韓国ドラマ『相続者たち』メイン登場人物紹介

キム・タン役 : イ・ミンホ
18歳、帝国グループ相続者
英国には王族がいて王子がいるのなら、韓国 には財閥がいてその御曹司がいる。それもただの財閥ではなく韓国産業成長に最も 貢献した帝国グループの会長息子。そんな“王子”のタンは王子らしい気品とオーラを持ち、背も高くハンサム、加えて財閥家の相続 者の地位まで持つという、この世の全てを溢れ出すほど全部持っているような男だ。しかし、「溢れ出すほど持っている」ということは 逆に言うと持つ必要のないものも持っていることになる。2人の母、異母兄弟、婚外子…。幼いタンが浴びせられた冷たい視線を理 解するには複雑過ぎた家庭の事情がそれだ。タンにとって家は自分の居場所ではなくただ、だだっ広いだけの空間だった韓国ドラマ dvd。 そんな環 境だからこそ、タンは何の遠慮もなくひねくれ者になれた。財界への影響力で友達を選別し、順位が低い奴らは無視して、苛めた。 傲慢さと見栄で自分を飾り、弱い者には強く、強い者にはさらに強く権力を振るった。子どもの喧嘩が大人の喧嘩にまでなったことは 数えきれないが誰一人帝国グループとは敵になろうとしなかった。タンはそれを知って利用した。それこそがタンが思う自分の影響 力だったのだ。だが、タンが子どもじみた悪さで時間を費やしていた中、異母兄弟のウォンは世界中の有名大学に留学しては学歴を 積み、父のキム会長が病で伏せると、まるで時の流れと共に季節が変わるような自然さで実質的な経営者となった。タンはその時 気づく。本当の王子はウォンだった事を、自分の留学は実は配流だった事を…。

チャ・ウンサン役 : パク・シネ
18歳、貧乏相続者
“シンデレラはガラスの靴を落とし、結果王子様と結婚をしました”で終わる童話を読んだ7歳のウンサンは思った。相続者たち DVD

“シ ンデレラ、あんたそれ全部計算だったんでしょう?”と。その童話は徹底的な計算上の出来事だと信じているウンサンは口の聞け ない母のせいで人より早く大人になった。子どもの頃から母の代わりに光熱費や税金、ローンなど、全てを管理してきたため18歳に しては大人に負けないくらいお金に詳しいが、人前で母と手話で会話するのが恥ずかしく、目の前の母に携帯でメールを送るような、 少女らしいところもある。母が障害者なのも、人の家で家政婦として働いているのも、そんな母を無視する人たちも全部嫌いだが、ウ ンサンが最も嫌なのは、この嫌な現実から脱出できる出口がないことだ。そのせいで一見明るく、強そうに見えるウンサンも心の奥 にはどうすることもできないひどい痣ができている。友人たちは毎週映画や有名なレストランに行って来たと自慢するが、自分は昼 も夜も関係なくバイト三昧で夢や希望を持つなんてお金がある若者の特権だと思うウンサン。そんなある日、普段からロールモデル だと思っていた姉からかかってきた一通の電話。アメリカで留学中の姉がお金持ちと結婚することになったと言うので、ウンサンは母 がくれたお金を直に渡すからと言って飛行機に乗り込んだ。二度と戻らないつもりで…。しかし、アメリカで出会った自分の“憧れの 人”はアルコール中毒の男と同居するしがないウエイトレスだった。裏切られたと感じたウンサンは姉と大喧嘩して街へ飛び出す。そ んな時、タンと出逢うがその出逢いこそ彼女を巡る全ての始まりだったのだ。

最終更新:2014年06月17日 15:52