&bold(){1:シナリオ開始時のイベント} シナリオ開始時、まず望む「難度」と「魔剣」を決定する。 難度が上がれば敵や探索目標値が上がるが、得るものも多くなる。 魔剣は“通常の黄金のマトック”、“妖精の黄金のマトック(炎)”、“イグニダイト製黄金のマトック”の3種類がある。 “妖精の黄金のマトック(炎)”は通常のマトックと処理は変わらないが、熱さにより6時間が経過するごとにペナ1が追加される。このペナルティは、サーマルマントやフェアリーウィッシュ(Ⅱ)氷等、効果などで熱さを緩和すると明記されたもの(ただし1時間以上持続するものに限る)の影響下にある間は半減(端数切捨て)される。一方、最終的な収入(採掘総額+報酬)が2割増しになる。 “イグニダイト製黄金のマトック”はイベントチャート(後述、詳細は非公開)自体が専用のものに変わる。事故率が上がるが、得られる収入の期待値も上がる。 基本的な依頼は、迷宮の最奥にある黄金のマトックの回収である。これを達成すると、一人当たり難度×1000ガメルの報酬を得られる。また、採掘で得たアイテムの半額買取を行うことが出来る。 失敗すると報酬はないが、採掘で得られたものを半額で買い取ってもらえる。個人での買い取りは不可。 &bold(){2:迷宮について} 迷宮に入るとごつごつとした洞窟が続いている。この洞窟部において採掘を行うことができる。 尚、採掘を終了する、もしくは最初から行わずボスへ直行することも可能である。 洞窟内は特記されない限りいずれの魔剣であってもほのかな明かりに照らされており、暗視の有無に因らずペナルティは発生しない。また、休息には不向きであり、3時間の睡眠をとることで不眠ペナルティの解消は可能だが、HPやMPの回復はできない。 &bold(){3:採掘について} 冒険者技能Lv+器用度Bor筋力Bで判定を行う。目標値は難度+4。 達成値と目標値の差によって、以下の採掘品を得られる。 この時、具体的な内容をイベントチャート(非公開)により決定するので、判定に成功した人は6D6を振る。 1ゾロ:悪いイベントor宝石(イベントチャートの出目を-4する。下限2) 0~3:悪いイベントor宝石 4~5:魔晶石 6~7:銀 8~9:金 10~:イベント 全員が採掘を行う、もしくは採掘を放棄すると1時間が経過する。 この結果、及び結果に付随するイベントを全て終了したのを1回とし、PCたちが望む限り何度でも繰り返すことができる。 尚、1日以上経過するのであれば、保存食及び水が必要とする(セッション中の帰還による補給は不可)。この時、水袋1個には2日分の水が入る物とする。 &bold(){4:ボス戦、あるいは終了の宣言について} 採掘を終了して奥の部屋へ進むと魔剣を守護するボスとの戦闘になる。 この時、ボスはML難度+3とする。また、必ず取り巻きを連れている。 ボス及び取り巻きとして何が出てくるかはダイスにより決定するが、レベルとの齟齬が発生する場合はルルブⅡ改訂版のP324の「魔物の強さを変える」ルールに従って修正を行う。 ボスには必ず剣の欠片が入っている。取り巻きに入っているかは1d6を行い2以下が出たら入っているものとする。 また、それまでに採掘した結果により、以下の修正が入る。 金 :採掘総額/1000点だけボスのHPが上昇 銀 :採掘総額/1000点だけ取り巻きのHPが上昇(人数及び部位割、端数切り上げ) 魔晶石:採掘した総点数だけボスのMPが上昇 ボスの確認を行う、もしくはボスとの戦闘に入ると、以後そのセッションでは採掘は行えないものとする。 ボスの確認を行った時点で撤退をするなら、無条件で撤退できるものとする。 また、戦闘に入ってから撤退をするなら、ボスから50m以上離れた時点で撤退できたものとする(希望するなら撤退してないものとしてもかまわない)。 &bold(){5:経験点と名誉点} 終了して宿に帰還すると、経験点の清算をして成長を行うことができる。経験点と能力成長の計算は以下のとおり。 迷宮の最奥にある黄金のマトックの回収すると、経験点1000点と能力成長1回を得る。尚、この依頼は失敗しても経験点500点と能力成長1回を得られる。 また、迷宮の鍵亭にて難度×3000ガメルの買い物をすると、経験点1000点と能力成長1回を得られる。 倒したモンスターのレベル×部位×10点の討伐経験点とピンゾロ×50点(要するに通常の経験点と同じ) このセッションにおける名誉点は、剣の欠片以外に採掘結果の総額/1000点を得られる。