桜が丘高校の音楽教師で吹奏楽部兼軽音楽部の顧問。
1984年[注 53]1月31日生まれ(水瓶座)、身長165cm、体重56kg、血液型はB型。
学生時代から眼鏡を着用しており、楕円レンズのフレームレスを常用している。(学生時代は和と同じ赤いアンダーリムを着用していた)
同校の卒業生であり、在学中は軽音楽部に所属していたため、部員達にとっては先輩でもある。
愛称は「さわちゃん」。律に突発的に「さわちゃん」と呼ばれて以来、その呼び名が定着した。
唯や他の生徒からも親しみを込めてそう呼ばれるようになるが、本人はその愛称で呼ばれることはいささか不本意である模様。
唯たちから軽音楽部の顧問になるよう頼まれた際、最初はすでに吹奏楽部の顧問をしていることを理由に断ったが
在学時は軽音楽部に所属してメタルをやっていた秘密の過去を唯達に知られてしまい、やむなく顧問になることを承諾。
やがて放課後に軽音楽部で出されるお菓子とお茶を目的に部室へ入り浸るようになり
すっかり唯たちとは同年代の友達同士であるかのように親しく接している。
唯達のバンド名「放課後ティータイム」は、なかなかバンド名を決められない部員達に業を煮やして彼女が命名したものである。
初めて担任するクラスを持つにあたり、「覚えないといけない顔が減る」との意向から
職権を濫用して軽音楽部の3年生全員(と真鍋和)を自分のクラスに入れてしまった。
美人なうえ、表向きは物腰が柔らかいため生徒などから人気がある。
しかしこれは「先生になったらおしとやかなキャラで通す」と心に決めていたためであり
実際は非常に子供っぽく怠惰、かつエキセントリックな性格の持ち主。
またギターを持ったりメガネを外すとメタルをやっていた時代のキャラクターに豹変し、目つきも穏やかなものから鋭いものに変わる。
一応は教師としての体裁を気にしているが、結局律達のノリに乗って遊んでしまうこともしばしば。
場合によってはお茶とお菓子を餌にいいように誘導されてしまうことさえあり、それらが出なくなると禁断症状が出ることもある。
運動神経は普通。
在学中のバンド名は「DEATH DEVIL」。バンドでは「
キャサリン」の愛称で呼ばれており、リードギターとヴォーカルを担当していた。
ギターの演奏技術は非常に高く、速弾き・タッピング・歯ギターなどを軽々とこなすほど。
本人は「ブランクはあるけど今の唯ちゃんよりは上手い」程度と謙遜しているが
教師になってからも音楽に関わっていることで、その腕前は衰えていない。
唯たちが2年生時の学園祭では、ギターを家に置き忘れて取りに戻った唯の代役としてサイドギターを担当し、生徒達に好評を博した。
また、桜高校校歌斉唱の伴奏でグランドピアノを演奏している。律曰く楽器の腕前も歌声も素晴らしいとのこと。
A-2.10では一度は固辞したものの、友人の結婚式2次会の場で自らの内なる衝動を抑えられずに
「DEATH DEVILのキャサリン」としての勇姿を披露、その結果大多数の生徒に軽音部での過去がバレたものの
むしろ「格好良かった」と好意的に受け入れられている。
教師になった理由は高校の時に想いを寄せていた男性の「先生になりたい」という夢に合わせて自分も志したため。
また初恋の男性(声 - 神原大地)のタイプが「ワイルドな女性」であったため
彼が理想とするような女性になろうとメタルを始めたが、突き詰め過ぎてデスメタルに脱線してしまい
「やり過ぎ」とドン引きされて失恋した過去がアニメで語られている。
趣味は自作のコスプレ衣装を部員に着せることで、唯と紬はノリノリで着ることが多いが大抵は嫌がられる。
文化祭では模擬店の衣装や軽音楽部員たちのステージ衣装を徹夜で全て作り上げ生徒から好評を博した。
唯たちの1年時時点でいた彼氏と、その年のクリスマス前に別れるなど男運に恵まれていない。
プライベートの交友関係では、夏フェスに一緒に行くはずだった友人5人にドタキャンされたことがある。
『映画〜』では唯達が日本に帰国する前日に2日間の日程でロンドン入りし
ジャパンフェスティバルに出場する放課後ティータイムに忍者コスの衣装を用意してきたが、その場で却下された。
在学当時、「DEATH DEVIL」のメンバーと教室でライブをして堀込先生に怒られたことが語られている。
放課後ティータイムが最後の登校日の朝に教室でのライブを決行した際にも、堀込先生を必死に阻止した。