検索用TAGに特化した辞書を用意する意味。
大手サイトのサービスを海外の人が使おうと思っても言語の壁は意外と厚い。
人に頼むなら翻訳予算や翻訳時の信頼性、自分でするなら外国語の習得、分かりづらく信頼性に劣る自動翻訳、文化の差、サイト側なら外国語化する時の予算やリスク、コストなどである。
だが幾つかの障壁なら低予算で解消することが出来る。
狙い目はテキストや文章に依存しないPixiv等の非言語的サイトにおける検索用Tagの自動翻訳である。
これらのサイトでは登録タグが自動翻訳されるだけで海外の人にとって使いやすい物となる。
Tagの自動翻訳を導入する意味
- タグは短文が多いために、長文を想定した汎用的な自動翻訳ではうまくいかない。
- Webは細かいサブカルに別れ、サブカルごとに独特の定形文が多いために、それぞれに特化した辞書が必要となる。
- タグ検索は多数のWebサービスで使われているために広範かつ汎用的に需要は存在する。
- 海外の人間を呼び込めるのでビジネスチャンスや広告収入が増加する。
- 副次的な効果も期待できる。例えばPixivなら日本の質の高い絵師と海外の仕事が結びつくなどということもありうる、海外では大手サイトですら下手な絵師を使っていることが多くビジネスチャンスは十分にある。
- タグ特化は用意する辞書が小さくて済むので低コスト。
- 多用されているタグから翻訳していけば良いので辞書つくりの優先順位が立てやすい。
- Wikiなどユーザーの協力を経ての辞書作りがあるように、自動翻訳の辞書つくりにユーザーの協力を得ることで更新作業が楽になる。もちろんそのようなシステムにおいてはユーザーとサービス提供者が互恵関係となるようなシステムと文化を作るべき。
もちろんいいことばかりでもない。
問題点
- 外国語でやり取りをするのが苦痛になるユーザーへの対処。
- サーバーの負荷や各種コストの増加リスク
- 海外から掲示板嵐に類する人間が来る可能性が増える
- アクセスが増加しても収入に結びつかないケースはよくある
- 海外相手の広告戦略など手間が増える
署名
ハンドルネーム sina
本名 堀江 伸一
住所 兵庫県加古川市加古川町南備後79-16
最終更新:2008年12月24日 14:59