題名:引退するということ

概要:
終わる日がどれだけ寂しいことでも、終わるというイベントに浮かれずにはいられない。ハッと我に帰った時、自分の行動に一匙の俯瞰が含まれている気がして怖くなる。
人生という本を豊かにしたいということに変わりはないのに、終わった途端に未来の自分めがけて顔を作っていそうで、それはなんだか終わる前の自分とは違う気がする。
上手に泣けない。上手に悔しがれない。それが悪いのかどうかもわからない。

最終更新:2025年05月15日 00:09