長曾我部元親

西海の鬼と恐れられ、四国の海をまとめ上げる風雲児。
非常に豪気で面倒見のいい性格で、部下達からアニキと呼ばれ熱烈に慕われている。
そんな部下達を何よりも大切に思い、共に天下を目指す。
南蛮のカラクリ技術を戦力として取り入れるなど柔軟な考えを持つが、大型のカラクリ兵器の為に国が傾くほどの金を費やすなど、やや豪快すぎる所がある。

◆台詞集

+  戦国BASARA
 戦国BASARA


+  戦国BASARA2、外伝
 戦国BASARA2、外伝


+  戦国BASARA BH
 戦国BASARA BH


+  戦国BASARA3、宴
 戦国BASARA3、宴


◆原作ルート(JEの内容に掠っているルートのあらすじ)
四国を治める長曾我部元親は、世の情勢に流されることをよしとしない己の気質を貫き、海へと繰り出す日々を送っていた。
しかし旅から帰ってきたとき、元親が目にしたものは、焦土と化した浜辺と全滅した部下達だった。何者かが奇襲を仕掛け、
四国を壊滅状態に追い込んでいたのである。
惨状の中で元親は落ちている旗を見つけた。かつて友情を育んだ徳川軍の旗だった。
平和な世を作ろうと、固い約束を交わしたはずの徳川家康の仕打ちに、元親は、怒りと絶望を隠すことが出来なかった。

+  毛利元就戦(第五話)
 毛利元就戦(第五話)
家康に対して悲しみと憤りを抱えた元親のもとに、毛利元就から書状が届いた。我が地も徳川の奇襲を受けた、瀬戸海を
守る者としてこの暴挙を許してはおけない、対徳川に向けて一時停戦を提案するという内容だった。
元就の真意をはかりかねた元親は、元就に話を聞くため安芸に向かった。そしてお互いの状況を話し合い、今は争いの時
ではない、小競り合いでの消耗など愚か者の証よと言う元就に同意して、一時停戦を受け入れた。
今の自分では家康に対して打つ手が無いと言う元親に、元就は、もしこれが我ならばまず疲弊した国力を戻し、次に石田軍
と手を結ぶと言った。元親は、頭が切れるっていうのは便利だなと元就に言い、元就の案を採用することにした。

+  黒田官兵衛戦(第五話)
 黒田官兵衛戦(第五話)
家康と戦うため勢力を伸ばそうする元親は、黒田官兵衛に会いに行った。
官兵衛は元親の来訪にとても驚き、妙に不自然なぎこちない態度で訪ねて来た理由を聞いた。元親は、豊臣勢だったのは
気に入らないが家康を倒すためならこの際いとわないと、官兵衛に協力を頼んだ。官兵衛は、やはり妙に不自然でぎこち
ない態度のまま、考えさせてくれと言った。

+  島津義弘戦(第五話)
 島津義弘戦(第五話)
官兵衛に会った元親は、次に島津義弘に会いに行った。
島津は、元親が石田三成と手を組もうとしているのを見抜いた。
元親が家康を倒し野郎共の仇をとると言うと、島津は、立ち向かうのは良いが、恨みを抱くのは決して良くないと言った。
部下を失った悲しみから怒りに火のついた元親は、強い奴と戦えればいいだけのあんたに、俺の気持ちが分かるのか?と
言った。

+  石田三成戦(第三話)
 石田三成戦(第三話)
大阪城に着いた元親は、石田三成に話があると切り出した。しかし三成は、秀吉様の敵だった貴様は私にとっても敵だと言って、
はじめは取り合わなかった。そして、元親が家康を倒すことを望んでいると知ると、家康を殺すのは私だと言って対立した。
互いの言い分を言い合った末、元親は、自分と三成の思いは同じだと判断し、西軍に入った。

元親「そう来ると思っていたぜ・・・。だったらあんたに、この俺の心を分からせてやろうじゃねえか!」
三成「心だと?それがあるだけまだマシだ。私の心は死んだのだ!」
元親「それなら、あんたはなぜ怒っているんだ」
  「心が生きてりゃ怒りもいだく!あんた、誰よりも生きてるじゃねえか!」
  「不幸なのは、死んでいった野郎共だ!覚悟のねえ死は不幸でしかねえ!」
三成「黙れ!貴様の不幸論など聞きたくもない!」
  「秀吉様を失う以上の悲しみなど無い!私に比べれば、貴様など軽いものだ!」
元親「なるほど、あんたにも相応の理由アリ、か」
  「だが、悲しみに重いも軽いもねえんだよ!」

元親「あんたのことは・・・よくわかった・・・。あんたも・・・辛い目にあったんだな」
三成「うるさい・・・!知ったような口をきくな・・・!」
元親「あんたと俺の思いは同じだ・・・。西軍に入れさせてもらうぜ」
三成「貴様の好きにしろ・・・だが、一度誓ったからには私を裏切るな・・・!」
元親「ああ、約束する。あんたを怒らせるようなことはしねえ」
三成「絶対だな・・・!」
元親「絶対だ」
三成「・・・?どうした?」
元親「いつだったか・・・こんな風に、誰かと我を張り合った気がするな・・・」「今はもう、昔の話だ」
三成「貴様の昔話など知るものか」

+  雑賀孫市戦(第三話)
 雑賀孫市戦(第三話)
元親は、毛利元就からの書状を怪しみ元就のところへは行かなかった。その代わり、家康を倒す火力を仕入れるため旧知の
雑賀孫市のもとへ向かった。
家康に対する憤りも露わに、騒々しいほどの勢いで乗り込んできた元親を、孫市は、苦笑しながらも受け入れた。そして、
頭に血の上っている元親を好きなだけ暴れさせてやった。
やがて元親が憤るのに疲れてきた頃、孫市は、元親に情報を集めろと助言し、自分たちも情報を集めることで協力すると
言った。

+  徳川家康戦(第七話)
 徳川家康戦(第七話)
徳川と同盟した伊達政宗から、家康は騙し討ちできるような人間じゃない、自分の目で確かめてみろと言われた元親は、
家康に直接会うことを決意した。
再会をとても喜ぶ家康に、元親は、怒りを抑え冷静であろうと努力しながら、四国壊滅の話をした。
身に覚えの無い家康は、それは自分の指示ではない、誓って本当だと元親に言った。家康の気性をよく知る元親は、家康が
嘘を言っていないと判断し、家康を信じた。
そこに孫市が現れ、四国壊滅の首謀者は、石田、大谷、毛利だと告げた。

家康「本当だ、元親。それはワシの指示ではない」
元親「本当か?お前の名誉に誓えるか?」
家康「ワシの名誉などどうでもいい。友のお前に誓って、本当だ」
元親「そうだったな・・・お前はそういう奴だった・・・」「じゃあ、一体・・・・・・」
家康「誰が・・・・・・?」
孫市「どうやら間に合ったようだな」
元親「サヤカ!」
家康「孫市?」
孫市「調べはついたぞ」「生きていて何よりだな、徳川。この男は見かけによらず、怒ったら手に負えない」
元親「んなこたどうでもいい!それで?!」
孫市「四国攻めを徳川の仕業に見せかけ、お前と戦わせるよう仕向けたのは・・・石田と大谷、そして毛利元就だ」

+  石田三成戦(第七話)
 石田三成戦(第七話)
石田三成は、大谷吉継が裏で毛利元就と共謀し、四国を壊滅させたことを知らなかった。
知らないまま加担していたことを知った三成は、自分の刀を元親に投げると、私を好きにしろ、貴様にはその権利があると
言った。
元親は、勢いよく三成に切りつけたが寸前で止め、殺すことはしなかった。

元親「四国を襲ったのは家康じゃねえ。毛利・・・そして大谷だ!」
三成「貴様・・・いい加減なことを抜かすんじゃないッ!」
元親「嘘じゃねぇ。俺と家康を戦わせるよう仕向けたんだ」
三成「まさか・・・卑怯な真似はしないと言っていた筈・・・」「私は・・・刑部には好きにさせていたのだ・・・」
元親「あんたの信用を利用していた・・・って事かもな」

三成「私は裏切りを最も憎む・・・。裏切り者には死あるのみだ・・・」
元親「石田・・・」
三成「だが・・・!いつのまにか私の手まで。裏切りに染まっていたとは思わなかった・・・!」「長曾我部元親・・・
私を好きにしろ。貴様には、その権利がある」
元親「あんた、真っ直ぐだな。真っ直ぐすぎて、融通が利かなくて・・・おかげで嫌われちまうのもよく分かるぜ」
三成「いまさら甘言などいるか!殺せ!」
元親「・・・これであんたは死んだ」「よし、それじゃあ行くぜ」
三成「?どういうつもりだ?」
元親「俺はあんたみてえな奴は嫌いじゃねえなァ。馬鹿正直で、進んで損する人間だ」
三成「長曾我部?」
元親「ぼやぼやしてると置いてくぜ。あんたにゃ、野郎共の分まで生きてもらう」

+  毛利元就戦:厳島・最終ステージ(第十一話)
 毛利元就戦:厳島・最終ステージ(第十一話)
大阪城に行き刑部を倒して三成を戒めた元親は、この茶番を終わらせるため元就のもとへ向かった。
元親は、憎しみは目を曇らせる、人生が狂う前に気付いて良かったとふと思い、言いたい事はもう決めている、さっさと
済ませておさらばするか!と吹っ切れて笑った。そして元就と対峙した。
冷たく見下す元就の言葉を穏やかにかわし、元親は、自分の決意と意思を元就に宣言した。それは元就を動揺させ、元就の
怒りに火をつける言葉となった。
激昂した元就と交戦した元親は、元就を倒し、部下達の仇をすべて取った。

元親「俺の言いたい事は分かるな、毛利・・・」
元就「言わずともな・・・全ては愚かな貴様が悪いのよ」
元親「ああ、俺もそう思うぜ。だがな・・・」
  「あんたを倒して、野郎共の墓に報告して、あんたの部下も面倒見て・・・それっきりだ。あんたのことは、きれいさっぱり忘れるさ」
元就「なに・・・?」
元親「陳腐な話だが・・・ここに来るまでに、いろんな奴に助けられた。それで目を覚ましてね」
元就「つまらぬ戯言を・・・」
元親「それでもいいさ」
  「死んだ野郎共を、俺は決して忘れねえ。俺が死んでも、あいつらは俺を覚えている。だが・・・あんたが死んだ後、あんたを思い出す
   奴は一人もいねえ!」
元就「なん・・・だと?」
元親「どんな策を使っても、あんたはそれしか手に入れられなかった!それがあんたの生き方だ!孤独の魂だ!孤独ってのは、死んだ
   後も続くんだ!毛利元就、永遠の孤独の底で、泣いて後悔しやがれ!」
元就「貴様・・・我を、そのように言うか・・・ッ!」

元就「我は何一つ誤っておらぬ!策も、我が人生の道行きも、全て!」
元親「そうだろうな。ただそれが、どこまでも虚しいってだけだ!」「あんたの顔も見納めだな」
元就「黙れ!貴様が我を語るなど許さぬ!」
元親「思えばあんたとも長い付き合いだったな」
元就「それがどうした!死門をくぐる前の昔語りか!」
元親「そんな縁も今日で終わりだ!俺の進む未来に、あんたの影は欠片もねえ!」
元就「許さぬ・・・許さぬぞ長曾我部!貴様は我が手で葬る以外無し!」


(以下キャラ理念や信念、キャラ乖離の詳しい記述等を記述)



最終更新:2014年10月05日 04:25