僕は岸部露伴、今に至るまで漫画界の先駆けとなって先導してきた人気漫画家だ
現在は訳あってこの世界の出版社で『ピンク
ダークの少年』以外の作品を手掛けている
あれは向こうの世界で連載しているからな、せっかくあれが知れ渡っていない世界に来たんだ、
この際だからまた0から物語を書き綴って見るのもいいかもしれない…という発想に至った訳だ
言うまでもないが、最初の読み切りの時点で僕の長編連載は決まった
絶大的な指示を受けて是非長編を連載して欲しいとのことdったが…
…生憎、今僕はその要望には答えられない
暫くは短編を描き続けるつもりだ、単行本を出したければ適当に【処刑執行中脱走実行中】とか題してけて短編集にしてくれ
何故かって? それはこの世界から受ける刺激が多過ぎて泉のように湧き出るアイディアを一つに紡げないからだ
これは、漫画家岸部露伴の、この目で見た世界の体験談…
音流「……と、ここまでがその町の概要です」
露伴「………」ゴゴゴゴ…
音流「えっと…それで、そのー…結構面白そうかなって思うんですが」
露伴「………」ゴゴゴゴ…
音流「どうでしょう、僕も小説の材料が欲しかったところなんです、一緒に行きませんか?露伴先生」
露伴「………」ド ド ド ド ド ド ド ド ド …
音流「露伴先生…あの、コーヒー注ぎ過ぎです、溢れてますよ…露伴先生?」
露伴「……フン」ガタッ
音流「(露伴が立ったー!)…あの、先生?どちらへ行かれるんです?」
露伴「40秒で支度しろ、直ぐに出掛けるぞ」
音流「……!はいっ!」
露伴「ぼさっとしてないで早くするんだ、それと荷物は少なくしろよ。旅行でもないのに無駄な旅費を費やすのはごめんだ」
音流「はい先生!あ、漫画道具一式持って行きます?」
露伴「それだけは僕が預かろう。くれぐれも勘違いしないように言っておくが、今回は君が提供したネタだから理に叶うように一緒に連れてってやるだけで
君は僕の助手でもアシスタントでもないんだぜ。岸部露伴がアシスタントを雇ってるなんてシャレにならないからな」
音流「えー……(´・ω・`)」
露伴「(チッ……妙なのに懐かれたものだ…。だがこいつの持ってくるネタは使える)」
露伴「(この少年、作家としての腕は目を見張るものがあるが気に留める必要はないだろう。万が一ネタが被った処で)」
この岸部露伴の作品に肩を並べられる訳がない
\ バ ァ ー ン /
岸部露伴は動かない カオスドラマ
執筆中ナウ
最終更新:2013年02月10日 17:27