信長 創世ルート
【織田信長 創世ルート】
- 二戦目開始前
信長
「光秀…貴様が選びしあの者々の、甚だ脆きは何事ぞ」
明智
「敵陣の不甲斐なさを…私の所為にされても困りますが…
確かに私の非もありますね…どうかお赦しを、信長公」
信長
「フン…次なる相手こそ、征し甲斐に依りて選べい
余を欠(あく)ばせる事、目下大罪と心得よ…」
明智
「仰せのままに…勝家、貴方も手伝いなさい
貴方が進むべき死路を、私と共に選ぶのです」
勝家
「補佐が望みとあらば…しかと承りました」
信長
「…フン…」
- 三戦目終了後
信長
「ヌウ、貴様は…光秀の配下、デアルカ」
勝家
「ッ! …は、変哲なき雑妖(ぞうよう)にございます…」
信長
「あれは何処ぞ…? 影形とて見当たらぬが」
勝家
「…恐らくは、西の遠征に…」
信長
「フン…
こうまで乾けば是非も無し…者よ、震えよ…!」
- 四戦目終了後
織田軍武将
「信長様! 東の方向に、敗残兵の一団ありと…!」
信長
「直ちに兵を向け、骨の髄まで焼き尽くせい!
者の一人の紛れなく…ぞ」
織田軍武将
「…は、ははぁッ!」
勝家
「信長様…先の戦で捕らえた虜囚は如何に?」
信長
「知れた事…墜ちし小鳥は頸取るのみぞ
年の頃、生の別…その他何れも問わずにな」
勝家
「承知致しました…魔王様」
信長
「人よ惧れよ!余は第六天魔王なり…!
命惜しくば抗えい!魔王殺しの磔となれい…!」
- 五戦目終了後
明智
「ククククク…随分と手酷くしたものですね、信長公」
信長
「…………………………」
明智
「逃げ惑う者を焼き払い、額突く者を斬り刻み…
血肉に因りし桃色の山を、そこかしこに築き上げる…」
「帝のそれになぞらえれば、創り上げられたのは…
安土桃山の世、とでもしましょうか? ク、ククク…」
信長
「…それ程までに追い詰めれば、
少しはまともに刃向かうものと思うたが…」
「所詮はいずれも不如帰よ…
余に嘴の一つすら向けては来ぬ」
「全て元より、余の眼下であるが故に…
余が改めて征すべきなど見当たらぬわァ…ッ!」
明智
「…………………………」
- 最終戦開始前
信長
「啼きぬれば 置く白露ぞ 不如帰…
憂しと思はば 防人唄…」
明智
「おいたわしや信長公…
貴方は些か強すぎたのですね」
「全てを征する星の下に生を受けたが故に…
全てを見下ろす高みにしか在る事を許されず…」
「嘔吐くほどに退屈で…仕方が無かったのでしょう?
ク…クク、ならばせめてもの恩返しです」
「探し出して見せましょう、貴方の無卿を慰める術を…
何せ、私は…貴方の忠臣ですから」
信長
「何を呆けておるか、光秀…
急ぎ兵を纏めよ、下天末魔の暇潰しぞ…!」
明智
「クククク…はいはい…」
- エンディング
信長
「最早、この下天に余が征すべき処も無し…!
どこまでも不甲斐なき者共がぁ…ッ!」
明智
「ならば…
以前、貴方が下りたという欲界など如何でしょう?
人ならざる悪鬼なれば多少は歯ごたえもありましょう」
信長
「ムゥ…それも一理か
ならばためらう道理も無し…光秀、備えい」
明智
「ククク、お供しましょう。帰蝶達も居るかも知れませんし…
聴いていましたね? 貴方も付き合いなさい」
勝家
「はっ、それがお二方の望みとあらば」
最終更新:2014年10月13日 14:43