カオスドラマ消滅編 過去ログ『芽』Ⅳ

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カオスドラマ消滅編 過去ログ『芽』Ⅳ - (2018/03/04 (日) 12:31:34) の編集履歴(バックアップ)


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――― 某街中 ―――


――― ド グ ゥ オ ン ッ ! ! ド ゥ ン ッ ! ! ド グ ォ オ ン ッ ! ! ! (廃退した灰色の街―――見えざる二つの影が激突し合う)


レイラー(アルティメット)(※以下:レイラー)「―――――― フ  ォ  ン  ッ (傾倒したビルの残骸の先端に降り立つ) ……… (腕を束ねて、鋭い眼光に対峙する影を静かに見据える) 」

諧謔の歪「――― ズ シ ャ ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ン ッ … ! ! ! (陥没した黒い地面に降り立ち、崩壊する世界に輝く唯一の"太陽"に嫌悪をむき出す様に牙を向き、対峙する)…余は森羅万象を司りし存在…世に生きる生命を超越せし者…――― 故に余は越えられぬ。(ふつふつと込み上げてくる憎悪が、その醜悪な肉体の内側で脈打つ鼓動に呼応している) 」

レイラー「気の利いた冗談だ、そいつは面白い。聳え立つ狭間の壁があれば、それは超える為にあるものと認識する。優劣つけられるのは癪に触るんだが、今は貴様の戯言通り俺が超える側になってやるよ(破裂しそうな憎悪とは真逆に、禁忌を脅かす程の強大なる力を勢威を表面には出さず、小さく笑みを浮かべる) 」

諧謔の歪「哀れなり…脆弱たる畜生よ。汝等は世に生まれし時より既に"余"の血肉よ。紅(あか)き空が産声あげし時、余は永き眠りより醒める…再び畜生を平らげ、世を混沌に堕とさんが為に。人よ、獣よ、蟲よ、星よ…!余の腹に汝等の骸が納まることを赫々たる最期と思ひながら…その身を捧げるがy――― ド グ ゥ オ ッ ! ! ! (――――!!?)(たび重なる憎悪を吐き出すかの如く熱く語り出していたその時、顔面に重い一撃がめり込み、よろめいた) 」


BGM♪



レイラー「――― フン、悪ぃな。流石にもうその聲(こえ)にはうんざりしてきたところだ。(歪が立っていた個所に佇み、何度も握り拳をつくっては瞳を固く閉ざす) さあ来いよ。テメェの与太話はもういいんだ。さっさとかかってきな。(凛とした眼差しで悠然と身構える)」

諧謔の歪「…ォ…ォォ…オ…ッ…!!(顔面を抑えていた手を払い、レイラーに一歩詰める)…汝の罪は重いぞ―――― ム゛ウ゛ウ゛ゥ゛ン゛ッ゛!!( ゴ ゥ ッ ――――― ズ シ ャ ア ア ァ ァァ ッ ! ! ! )(肥大化した右腕で前方の虚空を殴りつけると、大気中に凄まじい振動が迸り、それが強力な衝撃波となってレイラーを吹き飛ばす) 」


――― Vs 諧謔の歪 ―――


レイラー「ブォ!(衝撃波の波を受け、後方に体を浮かすが)どうしたァ!(先ほどまで抑えていた動力を解放すると、諧謔の歪の衝撃波を塵が如く壊滅させる)シュインシュイン……(金色の粒子が溢れ出し、グッと握りこぶしを作ると)ハッ!!(まるで真似事ではあるが、歪みへと大気を揺がす衝撃波を飛ばす) 」

諧謔の歪「――――ッ!!?( ド グ ゥ オ オ オ オ ォ ォ ン ッ ! ! ! )(反射されたかの如く返された衝撃…否、自らが放ったものの倍となって返ってきた衝撃に両足を浮かされる)ズググググ…ッ… ! ! ! …ヌググゥア…ッ…!畜生風情が余の真似事など…おこがましいと知れェッ!!シエ゛エ゛エ゛エ゛ェ゛ェ゛ェ゛イ゛ッ゛!!!(掌を地面へ突きつけると地面から黒棘が幾重にもなって突出し、レイラーを串刺しにせんと襲いかかった) 」

レイラー「ヒ ュ ン ッ ――― フ ォ ン ッ――― バ キ ィ ッ ! ! ! (瞬間移動による高速回避や裏拳で破壊しながら棘の嵐を掻い潜る)―― ガ シ ッ ! (歪の横腹を掴み上げ――)――吹き飛べぇッ!!( ド シ ュ ア ァ ッ ! ! ! )(手中に生み出した気弾を零距離で放ち、歪を上空へと打ち上げた)」

諧謔の歪「ヌグォ…ッ…!?(気弾と共に打ち上げられ――――) 」


―――――― ド グ ゥ オ オ オ オ オ オ オ オ オ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ォ ー ー ー ー ー ン …ッ… !  !  !  ! (打ち上げ花火の開花。歪色の火花が、死んだ大地の上に降り注ぐ)


諧謔の歪「グゥ…ウウウゥ…ッ…!(そのまま上空に停滞し、地上のレイラーを憤怒の困った形相で見下している) グ グ ッ … グ ッ … ―――― ド ゥ ッ ! ! ! (限界まで拳を引き、虚空を目がけ殴りつける。するとその剛腕は空間を文字通り"貫き"――――― 距離のあるレイラーの横腹にその拳が炸裂した) 」

レイラー「ドゴォ!!(脇腹に慣れない感触を味わい、目を開く。目を、開きリアクションこそ見えたが)ガ ッ シ ィ ッ!(痛みに対しての反撃。突出してきた歪の腕を潰す勢いで掴み取り)グ イ ィ――ッ!(豪腕だけで空間を貫いて着た諧謔の歪を、その本人ごと空間を”貫かせるよう”自らの手前に引っ張り上げ)”シャイニングショットガン(ぶっ放すぜ)!”(歪の腹部に貯めた拡散弾の星を零距離で放つ) 」

諧謔の歪「ヅッ゛ッ゛ッ゛!!?(思いもよらぬ出来事だ。万物を超越する存在が繰り出したその一撃を耐えきれる者はおろか、それを逆手に取る者がこの世に存在したということを―――)―――グオ゛オ゛ォ゛ォ゛ン゛ッ゛!!??( ズガンッ――ズガンッ―――ズガンッ――― ズシャアアアアァァァァーーーンッ ! ! ! ! )(星をその身に喰らわれ、建物を次々と貫通しながら吹き飛ばされる)…パラパラ…ッ…――― グゥ…ッ…(瓦礫の中から起き上がる。その黒い肉体は脆弱そうでありながら、依然傷一つついていない。その事を視認し、再び上空へと跳び上がる) 」

レイラー「……。(遥か先へ吹き飛んでもその醜悪体は嫌でもはっきりと確認できる。赤い空を背景に空に佇む歪を仰ぎ、悠然と待ち構える)」

諧謔の歪「ヴ ュ オ ワ ン ッ ――― ジ ャ キ ィ ィ ン ッ ! ! (左腕を天高く掲げると灰色の光刃をその腕に纏い、虚空を薙ぎ払う)ヌエエアアァッ!!!(ズ ラ ラ ラ ラ ラ ラ ッ ―――― ジ ャ キ ン ッ ! ! ! )(背面に16本の光刃を展開) 裁きの刃を受けるがよいッ!!!( シ ュ ド ド ド ド ァ ッ ! ! ! )(光刃それぞれが複雑軌道を描きながら高速で飛び交う。その標的は無論、レイラー唯一人) ギエ゛エ゛エ゛ェ゛ェ゛ーーッ゛!!!(そして追撃を仕掛けるかのごとく左腕に纏った光刃で上空より急襲する) 」

レイラー「バ ァ キ ィ ! !(1本目の上級左前方の顔面に迫り来る光刃を、左裏拳で退かすよう打ち砕く)バ キ バ キ ッ !(死角、右方向真横から突き出して来る2本目の光刃はフリーの右腕で刃から掴みあげ、右上方から振り注ぐ、喉に向けた3本目の光刃を掴み上げた光刃で振り上げて砕く)バギャァッ!(真正面、4本目の光刃を、振り上げた光刃で叩き砕き、武器を消滅)ガ シ ャ ァ! !(左から胸部を横に抉る5本目と、右から腹部を抉る6本目をガッと掴み)バ ッ バ キ ャ ァ !(背中から襲いかかってきた7本目、8本目に対し、振り返り樣に掴んだ双刃で叩き割る) 」

レイラー「バ ギ バ ギ バ ギ シュバン ! !(奇襲の光刃を狙撃し終えると、反転の慣性を殺さないまま、5、6本目と共に回転斬りを繰り出す。左真横の9、地面を抉るような低空から襲いかかる10、再び喉を狙いくる11本目の光刃へ、回転斬りの軌道を合わせ砕いていき、双刃をバッと上空へと投げつける)パキパキィ!(手前まで襲いかかってきた12、13本目を投擲した刃で砕き)ズガンッ!!(残り正面の3本、自ら地面を叩き割ると、地は抉れ畳み返しのように地壁が立ち光刃の勢いを全て消す) 」

レイラー「スッ(残った17本目の刃へ対抗すべく、左腕を垂れ下げると)ヴォンッ!!!(腕自体がレーザーソードのような鋭利且つ消滅的な姿形となり、奴の攻撃に合わせ腕を振るう) 」

諧謔の歪「 ガ キ イ ィ ィ ―――― ン … ッ …  ! ! ! ! (16本の光刃の欠片が砕け散っていく中、レイラーの光刃と激突し残響が空へ)…フゥー…ッ… ! ! ! フゥウウゥゥーーッ… ! ! ! (蒸気にも似た勢いづいた吐息と共に、目と鼻の先のレイラーを睨みつける) 」

レイラー「ギチ…ッ…ギチッ、ギチッ…… ! ! (拮抗する剣戟から火花が散る)…俺にも"このくらい"はできんだぜ。(大胆不敵な笑みを浮かべ、鍔迫り合い状態から水平蹴りで距離を保った) テメェは「俺等」の嫌いな奴等の真似すんのが随分お上手じゃねえか。そうやって、ずっと『物語』(ここ)を俯瞰(み)てたんだろ?悪趣味な奴だ。…だからあえて言うぜ。そうやって取って付けただけのハリボテの憎悪じゃ―― 俺は殺れねぇ。」

諧謔の歪「ズザザァー…ッ… ! ! (水平に蹴り飛ばされ、互いに距離が開く)……「不滅」…「革命」…「断罪」…「支配」…「破壊」…「固執」…「正義」…「復讐」…「災厄」…「絶望」…「裁判」……―――――ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ン゛ッ゛!!!キ ュ オ ォ ―――― ン … ッ … (肥大化した右の掌に開眼した重瞳に赤黒の邪気が集束――)―――   ド   オ   ゥ   ッ   !   !  !  (万物を滅ぼす悪しき閃光を直線状に放った) 」

レイラー「殺れねぇっつったろうがァァァ―― ッ !ヅ ガ ガ ガ ァ ! !(両足を地に付け、瞬時に金色の粒子は波状に身から溢れ出す)よっしゃァァァアアア!!!(対象を、概念ごと屠るであろうその閃光に対し、金色の粒子と共に突撃する)ヅガガガガガガガガガァァァァアアアアアアーーーーッッ!(閃光に呑まれるも、その姿、宛ら”無敵”であり、民族衣装も焦げ一つ付かず閃光の発生源まで通り抜ける)ズドンズドンズドォォオオン!!!(傷もまともに付かず、歪の目前まで迫ると 左拳で命中率の高い左胸に打撃→右腕による肝臓打ちで一回り巨大な図体、体勢を崩そうと試み→逆サマーソルトキックで脳天を砕く光速打撃連携を繰り出す)」

諧謔の歪「グァ――――ッ!!??(ド ッ、 ゴ ォ ッ ―――― ズ ギ ャ ア ア ア ァ ァ ァ ン ッ ! ! ! )(隙の無い連撃に地にねじ伏せられ、自身を中心に土煙が舞い、地割れが引き起こる) 」

諧謔の歪「……ゴ…ゴガガ…ッ…! グニュルル…グニュン…ッ… ! (蛇のように身体を撓らせながらゆっくりと起き上がる。レイラーの猛攻を受けてもまだその身体に掠り傷一つもついていない)…余は不老…!余は不死…!!余は不滅ッ!!!永劫にして万能たる存在であるが故に…!!(レイラーの攻撃により受けた傷は完治するものと思われた…しかし―――) 」

レイラー「…テメェ、俺が何者か聞いていなかったか。(自らを親指で指し示す)――― "不可能を可能に変える者" ――― テメェが天下無敵だろうが、そんなこと、俺の知ったことじゃねえ。もう気づいてんだろ…―――― 「無敵」ってのは敵じゃ無(ね)ぇんだよ。(歪を指す)」

諧謔の歪「――――!!?(無敵能力は健在――しかしそれはレイラーには通用しない代物。レイラーから受けた傷"だけ"は完治していなかったのだ)…ヌグァ…笑止千万ッ!!!!( バギュアァッ ! ! ! バギュアアァッ ! ! ! )(天から幾つもの黒い稲妻を落とし、レイラーに向けて降り注がせる) 」

レイラー「バギュアアァッ ! ! ! (蟠りの稲妻はレイラ―に直撃すると、周囲の空間から雷鳴による煙が発生する。硝煙は軈て薄れ、稲妻を受け切った時と一寸も動じていないレイラ―の姿が現れる)それは俺の台詞だ(指したままの指先に粒子が集中)ダンッ!!(牽制でもなんでもない、一発の金色の弾丸を歪に発射) 」

諧謔の歪「 ダ キ ュ ン ッ ! ! (黄金銃弾が心臓部を貫通――出血のように黒い瘴気が音を立てて漏れていく)…余を愚弄するか…畜生の分際…デガ…ガ、ガ…―――― ム゛エ゛エ゛エ゛ェ゛ェ゛ア゛ア゛ッ゛!!!(細い左腕に纏われた邪気が刃状に突出し、剣と化した腕を振って斬撃を見舞う) 」

レイラー「よく言うぜ。胸糞悪ぃ奴等を愚弄してるテメェがよ…―――― 最も胸糞悪ぃんだ!(光剣で応戦)」


ガキィンッ、 カキィンッ ! ! ガキャァンッ、 キィンッ、 カァンッ、 ギャアンッ ! ! ! ザ キ イ イ ィ ィ ン … ッ … ! ! ! ! (交り合う閃劇。切り裂かれる大地、断裂するビル、瓦解の音、地響き ―――)


諧謔の歪「 ヌ゛ グ ア゛ ァ゛ ッ゛ ! ! (剣戟後、肥大化した剛腕を勢いよく振り抜いた) 」

レイラー「づ え゛ あ゛ あ゛ ぁ゛ ッ!!!(歪の剛腕に合わせ、勢いよく踏み込んだ後に拳を振う)」


――――  ド     グ     ゥ     オ     オ     ォ    ン   ッ  !  !  !  ! ――――(互いの拳が激突し合う。二人を中心に地面は陥没、取り巻きの廃の群れは瓦礫と共に消し飛び、赤い空に更なる亀裂が進行する)


諧謔の歪「 ヌ゛ エ゛ エ゛ エ゛ エ゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ッ゛! ! !(底知れぬ憎悪を全面的にむき出した気迫を放ち、そのまま圧倒しようと踏み込む) 」

レイラー「ググググッ……!(拳の押し合い、重力も付随したその拳におされ、揺れ動きながら僅かに押されるが)じ ぃ゛ あ゛ あ゛ あ゛ あ゛  ア゛  ア゛ ッ !   !(負けじと雄叫び、今度はこちらから歪の巨腕を徐々に、徐々に押し返していく) 」


ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ ゴ … ッ … ――――――― メ キ メ キ メ キ ャ ァ ッ … ! ! ! ! (光と闇の衝突―――崩壊する世界の中心から、その衝撃が大気と大地を伝わり、全世界へと響き渡った)


諧謔の歪「 ヒ ュ ォ ン ッ ――――  ド  ゴ  ォ  ッ  !  !  ! (拮抗する拳の力の軌道を無理矢理下へ逸らすことでレイラーの空ぶりを意図的につくり、その隙を付いた強烈な膝蹴りを炸裂させる) ――― ド グ ゥ ッ ! ! ! (間髪入れず右腕の剛腕でアッパーを繰り出した) 」

レイラー「 カ ハ ァ … ッ …! (紫電の如き衝撃を腹部に受け、初めて"吐血"―――) づ ぁ ッ … ! ( ド ッ ――― シ ャ ア ァ ッ … ! ! )(続く第二撃に宙を浮かされ、そのまま地面へ横転する) …… …… ……(終始圧倒すると思われた英雄がうつ伏せに倒れ込んだ) 」

諧謔の歪「…終焉ぞ――――― ズ ギ ャ ア ァ ッ ! ! (左腕に光刃を纏い、その切っ先を横たわるレイラーの心臓部に狙いを定める) 」

レイラー「…… …… …… ……―――――――――― ピ ク … 」

諧謔の歪「余こそが凡てなり… 喰らえ、万死を…ッ…!!!( ヒ ュ ォ ァ ッ ! ! )(その凶刃を以て止めを刺そうとするが――――) 」

レイラー「ググググッ……(筋肉の繊維が、皮膚下で膨張して行き)ゴゴゴゴゴゴゴゴッ(視認出来る程のオーラが瞬時にレイラーを纏う)ドゥオリャァァアアアアアーーッッ!!(俯せた体勢から、気を放出しながら飛び上がり、歪の刃を阻止する)ギ ュ イ ン ギ ュ イ ン ギ ュ イ ン ギ ュ イ ン ギ ュ イ ン ギ ュ イ ン ……(精神エネルギーは最早轟音であり、何処からか”線”を超えたような、目視させることの出来る強さを表す)そう焦んなよ。」

諧謔の歪「ウ゛ゥ゛…ッ゛…!?(溢れんばかりに放出される黄金の気に左腕を弾かれ退く。徐々に高まるその爆発なきを前に、一瞬、焦燥が駆ける。そして気付く――― 万物を超越する自分が、己以外のすべてを見下していた自分が、今まさに、その「玉座」が転変する恐れがあることを―――) 」

諧謔の歪「…寒慄…恐怖…焦燥… 余が……余には有り得ん…ッ…!!余は君臨す…全ての生命の天上に…ッ…!!汝は……汝は決して余は越えられぬ…ッ…!!!! 」


ピ キ … パ キ ャ … … パ リ ィ ィ ―――――――― ン … ッ … ! ! ! (亀裂の生じた空間が割れ、中から跳び出てきた無数の鎖が諧謔の歪の背中に打ち込まれる。砕けた空間の内側から、鎖を介して歪んだエネルギーが諧謔の歪に注ぎ込まれていく)


諧謔の歪「オ゛ォ゛ッ゛……ウ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ォ゛ッ゛!!!( ズ グ グ グ グ ッ … ! ! ! )(エネルギーを抽出することで全身が一回り、二回りと巨大化し、より研ぎ澄まされた憎悪が放出される) ―――― ズ シ ャ ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ン ッ ! ! ! … シ ュ ア ァ ァ ァ ァ … ッ … (一度の踏み込みで大地を抉り、吐息と共に漏れる黒い瘴気で空間が歪みを帯びていく)…ヨバババ…ッ… 余ハ…不滅ニシテ完全ナル生命ナリ… 余ハ"運命"ヲ超越セシ生命ナリィィ…ッ…!!(両腕を広げ、怨嗟の叫びを轟かす) 」

レイラー「……(かける言葉も見つからないのか、ため息を零す) 惨めなもんだ。そうしてまた弱ぇ自分を塗り替えようとするんだからな。…パ キ ィ ー ン ッ ! (―――“マターリ”―――)(掌を合わせ、暴発する自らの気を鎮め全身に凝縮する。気の流れは穏やかになったものの、その流動する力は更に高鳴っていく)」

諧謔の歪「余ノ全身全霊ヲ以テ凡テヲ平ラゲン…――――― ヌ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛エ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ッ゛!!!!(胸部まで勢いよく裂けた口から咆哮し、陽炎の様に歪む右腕の剛腕を振り被り、殴りかかる) 」


BGM♪



レイラー「おいおい、随分男前になったじゃねェか(合わせた掌を下ろし、歪の中心部を視野に抑えたまま)ギュインッ!(歪の剛腕が己に届かぬ内に懐に潜りこみ)ヅダンッ!!(その巨体の腹部にまず一撃の右スマッシュ)ギュインッ(離した右腕に気力を注ぎ)ヅッガァァアア!(魂をも焼きつくような閃光のアッパーで、歪の胸部を殴り抜ける) 」

諧謔の歪「 ヅ ダ ン ッ ―――――  ド   ゴ   ォ   ッ   !   !   ! ( ―――― ! ! ! ? )(先程レイラーを圧倒した自らの技で反撃されるとは思いもよらぬだろう。驚愕する間もなくレイラーの苛烈な一撃に全身に紫電が迸り、一瞬身動きが取れなくなる) 」

レイラー「どうしたァ!!( ゴ ォ ッ ! ! )憎悪に身を任せたその図体が!( メ ギ ン ッ ! ! )俺の速度にはついて来られねえかァ!!?( ドッ、ゴォッ ! ! ドドドッ ! ! バキッ、ドギャァッ ! ! ! )(その後猛激なラッシュを叩き込みながら圧倒し、最後の一撃で大きく殴り飛ばす) 」

レイラー「お熱くなるのは結構だ…が、俺の"熱さ"を越えられるかな。( ダ ン ッ ――― ボ オ オ ォ ォ ォ ッ … ! ! ! )(空間を貫く勢いで駆け抜ける。右腕に光剣を纏い、地面すれすれに剣を振り抜く。それにより生じる摩擦熱で発火する剣)グルンッ―― ズボアアアァァァッ ! ! ! (螺旋を描き、その火炎を身に纏いながら接近する)」

諧謔の歪「―――――!!!!(殴り飛ばされた後に態勢を整え直したその間、目と鼻の先でレイラーの接近を許してしまい―――) 」

レイラー「ゼイリャアアアアアァァァァ!!!(ザクザクザクザクザクザクッ!)(歪の胴体に次々と聖火の痕を乱れた形で残していき)ゾオオォォオオオオリヤァァアアアア!!!(振り上げた劔を真一閃に、歪の頭部中心へと振り下げる) 」

諧謔の歪「グォッ…オオォォッ…ウグォオオオアアアァァッ!!!(全身を焼き焦がす銃弾の如き一撃が次々と全身を抉り出し―――)―――ン゛ギ゛ャ゛ア゛ア゛ア゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ア゛ア゛ア゛ア゛ァ゛ァ゛ァ゛ーーーッ゛ ! ! ! !(全身に刻まれた赤い閃が、身を纏う"歪み"を焼き焦がした) ジ ュ ゥ ゥ ゥ … ッ … ゴ…ゴガッ…ガ…ッ……―――――ム゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ウ゛ゥ゛ゥ゛ン゛ッ゛!!!(激しい痛みに悶えた後、右腕を掲げ、振り下ろす。それは、天上より何かを呼び起こす引き金となる―――) 」


ズ  ゴ  ゴ  ゴ  ゴ  ゴ  ゴ  ゴ  ゴ  ゴ  ゴ  ゴ  …   ッ  …  !  !  !  !  !  ! (割れた天蓋より迫る"凶星"――― 歪によって呼び起こされた数多の隕石が雨の如く降り注ぐ)


レイラー「 ニ ィ ッ ―― 随分でけぇ飴ちゃんだな。(音速を超えて隕石のもとへ飛翔) ガ ッ … ――――― シ  ュ  オ  ン  ッ  ! (両手の付け根を合わせ狼の牙を思わせる構えを取ると、そこで瞬間的に消える) 」


ド ッ ―――― ゴ ォ ッ ―― ボ ゴ ォ ン ッ ―――― メ ギ ャ ア ァ ン ッ ―― ド グ ゥ オ ァ ッ ――― バ ゴ ォ ン ッ ―――――― ズ ギ ャ ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ン ッ ! ! ! ! (地上へ差し迫る隕石の一つ一つが瞬く間に粉砕し、その残骸が焼き菓子のようにぼろぼろと崩れ落ちていく)


レイラー「――― シ ュ オ ン ッ (あえて壊さず残しておいた最後の隕石の下へ姿を現し…)―――― ガ  ッ   !  !  ! (それを"片手で掴み上げ"――)――― そおおおらああああぁぁーーーーッ!!(歪へ"投げつけた")」

諧謔の歪「―――――!!!??( ゴ ッ ―――― ズ ギ ャ ア ア ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ン ン ッ ! ! ! ! )(隕石を投げ返すという、単純かつ豪快な、超人の域を越えたその業に仰天。迫る隕石を受け止めようと両腕を広げるもそのまま大の字に吹き飛ばされる) 」


――― ド ギ ャ ア ア ア ア ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ァ ア ア ア ア ア ン ッ ! ! ! ! (隕石に呑まれた歪はそのまま山に激突。そびえ立つその山に"風穴"が開かれ、大きな土煙を上げて崩壊した)


諧謔の歪「パラパラ…ッ… ……グゥゥ…ヌグゥゥ…ッ……!!(瓦礫と土煙の中から左腕で顔面を抑えつけながら現れる)…有リ…得ヌ…ッ…… 天ヲ超越スルハ…余唯一人ナリ…ッ…!汝等…下種ナ生命如キニ…余ガ後レヲ取ルナドト…!!(なおもレイラーに抗おうとするが、無敵の身体に蓄積されたダメージは"その無敵をも超越"したのか、ついに膝をついてしまう) 」

レイラー「シ ュ オ ン ッ (地上へと移動すると、両足を破壊された地につけ、コツコツと歪へと歩み寄る)――(何も語る事などなく、そして……)コツッ(何も攻撃をする事なく、膝をついてやっと目線の位置につく歪の顔面部と視線を合わせて静止する) 」

諧謔の歪「ォ…ォ゛ォ゛…ッ……!…余ヲ…愚弄スルカ… 余ヲ…蹂躙スルカ…ッ……!(対峙するレイラーと交わす視線に、憤怒や戦慄など、ありとあらゆる負の感情を剥き出しにする) 汝等…赦サレザル者… 余ガ必ズ断罪ス……ッ… 死シテ尚…永劫ニ、罪ノ業火デ焼キ尽シテヤラン…汝等ダケハアアアアアアアアァァァァァツ!!!!( ボ ゴ ォ ン ッ ! ! ! )(突如体が風船の様に大きく膨らみ出す。肥大化する身体はやがて丸みを帯び…) 」

諧謔の歪「オグォ……グォ…ゴゴ…ッ…――― オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ オ゛ ォ゛ ォ゛ ォ゛ ッ゛ ! ! !(    パ   ァ   ン   ッ   !   !   )(跡形もなく盛大に破裂。ついに世界を脅かす災厄の権化が潰えたと思われた。……しかし…) 」


―――― パ   キ   ャ   ア   ァ   ン   ッ   ! ―――― (諧謔の歪が居た個所の空間が突如破裂。中から姿を現したのは赤い異空間ではなく――― 黒い重瞳 ――― 諧謔の歪の成れの果てだった)


レイラー「……(歪の破裂を見届けた後、踵を返そうとするが)――――!(その場に現れた見覚えのある黒い瞳に思わず目を細める) 」


パ リ ン … ッ … パ リ ン ッ … ! ! パ キ ャ ア ァ ン ッ ! ! ! (そして空間は更に破裂現象を起こし、瞬く間に赤い空が黒い重瞳に覆われる。世界の終わりに相応しい地獄絵図が、レイラーを嘲笑うかのように拡大していく)


BGM♪



モララー「―――― 聞こえるか、レインド。(レイラーの精神世界の中から彼を呼び出す) 」

レインド「――――どした(淡白に、一言) 」

モララー「察しの通りだと思うが、こいつぁ奴の憎悪そのものだ。自らの命と引き換えに時空間に憑依し…この世界を全力で消し去ろうとしてやがる。流石の俺たちでも…時空間そのものと一体化した奴を倒すことはできねえかもしれねえ……"普通に考えりゃあ"な。 」

モララー「だけどな、俺たちみたいに考えるよりも先に身体が動いてしまう奴にゃ…不思議と何でもできる気がするもんだ。振り返ってみりゃあ思い当たることがたくさんあり過ぎる。俺たちはそうやって、何度も"不可能を可能に変えてきた"んだからな。……だからよ、やってやろうぜ――― 『相棒』。(にししと大胆不敵に笑う) 」

レインド「一緒にすんな一緒に(トホホ―と肩を竦め、後ろ髪を掻いてため息混じりに口角をあげる)あいよ―――」

レイラー「―――― ……(静かに瞼が開かれる)…… グ ッ …―――― ズ  シ  ャ  ア  ア  ァ  ッ  ! ! ! (漆黒の空を睨み上げ、右腕に光剣を纏う。その輝きは以前にも増して眩く、神々しく、そして…あたたかかった)――――― ド ン ッ ! ! ! (剣を手にした英雄は黒い天(そら)へ翔ぶ―――)」


―――――― " レ イ ン ド 兄 さ ん " ――――――(少女の声が木霊する。その声が、今まさに飛び上がるレイラーの背を静かに、強かに、温かく押した―――)


ヨ バ バ バ バ バ バ バ バ ッ ! ! ! ! バ ァ バ バ バ バ バ バ バ ッ ! ! ! ! (耳を劈く嘲笑の如き咆哮を上げる重瞳の空。その瞳からレイラーに向けて幾重の悪しき閃光が解き放たれた)


レイラー「――”あいよ”――(呼応すると、自分の周りは故郷のように安堵をくれた。本当の意味で、負ける気がしなかった) ―――――さて、くれてやるよ―――― (閃光は目の前に、その光熱は大地を焼こうとするが――) 」




―――――― “ 六 道 辻 斬 ”(エクス・ゼクス・レクス) ――――――


黒い空に幾千の閃が迸る―――――


オ ガ ア ア ア ザ ア ア ア ァ ァ ァ ー ー ー ン ッ ! ! ! オ ガ ア ア ザ ア ア ァ ァ ー ー ー ー ン ッ ! ! ! ! ア゛ ッ゛ … ア゛ ッ゛ … ――――――


ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ー ー ー ー ー ー ッ  !  !  !  ! ! ! ! (この世の邪念が解き放つ最後の断末魔が、光の中へと消失していく。世界を包み込もうとした黒い空は瞬く間に晴れ、赤い空に唯一つの光が宿った―――)


レイラー「還りな、母の許に…――― (地に降りたレイラーの身体が眩い光に包まれる) 」

モララー「―――…… フ ゥ …(光の消失と共に姿を現す)…… グ ッ (隣のレインドに軽く拳を突きつける) 」

レインド「トンッ(左腕の甲をモララーの拳に軽めに叩きつけ)……『          』(声のした、その魂へメッセージを灯す) 」



――― 渾屯の渦 ―――


ソードナイト「カタカタッ… 敵の巣窟と思われる空間への侵入を確認!(ハルバード内部。モニターを前にキー操作) 」

ワドルディ「いよいよ敵と交戦するんですね…!ううっ、緊張でお腹が… 」

バル艦長「たわけぇーいっ!まだ入り口を通過したばかりよ!ここから気ぃ抜くんじゃないぞ!(ガクガクブルブル)(下半身が痙攣中) 」

ブレイドナイト「……!約150km先に、未確認巨大物体の存在を確認!モニター映します! 」


ピ コ ン ッ …(巨大モニターに映し出されたその未確認物体―――漆黒に覆われた巨大球体。その周囲気には、数千万以上という廃の大群が蠢いていた)


メタナイト「…あれが今回の騒動の元凶と言えよう。混沌の廃を生み出す母なる存在…まさに星そのものだ… これより我々は、あの星の破壊計画を開始する!こちらが接近すれば、間違いなく敵も動き出す…艦内の戦闘員総員に伝えろ!戦闘準備だ!!! 」

アックスナイト「了解ですぜ!! 」

アナウンス「ハルバード艦内にいる総員に告ぐ!間もなく敵との交戦態勢に入る!各自戦闘配置に着け!!繰り返す…――― 」

×××「……いよいよか。(艦内某部屋にて。腰元に携えた刀を構える) 」

×××2「あァ…ようやく雇われた俺たちの実力を発揮する時だ。いいかお前ら、しくじるんじゃねえぞ。 」

×××3「んあ~…面倒くさいのー…わし、やっぱり帰っていいか? 」

×××4「こんな時に舐めた事言ってると蹴り飛ばすわよ。危機感持ちなさいよね! 」

×××5「はぁ…やれやれ、願わくば僕もこんなところにいたくはなかったんだけどね。リーダーの指示なら仕方ないよね。 」

×××「…人間を殺す為に生み出された我々は、何度もその人間に救われてきた。故に戦おう…今度は兵器ではなく、「人間」(ひと)として…!! 」

カズネ「…戦い…始まる… 恐いけど…もう、引き返せない… だから、がんばる…わたしにできることで… 誰かを救えるなら…(倉庫内の隅で確固たる覚悟を胸に抱く) 」

混沌の廃の大群『グギャゴガアアァァ!! ギャゴォォ…ッ…!! オアアアァァッ!!!(ハルバードの侵入に気づいた廃たちが、一斉に戦艦に向かって襲いかかった)』

メタナイト「雑魚を相手にしていても時間がない。一気に本体のもとまで振り切るぞ!!――― ハルバード!全速前進だ!!! 」


ゴ   オ   オ   ゥ   ッ   !   !   !  (急激な速度を上げたハルバードが廃の大群を振り切っていく)


BGM♪



孫悟空(超サイヤ人)「だだだだっ!!おりゃーーッ!!!(迫りくる廃の群れを蹂躙しながら突き進んでいる)……!!ベジータ!オラたちもいくぞ!!(ハルバードの発進に気づいて速度を上げる) 」

ベジータ(超サイヤ人)「ちぃッ…雑魚どもがうじゃうじゃと…―――!待て!抜け駆けは許さんぞ!!(追跡する) 」

混沌の廃(竜型)『ボ オ ア ァ ッ ! ! ! ボ オ ア ア ァ ァ ッ ! ! ! (ハルバードを迎撃せんと数多の黒竜が黒い炎弾を解き放つ)』

魔王・ヴァンパイアロード「クッソーッ!形振り構っていられるくァァァ―ーー!このまま消えては本当にただのいじられ魔王になってしまうではないかかァァ!(ハルバード甲板にて漆黒の破壊剣を取り出し、『攻撃態勢・闇』を発動する)我に破れて三下を気取れモブ供がァァァァーーーッッ!!(黒龍数匹目掛け、拡散弾のような鋭い闇の波動を放つ) 」

覚醒ノア「…かけがえなきものの"救済"――――私にはその使命がある。(箱舟の甲板に立ち、迫りくる化け物の大群を凛とした表情で迎える) 」

ファルコ「 この辺で降ろすぜ。援護は任せろ(アーウィンの可動部を開き、空から乗客を一人解放する) 」


バシュンッ!!キュルキュルキュルキュル……


フォックス「 ヒューッ!かっこいいお兄さん降ろしたなファルコ!結局あれは誰だい?(ハルバードから離陸し、アーウィン単騎で黒龍目掛けライフルを乱射) 」

フラン「 わーっ!空が割れているから覗きこんで入ってきちゃったものの…壊しがいのある獣がたくさんだーっ♪(おそらく4年前の世界から、割れた空間を通じてやってきたのだと思われる。大群の廃を目の前に興奮し、狂気に染まる槍「レーヴァテイン」を片手に飛翔しながら大群の中へ突撃する) 」

ファルコ「 知らねぇよ。だがどうせ目的は一緒だ。間違いなく超戦力だぜ、あの―― 」

混沌の廃(竜型)『ギャゴオオアアァァッ!!!(ヴァンパイアロードとフォックスの迎撃に吹き飛ばされていくが、更に敵数は増え続けていく)』

黒「 (ファルコの機体から飛び降りた張本人、混沌の廃の大群の上空から奇襲し、ワイヤーを広範囲に広め)死 ね(高圧電流を拡散していく) 」

ファルコ「 仮面の兄さんはよ。そら喋ってないでいくぜ(アーウィンを操り、空中戦を燃していく) 」

ブレイドナイト「右舷より、敵大群接近!! 」

メタナイト「 撃ちまくれ!! 」


ズ ド オ オ ォ ォ ン ッ ! ! ! ズ ド オ オ ォ ォ ン ッ ! ! ! (対空機関砲やレーザー砲が次々と火を噴き、廃に反撃する)


ブロリー「雑魚どもは引っ込んでいろ…ッ!!!(遅い来る廃にラリアットをかましながら進撃する)カカロットォーーーーッ!!!! 」

バル艦長「サーキブル隊!迫撃砲邀撃開始ィッ!!全砲――― ッてェーーーッ!!!! 」


ズ ド ン ッ、 ズ ド ン ッ、 ズ ト ゙ ン ッ、 ズ ド オ オ ォ ォ ー ー ー ン ッ ! ! ! !


混沌の廃(狼型)『 ドスンッ、ドスンッ… ! ! ――― ウオオオォォォォーーーーンッ ! ! (上空より新個体が襲撃。ハルバード甲板上に降り立った廃が遠吠えし、それに呼応するかのように更に廃の大群が甲板に現れる)』

イライジャ「チィッ!本当に金一封貰えんのかこの仕事はよォォ!!龍一頭に付き50万は払ってもらうからなァァ!(シングルショットライフルを狙撃ルームから覗かせ)ズドンッ!!(精確な狙撃能力で、混沌の廃を壊していく) 」

ソードナイト「―――!!甲板上に敵の侵入を確認!!その数、約20体以上!いえ…なお増え続けています!! 」

メタナイト「…慌てるな、こうなることは想定済みだ。今こそ、『彼ら』の出番だ…!! 」


フォンッ―――フォンッ、フォンッ、フォンッ、フォンッ ! ! ! ! !(戦艦内から5つの影が跳び出し、甲板上の敵へと接近する)


×××→死愚魔「――――悪しき者を駆逐せんッ!!( ズ ッ バ ア ァ ン ッ ! ! )(左腕のΣブレードを撓らせ、その凶刃を以て廃を瞬間的に斬り捨てる) 」

×××2→カイ「行くぜお前ら!俺たち『ガーディアン』の力を見せつける時だ!!( バンバンバンッ ! ! )(アクロバティックな射撃と共に接近し、廃を駆逐する) 」

×××3→タウ「くぁ~っ、こんなに多く…めんどくせえのぉ~!!まとめて片付けるかのぉー!!( ド シ ュ ア ァ ッ ! ! )(鋭利化した両腕と舌を伸ばし、廃を次々と仕留めていく) 」

×××4→フィー「ユプシロン、援護お願い!!( シ ュ ア ァ ッ ! ! )(レイピアを片手に圧倒的な速度で大群を潜り抜け、擦れ違いざまに貫き吹き飛ばす) 」

×××5→ユプシロン「やれやれ…仕方のない娘だね。だけど――(懐から取り出した無数のナイフを上空へ投げ捨てる)――僕らのコンビネーションの前に敵はいないね!(サイコキネシスでナイフを操り、フィーが吹き飛ばした廃にとどめをささんとナイフを飛ばして攻撃する) 」

孫悟空(超サイヤ人)「んげぇ!?ブロリー!?なんでおめーがこんなところに!?…いや、そんなことはどうだっていいさ。ムッ…だりゃーッ!!(接近する廃を蹴り飛ばす) 」

ロックマンゼロ「 フンッ、ハッ!!(ハルバードの甲板上から竜型の背へ飛び乗り、Zセイバーで突き刺しては別の個体へと飛び移り、その攻撃を繰り返していく) 」


ギ ャ リ、 ギ ャ リ、 ギ ャ リ ―――― ド シ ュ ア ァ ッ ! ! ! (甲板の2連主砲に装備されたアームが勢いよく飛び出し、廃一体に物理攻撃を仕掛ける)


フラン「 あっはははは!いっぱい壊しちゃいもんねー♪(レーヴァテインを振り回しながら、次々と廃の心臓部を貫き、裂いていく) 」

混沌の廃(狼型)「ズンズンッ…――― ア オ オ ォ ォ ー ー ー ン ッ ! ! ! (死角より死愚魔を急襲する) 」

カズネ「―――危ないっ!!(砲台の陰から飛び出し、死愚魔を庇うように構えた血刀で廃を薙ぎ払う) 」

死愚魔「ヌッ―――!(不覚…―――)……!(自らを庇う様に現れた小さな娘に目を細める)…礼を言う。しかし、貴様の様な小娘がなぜこのような場所に… 」

カズネ「…私も…目的は同じ… みんなのために、戦いに来ただけ…(死愚魔の鋭い眼力に怯える様におずおずと答える) 」

死愚魔「………好きにしろ。(踵を返し、残る敵を殲滅する為に駆け出した) 」

カズネ「……うんっ…(彼の後を追うように自分も武器を手に走りだす) 」

ウルフ「 空中戦はアイツらに任せるか―― ア オ ォ ォ ォ ― ― ン ッ !(戦前の遠吠え、大きく木霊させ、爪を剥ぐ)グルァアア!!(甲板に存在する混沌の廃と交戦していく) 」

ワドルディ「メタナイト様!あれを!!(慌ててモニターを指し示す) 」


進行すると共に徐々に赤黒く変色を帯び始めていく異空間―――その最果てに渦巻く黒い影――― 巨大球体が鳴動する。


メタナイト「(あれぞ…真裏の世界を牛耳る「母なる星」…間違いない―――) 敵は近い…このまま押し切るぞッ!! 」


ボ ッ ガ ア ア ア ァ ァ ァ ン ッ ! ! ! ズ ド オ オ ォ ン ッ ! ! ! ド ギ ャ ア ア ア ア ァ ァ ァ ンッ ! ! ! (砲撃音と爆音が交差する中、ハルバードの機体に次々と廃の放つ炎弾が被弾する)


メイスナイト「艦首に被弾!エネルギー出力10%低下したダス! 」

ドナルド「 あらーっ!!!(被弾の衝撃でハルバードから真っ逆さまに落ちていく) 」

バル艦長「攻撃をかわすには…懐へ潜り込むしかぬぇーッ!ハルバード、急降下!Eシールド展開じゃ!! 」


キ ュ オ ン … ッ … ! (ハルバードが碧の膜に包まれる。隕石の如く降り注ぐ炎弾の被弾に物ともせず、戦艦はそのまま進撃する)


バル艦長「なーーーはっはっはっ!!これでこの戦艦は無敵よ!!どんな攻撃でもどんとこいやぁーー!!!ぎゃーはっはっはっ!! 」


キ ュ ン ッ ―――――  ゴ     ォ     ア     ッ     !    !    ! (刹那――異空間の最果てから閃光が迸る。轟音と共に空間を貫く閃光はハルバードの左翼を抉った)


バル艦長「あえええええぇぇぇーーーっ!!!??(大きな攻撃が被弾した衝撃で転倒し、台に頭部が激突する) 」

アックスナイト「げッ…!左ウィング大破!被害面積、約74%!!! 」


―――ジーーーッ、ジジッ… 応答願う!応答願う!(どこからか戦艦ハルバードに対する通信)


ワドルディ「……!?外部より通信信号をキャッチ!通信、繋ぎます…! こちら戦艦ハルバード!(応答に対し) 」

覚醒ノア「 ―――ッ!(突如駆け抜けてきた閃光を紙一重で回避させる)…今のは……(砲撃元を見据える) 」

ベジータ(超サイヤ人) 「避けろ、カカロットー!!(飛んでくる閃光を回避する)なんだ…今のは…!?向こうから凄まじい気を感じやがる…!! 」


―――ジーーーッ!! 「こちら政府、小隊、住人の避難完了!これより、迎撃に向か―――うわあああああっ!? ギャァァァァァァァ」 (報告の最後、ただならぬ状況を伝える悲鳴があがった)


メイスナイト「今の直撃で、左右のバランスをくずしまくってるだス! 」

メタナイト「セイル収縮!右ウィングの浮力を下げろ!!(今の攻撃は… ッ……ついに動き出したか…!?)(冷や汗が仮面の下で滴る) 」

黒「 スタッ(甲板に戻り、不安定な戦艦でも身の安全を確保)一体何が…… 」

ワドルディ「んひいいいいぃぃぃっ!!!(通信先から聞こえた凄惨な悲鳴にこちらも思わず悲鳴を上げる)……だ、大丈夫… 僕たちには戦艦ハルバードが…メタナイト様が…みんながついている…!!絶対に、生きて帰るんだ…!!(涙を腕で拭う) 」

カズネ「ひゃん…っ…!(激しい揺れに横転する)…いたた…すごい、揺れ……何が起こったの…?(か細い腕で立ち上がる) 」


オ ォ ゥ ン ッ … オ ォン ッ… ―――(激しい闇に覆われた黒い巨球を覆う瘴気が晴れ、やがてその素顔を一同の前に顕した―――)


真裏の星「 オ゛ ミ゛ ャ゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ー ー ー ー ー ー ッ゛ ! ! ! ! ! ! ! (廃を生み出す母なる星―――その正体は、ギャラクティック・ノヴァに酷似していた。顔面を囲む様にドラゴンボールと瓜二つの形をした七つの宝玉があしらわれ、不気味な輝き帯びている) 」


――― Vs 真裏の星&混沌の廃(大群) ―――


BGM



ファルコ似の鳥人「やれやれ……まったく、見ちゃいられないよ。今度の敵さんは、どうやら随分厄介みたいだからねぇ……(いつの間にか戦艦ハルバードに同乗していた) 」

孫悟空(超サイヤ人)「この気…まさか…!!!(背後より忍び寄る強大な気を感じ取り振り返る。そして驚愕する。その圧倒的な姿と気迫に。)気ぃつけろ…!見た目も気もでけぇぞこいつ…!!…―――!!ドラゴンボール!!?な、なんであんなところに…!?(真裏の星が持つ七つの宝玉に唖然とする) 」

メタナイト「―――!!?(見覚えのあるその姿に仰天する)あれは…銀河の大彗星…ギャラクティック・ノヴァ…!?……いや、似ているが…別物か…。しかし何故のヴァと瓜二つの顔を……!(真裏の星の顔を取り巻く七つの宝玉を視界に捉える) 」

死愚魔「…醜悪だ…この世の何者よりも醜悪染みた存在だ。(対峙する真裏の星を睨みつける)あれは必ず根絶やしにせねばならん…!(Σブレードを突きつける) 」

ウルフ「規模がでけぇなこれ。んでもって気色悪い面しやがって……!(甲板で戦闘を終え、大彗星を目視してあんぐりと口をあける)どーすんだよこれ 」

カズネ「あれが…元凶…っ…… ……こわい…(巨大さと、それに伴う大きな憎悪に圧倒され、思わず身がすくむ) 」

ファルコ似の鳥人→リーバル「さすがにデカイね…。いくら四英傑の一人である僕とはいえ、とてもじゃないが、荷が重………ん? 」

フラン「 あははは♪なんだかノヴァにそっくりな顔だね!あれが化け物たちの親玉って奴かな…? 」

メタナイト「考えても仕方がない…今優先すべきはただ一つ―――混沌の廃の根絶だ!!諸悪の根源たるこの星を、なんとしてでも滅ぼす…!―――“惑星砲”(プラネットバスター)砲撃準備!! 」

ヒゲ面のダルマ「おう!どうやら俺様の出番が来ちまったみてぇだな。(この男もまた甲板に現れる) 」

ブロリー「フハハハハ!この俺が星の攻撃程度で死ぬと思っているのkヘァッ!?(消滅化現象が進行し、下半身が消えかかっていく) 」

覚醒ノア「…っ……(真裏の星を前にしていてしばらく気がつかなかったが、本当の災厄は自らの消滅―――徐々に薄れていく自分の身体に限界を感じ始める)……もう、私に猶予はない…のね……(口惜しそうに消えかけていく自分の身体を見つめ、真裏の星を見上げる。その瞳には、最後の覚悟が秘められていた) 」

ワドルディ「ついに最終兵器を使うときですね…!!ラジャー!!! 」

パラガス「ブ、ブロリー…!(ポッドに登場したまま彼の元へ近づく) 」

混沌の廃の大群『 ゴ ギ ャ ア ア ア ァ ァ ァ ァ ア ア ア ッ ! ! ! (その時、真裏の星が放つ瘴気から無数の廃が生み出され、次々とハルバードやアーウィン、戦士等に向かって襲いかかった)』

色黒の女「―――――ダルケル、アンタまさか…… 」

ブレイドナイト「―――!!敵の攻撃が激しく…!!卿!このままではシールドが破られてしまいます…!! 」

カイ「ヘッ…いよいよ大詰めってところか…おいお前ら!!応戦するぞ!!(四方八方から迫る廃の群れを撃ち落としていく) 」

ヒゲ面のダルマ→ダルケル「おうよ!この英傑ダルケル様が、ドカーンと一発お見舞いしてやろうじゃねぇか!(CV‐武田幸史) 」


ズ ウ ウ ウ ゥ ゥ ゥ ゥ ン ッ …  !  !  !  ズ ギ ャ ア ア ア ァ ァ ァ ァ ン ッ … ! ! ! (ハルバードが集中的に狙われ、戦艦全体が激しく揺れ出す)


孫悟空(超サイヤ人ブルー)「―――!不味い…ハアアァァッ!!!(蒼い気を纏い、押し寄せる廃の大群に突撃する) 」

ベジータ(超サイヤ人ブルー)「ハァ…ハァ……クソッタレが…!もうどうにでもなれえええぇぇーーーッ!!!(こちらも蒼い気を纏い、悟空に続いて突撃する) 」

色黒の女→ウルボザ「なっ……まったく、アンタってやつは。……けど、嫌いじゃないよ、そういうの。せっかくやるんだから、アタシももっとド派手に暴れてやりたいもんだねぇ。 」

死愚魔「チッ…!ここまで敵の数が……(甲板上で廃の群れと交戦するが、その圧倒的な数に尻込みする) 」


パ リ ィ ン ッ ――― ズ ギ ャ ア ア ア ア ァ ァ ァ ァ ン ッ !  ! ! (廃の猛攻に、ハルバードを包んでいたシールドがついに破られ…戦艦から煙が噴き出した)


ソードナイト「各部の機能が低下しています!第3、第5エンジン停止! 」

魔王・ヴァンパイアロード「ちぃッッ!もう消滅寸前か……ならァァ!!この最後の一絞りは……我輩の意地はちょいとばかし強いぞ!!『攻撃態勢・闇』!(闇ドロップを大量に生成すると、それを一つにまとめ上げ禍々しくも神秘的な闇の力を作り上げる)せめてこっちは、散り去れやァァァッッ!!(左翼に固まった混沌の廃に向け、最大限の闇球を発射する) 」

ダルケル「――――おう!ってぇことだ……いきなりですまねぇが、勝手に使わせてもらうぜ。(ズカズカと踏み歩き、戦艦の大砲に自らを詰め込む) (CV‐武田幸史) 」

メタナイト「(…ッ……止むを得ん―――)――― 惑星砲砲撃準備を中断!……“銀河新星砲”(ギャラクシーバスター)の砲撃準備へシフトだ!!! 」

ワドルディ「んえええっ!?まさか…惑星砲をも凌ぐあの『切り札』を…!?そんな無茶です!確かに、銀河新星砲なら…あの星を一撃で仕留められるかもしれません…だけどその為には、かなりのチャージ時間を必要とします!この攻撃の嵐の中で、耐えられるなんて――― 」

メタナイト「―――その"一撃"に賭けるしかないのだ!!!!( バ ッ )(身を包んでいたマントを払う。そこには、既に自身の消滅が差し迫っているのが分かった…)……もはや我々は立ち止まるわけにはいかない…進むしかないのだ!そこに可能性がある限り、絶対に止まるわけにはいかん!!!!……各自、全力早急で砲撃準備に取り掛かれ!!! 」

ワドルディ「(メタナイト様…!)……わかりました!! 」

真裏の星「 キ ュ オ ン ッ ――― (口内に光を蓄え…) ――― ド   ギ  ュ  ア  ァ  ッ  !  !  ! (先程ハルバードの左翼を掠めたあの閃光を、ハルバードに向けて解き放った) 」

覚醒ノア「くッ―――!!!!(   ド   オ   ゥ   ッ   !   !   !  )(水泡の膜で包んだ箱舟でハルバードの目の前に移動し、戦艦を庇うように閃光を受け続ける)…この"救済"が…貴方がたに光を齎さんことを…―――(そのまま閃光に呑まれ、箱舟と共に消滅する) 」

ダルケル「(ヘヘッ……たとえこの身が朽ちようと………〝男の最期〟ってやつを刻めりゃあ、それで十分ってもんよ…。)(大砲のひとつに自らがセットされている) (CV‐武田幸史) 」

魔王・ヴァンパイアロード「の、ノア殿ァァァ―ーーーッ!!! 」

カズネ「……… (甲板で戦う者、自ら飛んで戦う者、兵器に乗ってた戦う者、そして散り行く者―――様々な戦士の姿を目の当たりにし、己の非力さに胸を締め付けられるような痛みを噛みしめる)……私…は…(血刀を構え)…私は…とても、ちっぽけで…弱い…でも…―――― 私にしかできないことがある…っ…!!(勢い付けて駆け出し、甲板から身を投げ出し真裏の星の顔面へと自ら突撃する)―――はああああぁぁぁぁーーーーっ!!!(血刀を逆さまに構え、真裏の星の宝玉の一つをめがけ突き刺した) 」

リーバル「やれやれ…ここまで来たからには、英傑として指をくわえて見ているわけにはいかないね。――――フンッ!(上昇気流を発生させて宙を舞いながら弓矢を構え、真裏の星とやらのほうへバクダン矢を3本ほど同時に射る) 」


ズズズ…ッ…――― ガ ゴ ン ッ ! ! ! (ハルバードの艦首が開き、中から巨大砲門が顔を出す) ギ ュ オ ン ッ … オ オ ォ ン ッ … ! ! ! ! (砲口に粒子が集束し始めていく)


BGM♪



真裏の星「オ゛ ギ ャ゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ー ーー ー ッ゛ ! ! ! ! ! (カズネとファルコ似の鳥人の攻撃によって宝玉の二つが破壊され、巨大な双眸が仰天したかのように回転し始め、断末魔を上げる) 」

メイスナイト「うわわっ…ハルバードはもうボロボロだス!このままだとすぐに落ちるだスよ! 」

メタナイト 「 (不覚…!もはやここまでか…―――) 」

ワドルディ「僕たちは…―――諦めない!! 」

メタナイト「 ――――!! 」

リーバル「…! よし……効いているぞ!あとは………たたみかけるのみ。(上空で浮遊しながら) 」

アックスナイト「メタナイト様、最後までおつき合いさせていただきます! 」

メイスナイト「まだ…ハルバードは飛べるダス…!!だから、奴らをぎゃふんと言わせて、そしてみんなで帰るダス! 」

バル艦長「ああ…!この戦いが終われば…みんなで美味いものを食うぞ!!!もちろん、今度はメタナイト様も一緒にな!がーーーはっはっはっ!! 」

メタナイト「 ………死に底ない共め…(――――― すまない…) 」

フラン「ふぅん…どうやら、あの七つの宝玉が弱点みたいだね。そうと決まれば…えーいっ!!!(宝玉の一つをめがけ、レーヴァテインを思いっきり投擲する) 」

孫悟空(超サイヤ人ブルー)「行くぞベジータ、ブロリー!!(掌の付け根を合わせ、構える)かー…めー…はー…めー…――――はあああああああぁぁぁぁぁーーーーーーッ!!!!!!(真裏の星の宝玉に向けて解き放つ) 」

ベジータ(超サイヤ人ブルー)「これで終いだ!!ファイナル…フラーーーーッシュ!!!!!(悟空と一緒に放つ) 」

ブロリー「これでくたばるがいいッ…!!(手中に生み出したエネルギー弾を放ち、宝玉の一つを破壊する)…バイバイ…親父ィ……―――――(そしてついに消滅化が限界に到達。気弾を放った直後、完全にこの世から消滅した) 」

パラガス「ブロリー…ッ…!?…ぉ…おぉ…ブロリイイイイィィーーーッ!!! (消滅していくブロリーに手を差し伸べるが、その粒子を虚しく掴んだ)」

カイ「ここ(甲板)は俺たちが食い止める!!死愚魔!お前が行けッ!!! 」

ウルボザ「おお、やるじゃないか。それにしても、あっちの娘は…………どことなく……まるで、おひい様を見ているようだ。(カズネの姿を見て) 」

死愚魔「心得た、隊長…!ダ ン ッ ! ! (甲板から飛び出し、真裏の星へ迫る)貴様を葬れば悪しき者たちは潰える…ッ…!!!朽ち―――― 果てよッ!!!!( ザ キ ィ ィ ィ ――――― ン … ッ … ! ! ! )(真裏の星の宝玉の一つに、刃を思いっきり振り下ろし、断罪する――――) 」

真裏の星「 パ リ イ イ ィ ――――― ィ ン … ッ … ! ! ! ! ! (戦士たちの一斉攻撃にすべての宝玉が破裂。激しく回り出す双眸はついに暴走し、口内に再び光を蓄える) 」

アックスナイト「……!またあのでかいの来るぞ!!! 」

ワドルディ「銀河新星砲発射準備カウントダウンまで…あと―――"5"…!! 」

カズネ「はぁ…はぁ… あとは…みんな、に……奇跡に…任せ…… フ ワ ッ … ――――(最後の一撃をしかけた後、そのまま力尽きた様に異空間の底へと落下していく) 」

ソードナイト「―――"4"…!! 」

真裏の星「 キ ュ オ ォ ン ッ …――――(光は徐々に激しさを増す―――) 」

メイスナイト「―――"3"…ッ…!!! 」

混沌の廃の大群『ギャゴガギャアアアアァァァッ!!!!(危険予知をしたすべての大群が、一斉にハルバードへ襲撃する)』

ワドルディ「―――"2"…!! 」

リーバル「何……っ!クソ野郎ッ…まだ一発仕込んでいやがったか! ハッ……!(落下していくカズネの姿を発見し)まったく……世話の―――――――焼ける(風を纏うが如くカズネのほうへ駆け抜け、彼女を抱える)…がきんちょだ。 」

黒「 ―――― 逝け(行け)…ッ…!!! 」

バル艦長「――――"1"ィッ!!!!! 」

メタナイト「 (今だッ―――)――――“銀河新星砲”(ギャラクシーバスター)ッ!!発射(ファイヤー)あああああああぁぁぁぁーーーーッ!!!! 」

真裏の星「――――― ド ギ ュ゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ッ゛ ! ! ! ! (ハルバードの至近距離から、極太の閃光を解き放った) 」


――――  ズ      ド     オ゛     ォ゛     ン゛     ッ゛     !     !     !  ――――(戦艦ハルバードから放たれた蒼い砲弾―――銀河を駆ける彗星の如く――――その一撃が真裏の星の放つ閃光を押しきり、奴の脳天を貫いた)


真裏の星「(蒼星に穿たれた凶星――――) オ゛ ミ゛ ャ゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ア゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ァ゛ ――――――――(時空間が歪むほどの凄まじい断末魔を上げながら、眩い光に包まれていく) 」

メタナイト「 …"あと"は頼んだぞ…残された戦士たちよ…ッ…―――――」


邪悪な異空間が真っ白な光に包まれ―――やがて混沌世界を覆う赤い空のすべてが砕け散る――――