サーバリックスの効果とは? > サーバリックスの成分 > まとめ

先ず、サーバリックスが不妊ワクチンだと公言している人達がいますが、不妊を引き起こす成分は一切含まれていません。確かに避妊ワクチンというワクチンは存在します。避妊ワクチンの仕組みは「精子または卵子を構成する特殊なたんぱく質」を体内に入れ、このたんぱく質を体内防御反応(免疫応答)で攻撃させて、抗体を体内に生成させます。しかし、サーバリックスにはその「精子または卵子を構成する特殊なたんぱく質」が全く含まれていないのは添付文書の成分表をみれば明らかです。

サーバリックス不妊論者は『「精子または卵子を構成する特殊なたんぱく質」+「アジュバントその1」で動物の避妊ワクチンを作った。そして「アジュバントその1」を改良して「アジュバントその2」を作った。さらに「アジュバントその2」を改良して「アジュバントその3」を作った。この「アジュバントその3」がサーバリックスに使用されているアジュバントである。よってサーバリックスは不妊ワクチンである。』と結論づけていますが、大変馬鹿げています。「精子または卵子を構成する特殊なたんぱく質」が含まれていないのに何故不妊になるのでしょうか?

予防効果などを考えずに成分だけをみての結論は、サーバリックスとは不妊を引き起こす要素は全く存在せず、子宮頸がんウイルスに感染することなくHPV-16/18型のウイルスに対する抵抗力(免疫力)をつけ、添加されているアジュバント(水酸化アルミニウム)の量は健康にとってほとんど問題がないくらい微量であり、そのアジュバントを活性化させる薬剤(3-脱アシル化-4'-モノホスホリルリピッドA)は毒性のあるリポ多糖を改良しほとんど毒性のないものとしてアジュバントを補助している。極めて優秀なワクチンであるといえます。


また、サーバリックスは日本が導入する前にすでに100ヶ国以上の国々で使用されており、日本はサーバリックス後進国とまで言われています。それらの国々で未だにサーバリックスで不妊になったという様なことは起きていません。これはサーバリックスにより不妊になるというのは全くの嘘・デマであるというこの結論を補強するものでしょう。

なお、当サイトの ワクチンとは? アジュバントって何? も合わせて参照して頂ければ幸いです。
最終更新:2011年02月25日 23:13
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