キャプチャには2種類あります。
スクリーンキャプチャー
パソコンのキーボードにある「Prt Sc」と同じく
画面の表示されているデータを画像、または動画ファイルにすることです。
ビデオキャプチャー
ビデオキャプチャーはアナログ映像信号をデジタル映像への変換を示します。
出力されるデジタル映像はパソコンで操作可能なファイルになります。
対照的に元々デジタル信号の映像を映している画面をキャプチャーすることを「スクリーンキャスト」と言いますが、
どちらもパソコンに表示される映像情報を取り込み保存する行為として「キャプチャ」として認識されています。
前者はキャプチャーボードが必要となりますが、
後者はソフトやアプリケーションだけで行えます。
DVDプレーヤー・VHSプレーヤー、テレビゲームなど、通常テレビに接続して使うAV機器を
パソコンに接続できるようにするハードウェアとして考えて頂ければ良いと思います。
キャプチャーボードにも大きく分けて2種類あります。
パソコン内部(PCI/PCIExpress)に接続する拡張カードと
パソコン外部のUSBポートなどに接続するハードウェアがあります。
このサイトでは主にハードウェアの製品について説明しています。
■ エンコード
入力で入ってくる信号を動画ファイルとして保存する際に、「エンコード」という変換プロセスも経過します。
出力される動画ファイルは「Mpeg-2」形式が多いが、「Mpeg-4」形式も最近普及している。
このエンコードもパソコンのソフトウェアで行う物と、ハードウェアで行うものがあります。
ソフトウェアエンコードは入力映像とパソコン上の映像とで遅延は発生しないため、
ゲームなどのキャプチャもパソコンの画面上で見て出来ますが、
パソコンのCPUの性能に依存するため、パソコンの性能が低いと
映像が乱れたり、映像がカクカクします。
尚、アマレコTV等のフリーのキャプチャーソフトが使えるのが非常に便利な点です。
(参考例:インターナル社EasyCAP)
パソコンの性能が良いほうで、
パソコンだけでテレビゲームを遊んだり録画したりしたないらおすすめです。
ゲームのライブ配信などにも向いています。
ハードウェアエンコードはパソコンの外のキャプチャーボードの中でエンコードが行われるため、
遅延が発生してしまいます。
しかしパソコンの性能がイマイチでも不具合が発生しにくく、
遅延が発生して困る場合は「パススルー」で他の画面でリアルタイムの映像が見れる仕組みも
取り込んでいる場合が多い。
専用のソフトやドライバーが必要になります。
(参考例:インターナル社EasyCAP HD)
パソコンのスペックが低め、或いは他に動作の重いソフトをよく使っている場合は
動作が安定したハードウェアエンコードがおすすめです。
■ 音声のキャプチャー
アナログ音声のデータをデジタル音声に変換する過程も
キャプチャーに似ています。
カセットテープなどの音声をパソコンで扱えるMP3データに変換して、
保存することで、アナログ音声を劣化から守ったり、
カセットをCDに変換する事が出来ます。
(参考例:インターナル社EasyCAP オーディオ)