勝家　創世ルート

【創世ルート】

• 一戦目開始前
  信長
  「聴け！余に連なりし者々よ…！
  　今こそ天下布武、全て灰燼に帰すべき時ぞ！」
  織田軍兵士
  「おおおおーーッ！
  　信長様、万歳ーーーッ！」
  勝家
  「…………………………」
  明智
  「…おや、こんな所に居たのですか、勝家」
  勝家
  「光秀様…」
  明智
  「決起の場に控える事すら許されぬとは…
  　ククク、信長公もまた随分と大人げない」
  勝家
  「全ては私の不徳…
  　そう扱われるだけの不敬を犯してしまったが故に」
  明智
  「…解っているのならば、まあいいでしょう
  　あの方の尖兵として、しかと働きなさい…ククッ」
  
   
• 一戦目終了後
  織田軍武将
  「勝家！　急ぎ残党処理に廻れい！」
  勝家
  「直ちに…」
  織田軍武将
  「欠かれ柴田よ、兵糧の手配はどうなっておる！？」
  勝家
  「申し訳ありません、今だ手が廻らず…」
  織田軍武将
  「ふん、愚図が…！」
  織田軍武将
  「所詮、信長様に謀反を起こすような愚か者…
  　先見の明に期待するだけ、無駄であろうよ」
  勝家
  「…………………………」
  
   
• 二戦目終了後
  織田軍武将
  「次なる戦…お主は囮を務めるのだ、よいな？」
  勝家
  「はっ…見越し入道の如く目立ってみせましょう」 
  織田軍武将
  「ふん、ただの妖かぶれが生意気な…」
  織田軍武将
  「いやいや、これがそうでもないのだ
  　こやつはかつてな、物陰からじっとお市様のお姿を――」
  勝家
  「…ッ！」
  織田軍武将
  「ううっ！…む！」
  勝家
  「…失礼…まだ果たさねばならぬ用があります故、
  　私はこれにて…」
  織田軍武将
  「あ、ああ…
  　さっさと行くが良いわ！」
  織田軍武将
  「…あの瞬く間の殺気…あれは何事だ…？」 
  
   
• 三戦目終了後
  明智
  「どうにも戦果が伴わないようですね、勝家
  　まあ、あの者達の報告を鵜呑みにする気はありませんが」
  勝家
  「いえ、全ては私の力不足が故…」
  明智
  「そう思うのであれば、まずは功績をお挙げなさい
  　降格のみで済ませてくれた公の恩義に報いる為にも…ね」
  勝家
  「はっ…その為ならば、私は餓鬼にもなりましょう」
  明智
  「…所詮は、打てど響かぬ鉄か…
  　まあいいでしょう、今日の所はお休みなさい」
  勝家
  「仰せのままに…」
  
   
• 四戦目終了後
  明智
  「そう言えば、勝家…
  　貴方には帰蝶と蘭丸の捜索も命じていましたね」
  勝家
  「…申し訳ながら、未だ足取りも掴めぬ始末…」
  明智
  「そうですか…まあ、いいでしょう
  　貴方に期待するものは、その薙刀の腕のみですので」
  勝家
  「…………………………」
  明智
  「殺しなさい…私が欲し、命ずるままに
  　そして従うのです…例え、燃え盛る寺の中であろうとも」
  勝家
  「…全ては、貴方様と信長様が望まれるままに」
  明智
  「クク…ク、クククククク…！」
   
   
• 五戦目終了後
  勝家
  「今更何を足掻こうとも、過去（かつて）は変わらない…」
  「信長様の視界に入る事も無く…
  　光秀様の信頼を得る事も叶わず…」
  「利家様も、まつ様も…あの方もまた、
  　この手をすり抜けて行った…私は、独りだ…」
  「…もし、もう一度だけ、あの方の前に立ったなら…
  　ほんの僅かでも、視線を賜れるのだろうか…？」
  信長
  「…………………………」
  
   
• 最終戦開始前
  信長
  「フン…はや分け目か、他愛もない…
  　下天に蔓延りし残骸、全て戮（りく）するのみぞ…！」
  勝家
  「の………信長、様…！」
  信長
  「ムゥ…？　…誰ぞ…」
  勝家
  「…ッ！！」
  信長
  「フン…」
  勝家
  「……今この刻に及んでも未だ知られず…か、
  　…往こう…独法師に相応しき、遥かなる古戦場へ…」
  
   
• エンディング
  信長
  「フン…　傀儡が…」
  勝家
  「…………………………」
  信長
  「思いの外、役にも立たなかったわ…」
  勝家
  「……！」
  明智
  「……」
  信長
  「フ、フハハハハ、ハハハハハ！」