頭の中は真っ白になり、何も考えられない。 「ご主人様ぁ!ご主人様ぁぁぁぁ!!」 「んふぁ!お、お兄ちゃぁん!!ふぁぁ!」 「むーーーー!!!」 「あはぁぁぁぁん!!」 「きゃあああん!!」 ビクビクと体を痙攣させたのち、2人は動きを止めた。桃は滑るようにしてベッドから落ちた。それにより、僕の視界と気道は完全に開けてくれた。 そして見た。僕の……が、ジュリーとつながっているのを。ジュリーは口を半開きにして恍惚とした表情を浮かべているが、僕は無理だった。 体の中に「何か」が溜まりに溜まって、気が狂いそうだ。 「あ……うあ……」 「はぁ……はぁ……んはぁ……よかったですわぁ、ご主人様」 そう言って、ジュリーは僕の……を引き抜いた。でも……それがぁ! 「あぁぁっ!」 「申し訳ないですが、まだ終わりませんわよ?私も、桃も……これっぽっちも満足していないのですから」 勝ち誇ったような声。どうやらまだ受難は終わっていないらしい。 [[第5話へ>http://www21.atwiki.jp/brutalanimal/pages/84.html]]

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