叶わぬ恋と円卓の騎士

叶わぬ恋と円卓の騎士



作詞:ノン



君と出逢ったのは
今からもう何年前だろう
星降る夜の街中で
ずっと上を見続けてきた

俺はもとから嫌われもので
ほらまた「あいつだ」と
慣れっこだからどうってことも
けど少し 胸が張り裂けそうで

そして騎士は 君に出逢った
こんな俺に微笑んで
偶然でも必然でも無くてさ
変わり種な君の姿に
「信じられない」としか思えないんだ

剣を磨いているふり
視線はずっと君ばかりさ
大きなリボンがお似合いの
君は笑っている

あの道まで響くような
長ったらしくないような
直接的のような
世界の若干中心
心の底から叫びたい
「好きなんだ」て

そして騎士は 君に出逢った
また俺に微笑んで
騎士なのに助けられてさ
情けない姿を君に見られ
「哀れだな」と嘆くんだ

でもな 見てしまったんだ
君は他の人と結んでしまって
幸せでした 嬉し泣き
その日の俺は 呆然と立ち尽くし
ただ 雨の中打たれ続けたんだ

強い騎士ほど 心は狭かったりする
もう何を言ったって 君には届かない
諦めたくはないけどさ でもな
「いい加減にしろ」と自分に
いい聞かせて すると
君はベンチで泣いていたんだ

そして騎士は 君と出逢い
その存在の意味を知るんだ
こんな俺でも 影から守れられるなら
俺は俺であり そうやって生きたい
どうせ 叶わない事だろ?
そう思った時 君が話しかけてくれた
そして騎士は君に出逢う

+ ...
カオスドラマのキャラ「モララー」と「浅花」の二人をモチーフにして書いた詩
モララー視点の切ない恋物語で、彼のこれから先の出来事を描いた。

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2011年08月19日 22:58