1997
Uhlig
A toolkit for analyzing nonlinear economic dynamic models easily
興味深い論文です。著者は、Humboldt大学の先生です。この論文のテーマは、対数線形近似法を紹介した論文である。実物的景気循環理論のモデルは、確率的動的計画法で表現できる。ただし、確率的動的計画法は、解析的に解くことはできない。そのため、数値解法により、解く必要がある。多くの経済学者が、いくつかの確率的動的計画法を解く数値解法を提案している。それらの手法は、「精度」と「
スピード」のジレンマに悩まされる。「スピード」をとれば、「精度」を犠牲にする必要がある。「精度」を取れば、「スピード」を犠牲にする必要がある。対数線形近似法は、その中で、最も人気のある手法である。米国では、対数線形近似法に並んで、LQ法も人気がある。ただし、日本では、LQ法は人気がなく、対数線形近似法が圧倒的人気である。例示されたモデルは、労働供給は弾力的だが、準線形モデルを使用している。対数線形近似法は、局所モデルなので、「精度」に問題がある。関連文献として、Campbell(1994)等がある。
最終更新:2011年01月31日 22:38