Act1-1 俺は静かに眠りたい

"俺は静かに眠りたい”
ケイオス西部——アグラナ地方
AM 01:10
クラーク・ミラー”軍曹
CPO第24連隊



―アグラナ地方―

真夜中、月夜の光が荒れ地に広がる凸凹の岩石を照らす。空を見上げると満月が雲に隠れて半月になっており、点々と星が輝いている

ウィルソン「こちらチームファイン、地点についたオーバー(岩陰に隠れながら前方150m程にあるそびえ立つ砦を見据えている)」
ディラン(無線)「OKファイン。そこから前方154mにある砦の最上階に隊員は囚われているとの情報だ。今回は隠密行動だ、他の部隊からの応援はない。捕虜を無事砦の外に連れ出したら今いる地点にマーカーを炊け。炊いてる間に殺されるなよ」
ウィルソン「了解。ウィルソンアウト(耳から手を離す)行動開始だ。行くぞ(荒れ地の中、銃口を砦方面に構えながら前進) 」
クライブ「気をつけないとな、ここは荒野のウエスタンだぜ(ライフルで周囲を警戒しながらウィルソンの後を追う) 」

ウィルソンについていくように後を追う

ウィルソン「(砦まで40m程の所で止まり、片手を軽くあげてとまれの合図)見張りが数人いる。こんな真夜中だ、こっちには気づいてないな。騒がれたら拙い、同時に狙撃するぞ(その場で匍匐状態になり、M21スナイパーライフル(サプレッサ―付属)に持ち変える)俺は右をやる。左か真ん中をやれ。いいか、3、2、1……プシュン!(右の歩兵を排除) 」


選択肢
(クラーク)

A 真ん中の歩兵 B 左の歩兵





Bを選択




サプレッサ―付きライフルで左の歩兵を排除

クライブ「良い夢を(同じくM14に持ち替え、真ん中の歩兵を排除) 」
見張り「こんな真夜中に責めてくるって方がおかしいっての、俺達傭兵の扱い結構荒いよなー上層部は、なぁお前らもそう思うだろ――?(生き残っている真ん中の歩兵、左右を見て味方が死んでいる事に気づきライフルを構え)て、敵――(叫ぼうとしたところで狙撃されて倒れる) 」

ウィルソン「グットキル…(立ち上がって前進していき、倒れている敵兵を越えて門に触れる)…随分と古いな。どうやら内側からロックされてるようだ。クラーク。溶接して開けろ 」

門の前に立ち、背中から溶接器を取り出す。酸素を放出している最中、マッチで火を点ける。火を強めていき、門の鍵を溶かしていき開く
砦の中は薄暗く、古代の建物の風格があった。所々に木箱がおいてあり、中を除くと武器や麻薬と思われる白い粉、ピンナップがあった

ウィルソン「よし、警備はかなり手薄だな。明かりもついちゃいねぇ(ライフルを構えながら砦の内部に入っていき、即刻見つけた階段を上がって行く) 」
クライブ「連中お休みなんでしょう、起こさないように気をつけないとな(後方を警戒しながらウィルソンの後を追う) 」
ウィルソン「起きてもすぐ寝ちまうさ。クラーク、最上階に行って捕虜の確保をしてこい。俺達はこの階で爆薬をセットする。クライヴついて来い(階段途中にあった扉を開き、薄暗い中へと入って行く)」
クライブ「了解、(ウィルソンの後から扉の中に入る)」

言われた通り、階段を昇って行き最上階まで到達、柱に身を隠しながら銃口を前にし、振り返ったり横を見たり、天井を見たりと階の安全を確認

敵兵「シャカシャカシャカシャカ!(イヤホンを両耳に差してリズムになりながら見回りをしている為、クラークには気づいていない) 」

ナイフをとりだし、イヤホンを差した敵兵の背後にゆっくりと足を運ぶ。唐突に飛びかかり、左手で口元を押さえながらナイフを心臓に突き刺す

敵兵「シャカシャカ…ブッ!!!(口を押さえられているため、叫べず白目を向きながら死亡)」

敵兵を寝かし、付近にあった扉に警戒し銃を構える

ウィルソン(無線)「クラーク、こっちは爆薬をセットした。捕虜を助けてやれ」

扉をゆっくりと開け、クリアリング、すると窓辺に二人のCPO隊員が椅子に雁字搦めに縛られていた

CPO隊員「救助か! 」

椅子の後ろに周り、縛っているロープをナイフで斬り離す。自由になった二人に腰に差していたハンドガンを差し渡し、銃を構える


ウウウウゥゥゥゥゥウウウーーーーー!(突如警報が流れ出し、砦全体の明かりが点きサーチライトがつき始める)」


ウィルソン(無線)「まずい!死体が敵に見つかった!クラークさっさと脱出しろ!その砦から出るんだ!クライブ、臨戦態勢だとにかく砦の外に出て爆破準備と狙撃態勢をとれ!!(無線越しに銃声が鳴り響いている) 」
クライブ 「了解、爆発の合図は頼みます (指示に従い、砦の外で隠れながらM21を構える) 」

捕虜二人を先導するように走りだし、扉から勢いよく出て階段を下り始める

敵兵「ヅバババババ!(降りて行くクラーク達を撃つ兵士は勿論、降りた矢先に撃ってくる兵士が多数いる) 」
CPO隊員「走ってくれ!援護しながらついて行く!!ズドンズドドン(ハンドガンでクラークの援護をしながらついて行く) 」
敵兵「ふごぁ!(隊員の攻撃によって下の階で待ち伏せていた敵兵が被弾し、ライフルを落として倒れる) 」

銃弾が飛び交う中、自身を狙ってきて反れた球が砦の壁を壊していくのがよくわかる。後ろで鳴り響くハンドガンの銃声を信じながら下の階まで到達し一気に外に出る

CPO隊員「助かってすぐこれってのは生きた心地しないぞおい!!(砦から出てクラークについていく) 」
ウィルソン「(クラークが砦からかなり離れ、敵兵が砦から顔をのぞかせた瞬間)クライブ!やれ! 」
クライブ「了解 (砦を視界に収めたまま、爆弾のスイッチを入れる) 」


ズドオオオオオオオオン!!(砦が積み木のように崩れていき、硝煙をあげていく)


ウィルソン達の所まで走り終え、救助した隊員二人が居る事を確認してマーカーを炊く)

ウィルソン「本部、隊員二名救助。マーカーを炊いた。回収を頼む(無線をいじりだす。表情は戦闘前と変わり無し」
カーター(CPO隊員)「危うく死ぬ所だったぜ……ファインに助けられるとは思いもしなかったよ。ありがとう。ウィルソン中尉(ウィルソンの近場まで歩きだす)」
ウィルソン「実行したのはこのバカだ。礼はコイツに言え(クラークを指差し残党が残っている危険性を考慮して砦に銃を構えたまま) 」
カーター「ありがとよ。アンタ。中々スリリングなアトラクションだったぜ(大きい眼を閉じ、歯を見せながら笑いながらクラークの肩に手を置く) 」

手を置かれて、ぐらぐらと視界が揺らされるが、カーターの笑みを直視

ウィルソン「ちっ…新人に手柄寄越す事になるとは思いもしなかったな……(銃を構えたまま) 」
クライブ 「全く勿体無ぇ話だぜ、バカな新人にはな」

ーミッション成功ー

タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2013年02月01日 00:48