twitterやネットの掲示板などで情報収集をする上での注意点をいくつか。
「極論」「話題のすり替え」「レッテル貼り」に注意する。
いわゆる『声の大きな人』に惑わされないということです。極論や過激な表現を用い、自分と意見の違う人に対して攻撃的にぶつかる、そのような書き込みは少数ですが存在します。
また、全く別の話をしているにも関わらず、突然「嫌韓」「右翼」「ネトウヨ」などの単語を使い論点をすり替えようとする人や
発言者に「差別主義者」などのレッテルを一方的に貼り付け人格そのものを否定し、議論そのものを台無しにしようとする人もいます。
これらは、本気で言っている場合、単にその人の機嫌が悪い場合、荒らし目的、愉快犯など様々です。
このような攻撃的な発言はそれ自体がどうしても目につきますし、反発を招きやすいので口論のようになり「言い争いをしている怖い人たちがたくさんいる」ように見えてしまいます。
冷静に全体像を見れば、誰がまともなことを言っていて誰がおかしなことを言っているのかはすぐに分かります。
またそういった「荒らし」に反応してしまうともっと荒れてしまうケースが多いので、『荒らしはスルー。相手にしない』というマナーがネットの掲示板などには存在します。
ネットなどに慣れていない人はこのような点に注意してみるとよいでしょう。
「前提条件」に注意する。
場所や人にもよりますが、ある程度の知識を持っていることを想定・前提条件として話をしている場合があります。何も知らずにその書き込みを見たあなたは「こいつおかしなこと言ってるな」と感じてしまうケースがあるかもしれません。
知らないことは恥ずかしいことではありませんが、知ろうともせずにうかつに手を出してしまうと手痛い反論をくらって恥ずかしい思いをすることになりかねません。
「おかしい」と思ったらまず調べる質問する。またはしばらく静観して様子を見る。直感的に行動せずに一呼吸おいてみるとよいでしょう。
情報の「匿名性」と「信頼性」の関係
twitterなどでは顔や名前を公開して自分の意見を発信する人もいますが、多くの場合ネット上での発言には匿名性があります。
自分の姿を隠して発言ができるので無責任に好き勝手なことが言える、という理屈です。確かに誰が何のために言っているか分からないようなことを過度に信用してしまうのは考えものですね。
ですがここにも落とし穴があります。
逆に『顔や名前を公開しているからといって信用できるわけではない』ということです。
ごく稀にですが、『私は身分を明かしてリスクを背負って発言しているから、ネット上で無責任なことを言っている人たちよりも正しい』という理論を展開する人が存在します。
一見するとまともなことを言っているように感じてしまいます。確かに、もし目の前に正体不明の男とテレビでよく見る美人のアナウンサーがいて、二人が別々のことを言っていたら、アナウンサーのほうを信じてしまう可能性が高いでしょう。
でも、冷静に考えたら詭弁ですよねこれ。
アナウンサーだって間違ったことを言うこともありますよね。
情報の信憑性に対して『発信者』というラベルは判断材料にならない、ということです。
最終更新:2011年08月21日 18:49