テンポ・アドバンテージ

一言で言うと、どれだけマナを効率良く用いて対戦相手との展開に差をつけるか、の尺度。
ボード・アドバンテージカード・アドバンテージと密接な関係にあり、相互変換が可能。

以下、一例。
プレイヤーAとプレイヤーBが、それぞれ6枚の土地を場に出した状態。
プレイヤーAが(4)(緑)(緑)のマナを支払って戦場に出した《ロウクス/Rhox》を、プレイヤーBが(1)(黒)マナの《恐怖/Terror》で破壊した場合、プレイヤーBは4マナ分のテンポ・アドバンテージを得たことになる。
プレイヤーBが、余った4マナで《ファイレクシアの盾持ち/Phyrexian Scuta》を唱えた場合、プレイヤーBはクリ―チャー1体分のボード・アドバンテージを得る。
プレイヤーBが、余った4マナで《集中/Concentrate》を唱えた場合、プレイヤーBはカード2枚分のカード・アドバンテージを得る。
ただし、プレイヤーBがその4マナを使わずに次のターンを迎えた場合、4マナ分のテンポ・アドバンテージは失われる。

このようなテンポ・アドバンテージに特化したデッキをテンポデッキと呼ぶ。

以下、一例。
Canadian Threshold (レガシー)
① 軽量カウンターで対戦相手の呪文を打ち消すことでテンポを稼ぐ。
《火+氷/Fire+Ice》の火/Fireで1体2交換を行い、テンポを稼ぐ。
《不毛の大地/Wasteland》《もみ消し/Stifle》、《火+氷/Fire+Ice》の氷/Iceで対戦相手の土地を縛ることで中~高マナ域の呪文を手札で腐らせ、何もさせずに次ターンを迎えさせてテンポを損失させる。
④ 除去され難く、マナコストに対して破格の戦闘能力を持つ《敏捷なマングース/Nimble Mongoose》《タルモゴイフ/Tarmogoyf》をアタッカーに据えることで、テンポの損失を最小限に抑える。


最終更新:2013年07月07日 00:56