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セブン「あいあい、言い合ってもしゃーねーだろ、急げ急げ(紅蓮と白露の仲裁をしながら歩いている 危機感/Zero)」
白露「うるせぇっ!!元はと言えばテメーが因縁吹っかけてきやがったからだろうが!!(紅蓮に同じく)」
カムイ「…理由はなんであれ、感謝します(目を閉じる)」
紅蓮「だぁぁっ!!見やがれクソ野郎!!テメーのせいで完全に出遅れちまってるだろうが!!(ボロボロの状態で言い争いながら歩いて来る)」
J・J「アナタもご存じのように、別にこの国が滅んでバッドエンドになろうともならずとも、私はどちらでもいいんですよ。ただ・・・散るのなら希望が絶望へと変わってからがいいですねぇ♪私が手を貸したことによりあなたの結界が完璧なものとなり国が救えても・・・私はどっちでもいい。あと数分はその状態が持ちます、では・・・アディイオォオオオス!!」
ディス「ええ、そうですよ。(微笑む)…全ては――――――(両の手を広げ、天を仰ぐ)――――――
レゼリア国の成れの果て、その光景が見たいが故に…!(邪悪な笑みを浮かべる)」
レイハイト「縮めっ!(指示を送る、すると一瞬でハチ公は縮み天井に突き刺さった場所まで瞬時に到達する)」
光姫「あぁ、全く持って胸くそ悪いな(刀に手を掛ける)仕組んだのは全て君か?」
J・J「滅びの運命・・・バッドエンド、ですか。んふふふふ♪(ディスの話を聞いて)」
カムイ「え―――(魔力が跳ね上がり驚愕)え、え?これは…!?」
ディス「(深く頭を下げて挨拶)素晴らしくはありませんか、もうじきこの国が滅びの運命を迎えるのですよ。」
J・J「んふふふ、そんなあなたにプレゼントを差し上げましょう♪(カムイを多数のトランプが囲む、するとカムイの魔力が跳ね上がる)」
レイハイト「・・・その代わり、少しの破壊は・・・目を瞑ってくれよ!(光姫にそう言い、上層部に向かってハチ公を刺突させる、刺突は床を何枚も破壊してどこかの天井に突き刺さる)」
カムイ「見たくもないですけど…ね。」
潜水服の男「(建物の影に潜んで誰かと連絡を取っている)…はっ、はっ。例のカニバリズムは全て標的地に投下されました。下層部に7体、上層部に4体でございます。……はっ、問題ありません。現在、例の改造で鍛え上げたポケモンをその周辺地に徘徊させていますので…。…はっ!」
光姫「ディス、か。随分と久しいな(ギロリと見る)」
J・J「
でも・・・こんなショーはもう見れないかもしれませんよぉ?私今、とっても楽しいです♪(カムイに) 」
カムイ「面白くは、ありませんね(苦笑)」
J・J「(んふふふふ、やはり・・・彼か。)(ディスを見て) 」
ディス「(ガスの中から両手を広げたまま姿を現す)お久しぶりです、光姫様。ニタァ(口角を吊り上げ、不敵な笑みを浮かべる。再開を喜んでいるかのように) 」
レイハイト「・・・任せろ、俺が全てブッ壊す。 」
光姫「――――(声に目を向ける) 」
J・J「(光姫とカムイのところに現れる)んふふふ♪面白そうなことしてますねぇ? 」
光姫「そうだ。まずはそれを破壊しないことには始まらん 」
―――――――――そうはさせませんとも。(光姫に対しての男の声が、ガスの中から聞こえてくる)
ベーゼ「・・・。(いつの間にかもう誰もいなくなった地区に移動し、天空を見上げる。)・・・これが、貴様の意志か?・・・神共よ・・・・。 」
レイハイト「・・・カニバリズム、っていう装置がこの煙を出してるんだよな?(光姫に問いかける) 」
カムイ「…力強い、言葉ですね。…はい! 」
光姫「なんとか頑張ってくれ。―――私とお前でカニバリズムを「一掃」する 」
カムイ「…すみません、まだもう少し…。さすがに、国全域に精密な結界を張るとなるとなかなか… 」
光姫「(中心部)カムイ、まだ掛かりそうか? 」
如月「槍偉…(あらぬ方を見ながら
ホタルについて行く) 」
ディス「(いつの間にか夜空の中を舞っていた)計算上では――――――――後およそ45分後に、この国は完全壊滅する。それまで時間を稼ぎましょうか。フワッ(落下する) 」
ケビン「……チッ。どーもめんどくせぇ事になってんなー…。混戦状態じゃねーか… 」
J・J「んふう、ぞくぞくしてきたよぉ♪(消える) 」
アシュナード「くく…この騒ぎ、便乗させてもらった。 」
アルミナ「(チラリとアシュナードに目を向ける) 」
彩雲「(ホタルに着いて行く) 」
デュクス「ぬ……!!(咄嗟に身を守る) 」
ディス「んまあ、貴方がたに構っている暇は…ありませんがね。トンッ(軽く足で地面をつつく)ボッカアアァァァーーーンッ!!!!!(突然地面から爆炎が広がり、ディクス諸共包み込んだ) 」
アシュナード「…クックック、ご機嫌麗しゅう。(玉座の間へと赴き、アルミナに) 」
ホタル「うん、そうだね…それじゃ(そそくさと避難) 」
デュクス「………………久しいな 」
アイアント「シェシェシェ…(カニバリズム付近を徘徊中) 」
レイハイト「・・・うっわぁー、気付くの遅すぎ・・・俺ほんとバカじゃん。(口に空気を送らせているハチ公を変形させる) 」
J・J「お褒めいただき光栄です♪(如月に)ここももはや安全とはいいきれませんからねぇ(ホタルに) 」
ベーゼ「(射撃をやめる) 」
ヴィオス「…粗方片付いたか? 」
ディス「……!おやおや、懐かしい面子が揃いに揃って…。(デュクスのいる背後へは振り返らず、更に笑いがこみあげてくる) 」
潜水服の集団『第一特攻隊は退却!第三、第五部隊と代行する!急いで退くのだぁ!!(その場にいた集団が一斉に何処かへ走り去っていく) 」
J・J「んふふふ~お望みとあらば、はせ参じましょう。(彩雲に) 」
彩雲「……御苦労。加勢に行けるか 」
レイハイト「・・・あ、そういやハチ公・・・。(ふと気付く)お前、何でも形を変えられるんならこの煙を通さない程のガスマスクに変形すればいいんじゃね? 」
ケビン「(ボトルから水を放射状に巻き、それに触れた弾丸が電撃で弾かれる)『撃った』ってー事は『撃たれる』事も覚悟してんだろうなァー!(トプソン機関銃を乱射し突き進む) 」
──!?ぐああッ!!(玉座の間付近にて)
ベーゼ「(専用ショットガンを取り出し、集団を撃っていく) 」
アルミナ「(下層部を見下ろしている) 」
J・J「状況は最悪です、逃げ遅れた住民は全滅、アナタ方の部隊も宗教騎士団も多大な被害がこうむっています。現在、下層部で謎の集団が何人かと交戦中です(トランプを取り出し、それをテレビ代わりにその状況を見せる) 」
デュクス「……………槍偉はやる男だ(巨体でディスを見下ろしている) 」
潜水服の集団『何者だ!? 構わん、生存者は皆殺しだ。撃てぇ!! ダダダダダッ!!!! ぐあああぁぁぁ~~~っ!!!(ヴィオスの一直線上にいた集団は皆次々と倒れ込んでいった) 」
アシュナード「ククク…(潜水服の集団を薙ぎ倒しつつ玉座へと向かっている) 」
潜水服の男「メゴォッ!!―――――づあぁッ!!!ドゴォンッ!!!!(頑丈な潜水服に大きな凹みが生じ、建造物を貫通しながら大きく吹き飛んでいった) 」
ホタル「うん、今避難を… 」
如月「おー!J・Jお前相変わらず登場が心臓に悪いな!(ケタケタ) 」
ディス「誰かと思えば親衛隊の落ちぶれ者の貴方ですか。果たして思うようにいきますでしょうか。カニバリズムを破壊しない限り、このガスの噴出は止められませんよ。(不敵に笑んで) 」
ヴィオス「うおおおおお!!(次々と切り裂いて行く) 」
彩雲「我々の心配は無用です。先ずは御自分の身を…… (J・Jを見る)状況を報告しろ 」
J・J「こぉおんなところにいては、危険ですよ?(ホタルに) 」
ケビン「おーおー…里帰りしてみればよぉー。サイコな野郎が荒らし回ってんじゃねぁねーか(潜水服の集団を前に仁王立ち) 」
ホタル「わっ…(背後に現れ驚く) 」
J・J「こんばんわ、姫様♪(瞬間移動でホタルの背後に) 」
潜水服の集団『邪魔者を駆逐せよ!ウオオオオオオオォォォォーーーーッッ!!!!(背に納めた刀を抜刀して襲い掛かるものもいれば、その場でマスケット銃を構え発砲し続ける者もいる) 」
ホタル「うん、そだね…彩雲も、気をつけて。 」
アシュナード「…ぬんっ!(狂剣グルグラントを振り回して無双しつつ、徐々に玉座を目指している) 」
槍偉「ガスが消えないなら、飛ばせばいい…それだけだ(突風を巻き起こしている) 」
ベーゼ「(憤怒の気によってポテンシャルが上がり、約50tはあろうパンチを潜水服の男にぶちかます) 」
ヴィオス「つまらん銃弾など見飽きたわ!セイの矢の足元にも及ばん!(射撃を剣で弾き飛ばし特攻) 」
潜水服の男「ひっ…!な、なんだあいつ!被弾しただろ、今っ!?(ベーゼを見て驚愕) 」
ベーゼ「(潜水服の集団に向かって憤怒の気を出しながら歩いてくる、体に弾丸が固い音を出しながらあたる) 」
ディス「うおっととと…(額に腕を添える)(突風…?このガスが充満してる中で…か?) 」
アシュナード「さて… クックック、よほど死にたいようだな。(狂剣グルグラントを所持していて潜水服の集団の前に現れ) 」
彩雲「(とはいえ、いつまで持つか…)皆は避難しています、ホタル様も彼らに続くべきかと 」
潜水服の集団『ぐわああぁぁッ!!!(ヴィオスの斬撃により一部が倒れ込む)生存者を発見!直ちに排除せよ!!ダダダダダッ!!!(一斉射撃) 」
如月「言われてみれば。これは…風……?(ガスの中枢の方を向き何かを悟った笑み) 」
ビュオオ…!!(ディスの元に強い風が吹き寄せる)
黄色いローブの男「(レゼリア国の低空付近で潜水服の男達に目を向ける)彼奴等が真っ向攻め入るのなら…此方はどんな手を使おうが攻め入るのみだ!(右手の甲にある黄色い紋章を天に翳すと、男は一瞬にして姿を消した) 」
リヴァイエ「へ、へーっくしょん!なんか噂されたな・・・だが、こんなもの奴にとっては屁でもないだろう・・・あとは、光姫たちにまかせるか(消える) 」
ヴィオス「そう易々と行くと思うか?(咆哮の直後、上空から舞い降り剣を振り下ろす) 」
プシャアァァァアア…ッ…!!!!(しかしカニバリズムのガスの量が減少することはなかった)
J・J「(騎竜とアシュナードに楽しそうにお辞儀)」
ディス「タッ…(下層部に到着)ガスを吸収する事で国のダメージを和らげることくらい、凡人でも思いつきます。ですがその程度の知力では、カニバリズムを攻略したとは全く言えませんがね。と、誰に対して言っているんですかねぇ…私は。(クククと怪しく笑んで) 」
ベーゼ「(潜水服の集団をゆっくり見る) 」
ホタル「…そっか、信頼してるんだね(如月に笑顔を見せる) (ガスマスクを外し小さく息を吸う)そう言えば、少し空気が軽くなったかも… 」
アシュナード「…フン、脆いものだな。(騎竜に乗っていた) 」
潜水服の男「(集団から一人前に出て振り返る)これよりレゼリア国抹消計画を始動する。王宮へ攻め込むぞ!! ウオオオオオオオオオォォォォォォーーーーッッ!!!!!!!(背後の集団勢が武器のマスケット銃を掲げ咆哮する) 」
ベーゼ「(憤怒の気を出しながら下層部を歩いている) 」
アルミナ「では、そうさせてもらおうではないか。楽しませてくれよ(下層部を見下ろす) 」
彩雲「(ホタルの後ろで周囲を警戒)御心配には及びません、ガスの駆除作戦は始まって居ます 」
如月「…彼なら大丈夫でしょう。陛下の『勘』はごもっともですが、それ以前に私はあの人信じています。あの人は私の知る以上に強い人ですから… 」
J・J「んふふふふふふ♪(騎竜を見て)」
ディス「いやはや、舐められたものですよ。科学の力が魔法に劣っているなんて、ある訳がない。科学の力こそ人類の進化であり、真に我々に力を与える物だ。あんな結界、破れない事はない。…さあ、ではそろそろ座興とでもいきましょうかね。国王、貴方はそこで国王らしく高みの見物でもなさってください。……最後に笑うのは私ですがね。シュタンッ(下層へと降りていく) 」
グギャアアアァァッ!! ズギャアアアアアンッッッッ!!!!!!!(邪悪そうな真っ黒い騎竜が城壁へ突撃してきて凄まじい破壊力を発揮してくる) 」
ホタル「勘、って言ってたけどね(苦笑) 」
槍偉「………(ガスが充満している中心部に立っている)俺は…風だ…全て失っても、それは変わらない…!(槍を振り回し風を巻き起こしている) 」
アルミナ「あぁ、至極単純だ。カムイの結界を突き破るとは大したものだ、称賛物だぞ(天を仰ぎ) 」
リヴァイエ「(城近くの城壁の上に立っている)制圧戦において一番大事なのは兵器の威力じゃないじゃない!お前さんわかってんのかぁ!?こうだ!!!(リモコンのスイッチを押す、すると排水溝からガスを吸引し始める) 」
如月「陛下が…?(口元に拳を当てて考え込む)陛下がそう仰るなら…確かにそうなのでしょうが…」
レイハイト「おうよ!(光姫について行く)」
ディス「……。(?????の方へ目を向ける)親衛隊か。ええ、分かっていますとも。レゼリアは頑丈な防壁もなければ撃退用の兵器も所有していない。しかし、それら全てを持ち合わせる「親衛隊の力」があるからこそ…真っ向から攻めようにも非常に難しく、頭を悩めました。ですが、親衛隊と言えど死角から打てばなんてことはない。ス…(天を指す)だから、上から攻めればいとも容易いと思ったのです。実に単純な攻撃ではありませんか?」
ホタル「でもね、お父様に話したら問題ないって…」
ベーゼ「・・・・・・・・。(下層部にいた ふつふつとベーゼの周りの空間がベーゼの闘気に反応し、沸騰し始める。憤怒の気である)」
光姫「では、私について来い、指示を出す(走り出す)」
ザッザッザッザッザッ……!!!(やがて、下層部周辺一帯は潜水服の集団で包囲された)
アルミナ「なるほど、実に君らしい……だが、私の部下達もナメたものではないぞ(不敵に笑う)」
如月「はあ!?…~ッ!ナンテアホナ!(小声)ゴホン……どこか…。困りましたね、いったい何処へ行かれたのやら」
J・J「しかし・・・随分と手の込んだ・・・。(周りを見ながら)」
彩雲「こちら『彩雲』避難状況を伝えろ ……了解、『伊』の死亡者は放置して構わん」
レイハイト「非難なんて最初からする気はねぇ、恩を返しに来た・・・俺にやれる事なら何だってやろう! 」
?????「ハーッハッハッハッハッハッハ!そうはイカのなんとやらぁあ!!(どこからかディスに)」
光姫「(レイハイトを見かける)…!君、早く避難を……いや、ちょうどいい、手伝え」
ディス「このガスは……私が造り上げた最高傑作の殺戮兵器、その名も≪カニバリズム≫!「人食」の名に相応しい兵器です。(その場から下層部を見下ろす)噴出されるガスには放射能物質が多く含まれており、吸えば全身を麻痺させ秒速で死に至らしめる。やがて生存率0%のグラウンドゼロと化し、完全に崩壊する!レゼリアは
デッドエンドを迎えるのですよ!」
ホタル「その、兵隊さんの話だと、ベッドから飛び出してどこかに行っちゃったって…」
ベーゼ「(ふつふつとベーゼの周りの空間がベーゼの闘気に反応し、沸騰し始める。憤怒の気である)」
アルミナ「今甚大な被害を及ぼしているガスもその所為か…目的がハッキリしているのならば、話は早い。」
リヴァイエ「ハァ・・・ここは・・・小生の出番かぁ!?(レゼリア国の外で) 」
如月「槍偉?…隊長がどうかされたので?(マフラーを口に巻きつけながら) 」
漆黒の騎士「…うむ。 さて……(光姫とは別方向、どこかへ歩いていく) 」
レイハイト「・・・あ、大会で見た人じゃん。(光姫を見て、ちょっと近寄ってみる) 」
ホタル「彩雲…うん、ありがとう(ガスマスクを装着する) 」
ディス「(しばらく互いに静かに睨みあう)……なるほど、国が変わられたのは国王が変わられた所以なのか。…クククッ…クックックッ…!流石は、市民の上に立つだけの実力はある。だが国王、今宵私が何を目的に帰国してきたのか…お分かりですか?―――――この国を完全崩壊に陥れる為です。 」
J・J「んふふふふふぅ♪部外者に命令されるとは・・・。しかぁああs、今はそんなことを言っている場合ではありませぇええん!では、いってまいりますぅ♪(騎士にそう言って消える) 」
ホタル「…!そうだ…如月、槍偉が… 」
彩雲「(ガスマスクを装着し、ホタルの後ろに現れる) 護衛を仕りました。これを(ガスマスクを手渡す) 」
光姫「…ぐずぐずと、悠長な事をしている場合ではないな。カムイと合流する(踵を返す) 」
ベーゼ「(そっと少女の死体の目を閉じさせる)・・・・・・・・。(目が赤く光る) 」
漆黒の騎士「…!……そうか。ご苦労。では引き続き、救助にあたってもらいたい。人手が足らぬようだ。(JJに) 」
少女「く・・・・るしぃ・・・た・・・・・・すけ・・・・し・・にたく・・・・な・・・・(ベーゼの前でこと切れる) 」
ベーゼ「(城下にて)・・・・・・・・。(住民の死体を見ている) 」
アルミナ「あの事態は全て私が至らなかったせいであり、私の責任だ。…私は誓った、もう焦らぬとな。よって私があのような醜態を晒すことは「二度と」ない。心得ろ、君は今一国の王の前に居るのだ(声のトーンを下げ威圧的に) 」
レイハイト「・・・うっわ、ひっでぇ煙の量・・・煙草でも大量に吸ってるんだろうか・・・?(着地時にハチ公を地面に突き刺し、それを縮ませすっと降り立つ)・・・めっちゃ人いるじゃん。(光姫達を確認) 」
J・J「いぃいいいえええええ!親衛隊の一人たるもの!まだ助かる可能性のある市民をさがしていたのですがぁあ・・・・どうやら、逃げ遅れた市民は・・・・『全滅』です(騎士に)」
如月「(城…。まさかピンポイントでガスの被害が軽いのは…!)…ッ…今優先すべきはあなたの身を守ることと一人でも多くの民を守る事…(城に目をやったまま)」
ザッザッザッザッザッ……!!!(酸素ボンベを背負った潜水服の集団が何処からともなくガスの中から姿を現す)
漆黒の騎士「……そうか。それならば何故ここにいる。(JJに)」
J・J「各層部のほとんどがガスでおおわれています、状況は最悪です、もうこんなピエロでは止められませんねぇ♪(騎士と光姫に」
漆黒の騎士「……何用だ。」
レイハイト「縮め!(そう指示すると一瞬にしてハチ公が縮み、城壁に手が届く距離まで移動する)・・・っと。(そして城壁の上に立ち、飛び降りる)」
ディス「それは置いておき、国王。何故貴方は国がこんな事態に陥っているにも拘らず平然としていられる?"あの時の様な"表情(かお)をもう一度見せてくださいよ。(クククと低く笑んでいる)」
光姫「む…君か」
光姫「早々にカムイに浄化してもらう他あるまい…如何せん範囲が広いか」
ガキンッ!(城壁に鉤爪が引っかかる)
J・J「おやぁ?これはこれは光姫さん・・・そえrと、混沌女神の♪(光姫と騎士に)(ガスが充満していた地区から歩いてくる)」
アルミナ「あぁ、これだけ派手にやらかされたのは久しい…だが、まだまだなのだろう?この余興は(目を薄く開ける)」
オルディア「ゴホッ!ゴホッ!・・・み、みなさん!市民の避難・・を!(指示で忙しそう)」
ホタル「それが、親衛隊の人たちと一緒にまだお城に…」
漆黒の騎士「うむ… そうだな。私には影響がないようだが。一般の者では一溜まりもあるまい。」
レイハイト「(ハチ公を掴み、背中にバックパック状に形を変えさせて付着させる)・・・行くぜ。(左手にハチ公を付着させ、鉤爪ロープ状に変形させそれを城壁にぶん投げる)」
プシャァァァァアア……ッ…!!
彩雲「了解致しました、ご武運を(屋上から飛び降り、ホタルの許へ)」
光姫「…助かる。まずは、被害が深刻になる前にこのガスをどうにかせねば…」
謎の科学者→ディス「いえいえ、この顔を覚えていてくれているだけ光栄でありますとも。(不敵な笑みを浮かべる)どうです?派手な余興をご覧になったのはしばらくぶりではありませんか?」
如月「ハッ…姫様…ご無事でしたか!(安堵して微笑むも束の間)…陛下は…?ご一緒では」
セイ「サキエル嬢の保護、及び警戒をしつつ待機だ。頼んだぞ」
J・J「(ガスが充満している地区に降りてくる)んふふふふふ♪ひどいガスですね、住民や並の騎士では・・・ひとたまりもないでしょう。おそらく、化学兵器・・・・こんなものが作れる人物と言えば・・・・んふふふふふふふ♪」
ハチ公「ベチャッ。(地面に振り落とされ膨らみだす、中身は大量の濃縮された空気がぎっしり詰まっている)」
レイハイト「・・・空気を蓄えろ!(右腕に付着したハチ公を振り落とす)」
漆黒の騎士「……君が願い出れば、私は… シャキ.. 我が剣を以ってして、食い止めてみせよう。(腰から神剣エタルドを抜剣して掲げ) 」
アルミナ「…思い出したぞ。失礼、気付くのに時間が掛かった(目を伏せる)」
彩雲「地区によってバラつきが有りますが、一部はほぼ完了しています。ご指示を」
謎の科学者「ああ、失敬。こんな形(なり)をしていたら、誰だか分かりませんよね。過去に、王妃に仕えていた秘書の者でございます。」
ホタル「如月っ!(兵に保護されながら避難してくる)」
J・J「ふ~・・ん・・・・一端下へ降りますかね♪」
レイハイト「・・・あたぼうよ、絶対に死なない!(右腕をブンと振るう)・・・この状況、打破するには実に嫌だがコイツを使うしかない・・・。(右腕にハチ公を纏わせる)」
光姫「君か。あぁ…全くだな、こんなタイミングの悪い時に…」
ハーデンス「…立派な志で、ならば止めはしません。生きて帰ってきてください、アナタは私の常連さんなのだから!(そういって走っていく)」
セイ「彩雲、今の避難状況は?」
漆黒の騎士「!…光姫よ、ここにいたか。困ったことになったな。(光姫のところへ)」
如月「味な真似をしてくれるな(子供を片腕で抱えて城に目を向ける)陛下、姫様…」
アルミナ「…ふむ、君は…」
レイハイト「平和に生きたい・・・だが恩を千切って捨てるなんて外道にはなりたくは無い、受けた恩は仇で返したりはしない!」
ハーデンス「自ら危険に乗り込む気ですか?平和に生きたいのでしょう?だったら・・・ここは自分の命を考えるべきです!」
謎の科学者「(そこにいた人物は、白衣を身に纏った科学者の男。全身灰色の高身長で顔面の右半分、そして左手が機械化されている)……お久しゅうございます、国王様。(眼鏡をくいと上げ光らせる)」
彩雲「(女中の服を脱ぎ捨て、動き易い戦闘服に) 龍が一頭、敵は……単騎か」
J・J「ヒャーッハッハッハッハッハッハッハ!!なんと!!楽しい!展開でしょう!!こんな素敵な状況をお目にかかれるとはぁ!!ひゃーっ八っはっは!(はるか上空で高笑い)」
レイハイト「・・・ところがどっこい、私はこの国にちょっとした恩がありまして・・・逃げる訳にはいかないんですよ。(目つきが変わる、キリッとした目つきだ、迷いは無い)」
黄色いローブの男「(レゼリア国の上空を両腕を広げ下降している)今回のターゲットは此所か…叩き潰して奴等の頭を劈いてくれるッ!!」
漆黒の騎士「! あれは… (城を出たところ丁度、その邪悪そうな騎竜が空を飛行していく様子を見上げ)……とうとう、動かれたか。」
ハーデンス「わかりません、おそらくテロでしょう。とにかく危ないんです!いそいで避難しましょう!」
レイハイト「ハーデンスさんじゃあないですか、・・・これは一体何が?(と言いつつ実験程度に近くにいたハムスターを掴み煙を吸わせてみる)」
アルミナ「(足音に目を向ける)」
ハーデンス「おぉ!レイハイトさん!(走ってくる 避難しているようだ)」
コツ……コツ……(沈黙と化し、ガスが充満した空間から…アルミナの方へ足を進めている音がした)
J・J「おぉっと、これはこれは・・・。どうやら、レゼリアにはない兵をお持ちで・・・。(騎竜を見送り)」
光姫「一体何が…?(ガスを吸わないように住民避難をしている)」
レイハイト「・・・(目星を使い、煙をどういうものか軽く判断してみる)・・・恩があるとぁ言え、これは近づけないな・・・。(レゼリア国の近くまで来たものの、立ち往生)」
グギャアアアァァッッッ!! バサッ、バサッ、バサッ…(J・Jの側をとても邪悪そうな騎竜が横切っていく)
オルディア「みなさん!城にも防御魔法を!被害を拡大させてはいけません!酸素マスクも各自持つように!(指示で忙しそう)」
J・J「んふふふふふふふふふ~♪これはどうやら・・・本当にこの国の危機のようですねぇ♪アーひゃっひゃっひゃっひゃ!(空中で棘状の物体を見ながら)」
漆黒の騎士「む… そうか。では、失礼する(城をあとにする)」
だが唯一、王宮周辺には刺さっておらず、その一帯だけが辛うじて煙(ガス)の範囲から免れていた…が、それも時間の問題である
カンナギ「面倒くさいな、・・・退却だ!引け!(無線で部下に連絡し退却させる)」
カムイ「光姫さんなら、今は住民避難の方に…(心配そうに見ている)」
セイ「(頷き物体に近付く)」
ベーゼ「(バイクに乗って国境近くの道路を走り棘状のものを見ている)」
レイハイト「・・・泊めて貰った恩もあるし、・・・いっちょ行くか。(レゼリアへ向かい走り出す) 」」
一市民男性「ガチャ(騒ぎを聞きつけ、寝起きの顔をして家から出てくる)―――うッ……!?(煙を直に吸うと全身に力が入らなくなり、やがてうつ伏せに倒れ込んでしまった)」
アルミナ「…セイ」
彩雲「『彩雲』より『伊』隊、即座に避難を」
漆黒の騎士「……光姫はきているか。(城内にて)」
棘状の物体はおよそ長さ7m以上、幅2.5mの大きさ。先端のハッチから常に菫色の煙が噴出されている
アルミナ「さて…手を煩わせるな(目を向ける)」
レイハイト「・・・あれは棘なのか、何なのか・・・いやもうこの世界に常識を通そうとするのは野暮か・・・。(オペラグラスで遠くから観戦)」
J・J「んふふふふ♪仰せのままに♪(アルミナに)」
プシュァァァアアアアア………ッ!!!(棘状物体の先端のハッチが展開され、中から菫色の煙が噴出される)
落ちてくる棘状の物体の中、一つだけ黄色に輝く光が見えた
彩雲「(窓から屋上まで飛び、飛んでくる物体に苦無を投げて撃ち落とす)」
アルミナ「迅速に伝えろ、焦る必要はないとな。速やかに避難を。」
レイハイト「・・・。(オペラグラスで物体を遠くから確認)・・・この世界って、一体・・・どこへ行こうというんだろうか・・・。(通行人とは違い、表情一つ変えずに見ている)」
如月「(物体を太刀の一閃につき数本ずつ弾いて周る)隊長はあんな状態だから指示は期待できないな…住民最優先か」
リヴァイエ「な・・・・・なんだありゃぁ・・・!?(遠くから)」
セイ「―――ッ!!(拡散する弓を放ち、被害を最小限に抑える)」
ヒュォォォォォ……ッ……!!(国全体が土煙りで覆われ、やがて突き刺さった大きな棘状物体が住人らの前にその姿を現す)
通行人「(とんできた物体を見据え、表情が絶望へと歪む)んだよ…あれ…!―――――ぅ、うああぁぁっ!!!」
J・J「(レゼリア国よ、最悪の結末、バッドエンドに染まりなさい!白紙の未来を黒く塗りつぶすのです!・・・・・んふふふふふ♪)(なんやかんや楽しんでる)」
漆黒の騎士「……とりあえず、戻らねば。(レゼリアの城内へと入っていく)」
J・J「んふふふふ♪国民は大混乱のようです、今「伊」隊と宗教騎士団の方々が避難を進めていますが・・・。どうされます?(おりてきてアルミナに)」
ギギギギィッ…!!!―――――――ピキッ…ピキキッ… パリィーーーンッ!!!!(しかし、あまりの衝撃に結界に亀裂が生じ…僅か2分もしない内に、破れた)ズガガガンッ!!!! ズガガガガガガガガーーーーン……ッ!!!!!!!!!(最初の棘状物体がレゼリア国の下層部に突き刺さり、そしてしばらくしてから落下してきた物体は上層部にも突き刺さった)
漆黒の騎士「む… なんだ。あれは」
セイ「承知。(激突する物体に弓を構える)」
アルミナ「さて、カムイ一人では骨が折れる…セイ」
J・J「おや?これはこれは、面白いものが落ちてきましたねぇイ♪」
カムイ「はい…ッ!(歯を食い縛り結界を強める)」
ヒュゥゥゥウウウウウウーーーーーーーン――――――――――ズガンッ!!!! ジィギギギギギギッッ!!!!!(展開された結界に物体の一つが落下し、激しい火花をあげ…今にも突き破ろうとする)
大きくなりいく輝きの正体は、大きな棘状の物体であった
アルミナ「私の勘は「当たる」。そうだろう?(静かに目を伏せる)」
通行人「(ポケットに両手を突っ込み、猫背で歩いている)…んあ…?(ふと天を仰いだ)」
彩雲「(耳に手を当て、小声で)「彩雲」より「伊」隊、各自警戒態勢に移れ。要人と市民の保護を最優先だ」
カムイ「勘……―――ッ!!(青ざめたかと思うと上空に手を翳し結界を張る)」
J・J「んふふふっふ~?この国のバッドエンドか・・はたまた、別の・・・んふふふふふふ♪」
その輝きは次第に大きくなっていき、やがてその周りにいくつもの小さな輝きが出現した
カンナギ「・・・宗教騎士団は市民の安全を守るよう。いいな。(部下に命令)・・・黒禍・・・か?(空を見上げ)」
アルミナ「―――勘だ(顎に指を当て不敵に笑う)」
その時、星一つない真っ暗な夜空に一つの小さな輝きが現れる
カムイ「はぁ…確かに可能ですが、一体急になぜ…?」
如月「(刀を抱きかかえて目を覚ます)…懐かしい
夢を見たな。またコイツに頼る時が来るのか」
アルミナ「確か防壁魔法を張れたな?この国上空に張ってもらいたい」
オルディア「ん・・・?どうしたの?(愛馬を落ち着かせてる)・・・なんでしょう、嫌な気分です・・・。邪悪な・・・何かが・・・。」
彩雲「(女中に変装し、仕込み箒で城内を掃除している)」
ハーデンス「(いやな予感がする・・・なんだろう・・・この胸騒ぎは・・・。)(カフェで商品整理しながら)」
漆黒の騎士「………。(城門付近におり、警戒を怠らない)」
カムイ「はい、なんでしょう?国王様」
J・J「(城のてっぺんの屋根でカードを器用に混ぜ合わせている)んふふふふふ♪」
アルミナ「…ふむ…(空を見上げる)カムイ」
時同じくして、レゼリア国―――――
ディス「御意。(通信を切る)さて…いよいよだ。いよいよ―――――――――レゼリア王国完全崩壊の時だ。バサッ…!(高台から見えるレゼリア国を一望し、振り返り何処かへ歩いていく)」
×××××××「了解、した…ヒヒヒヒッ…!!武運を祈ってるぞ……ディス。ケッヒヒヒヒ、ヒヒッ!!!」
ディス「地上の準備は完了いたしました。御面倒をお掛けしますが、後10分後に―――――――例の兵器を目的のレゼリアに投下してください。」
×××××××「(何処かの研究所と思われる暗い部屋にて)あぁ…聞こえてるぜぇ…ケヒヒッ!」
ディス「(高台の先端に佇んでいる)こちらディス。応答願います、『Dr.』。(スマートフォンを耳に当て、誰かと連絡を取っている)」
~某所・高台~
白衣の男→ディス「(ディスと呼ばれた科学者風の男は尚口角を吊り上げていた)ええ。(通信を切る)シュゴー シュゴー ……ガチャ(左手を握りしめる)…サッ…サッ…サッ…(再び歩み始め、夜の世界へと消え失せる)」
獣顔の科学者「……そうかよ、まあいい。用件はそれだけさ。じゃあな、『ディス』。(通信が途絶える)」
白衣の男「…さあ、それはどうでしょうか…ねぇ。(邪悪な笑みを浮かべる)今はもう、こんな醜い容姿になってしまっては誰も一目で気付くとは思えません。(機械化された右側の顔面、そして左腕の光沢が月の光に反射して輝いている)」
獣顔の科学者「それはいいが、お前も迂闊に外を出回るなよ?向こう側はお前の顔を知っているんだろう…?」
白衣の男「(歩みをとどめる)……そうですか、それはありがたい。『Dr.』には後でお礼を申し上げなければ。」
獣顔の科学者「―――"≪CANNIBALISM≫の下準備を終えた"だとよ。」
白衣の男「まったく………ん?『Dr.』が…?それで、何と?」
獣顔の科学者「ウップス 悪ぃ悪ぃ、冗談だ。そうそう、帰って来た『Dr.』からお前に伝言を預かっているぜ。」
白衣の男「なっ…勝手な真似はしないでください。計画を早めてしまい、万が一我等の正体を感づいた者共がいれば無駄骨を折る事になります。」
獣顔の科学者「あー…そう。今からそっちに軍勢を派遣させようと思うんだが、ついでに薬でも持たしておこうか?(へらへら)」
白衣の男「ええ、つい先程到着致しました。しかし外の空気には慣れていない為、正直眩暈が凄まじいです。(それでも悠然とした足取りで夜の道を歩んでいる)」
獣顔の科学者「(電話越しの相手)よお、どうやらそっちに着いたようだな。たった今転送装置の使用経歴が八カ月ぶりに更新された。(暗い研究室にいくつものディスプレイが並んでおり、その一つを見ている)」
白衣の男「(スマホを手に取り電話に出る)…もしもし、どうしました。(取りあえず通話しながら歩き始める)」
♪~♪~(男の胸ポケットにしまってあるスマートフォンの着信音が鳴る)
白衣の男「コツ…コツ… コツ…コツ…(ホールの裏口から出て細い目つきで夜空を仰ぐ)シュゴー シュゴー… 外へ出たのは2年ぶりですか。生温かい研究所に居続けた所為でこうも眩暈が迫って来るとは…。一先ず、外の空気に慣れておきましょう。(…計画始動はその後で良い。)」
白衣の男「ブワ…ッ… ギギィ…(転送装置によりホログラムから実体のある体にへと変わり、部屋を出ていく)」
ギュォォォ……(転送装置が作動し、何者かが光となって出現する)
カオスホールの立ち入り禁止区域にある、何処かの古い空室にて そこは全体が機械の壁で覆い尽くされ、謎の転送装置だけが佇んでいた
~カオスホール~
今こそ――――レゼリア王国完全崩壊の時…!
白衣の男「カツン、カツン、カツン、カツン……(鋼色の床を進みながら不敵な笑みを浮かべている)クク…クククッ…!」
獣顔の科学者「クフフ、クフフフフ…しかし、これでまた赤色に染まるだろうな…混沌世界は。(設計図を丸める)さて、『Dr.』が戻って来る前に研究の続きをするか。(椅子から立ち上がり奥の部屋へと歩いていく)」
白衣の男「(ぴたりと足を止める)お気遣いどうも。(振り返らずにそのまま部屋を出ていく) 」
獣顔の科学者「フン、そうかい。んじゃあ…『Dr.』には、代わりに俺が一報を入れておくぜ。 」
白衣の男「恐れるに足りませんよ。一瞬で皆殺しにする為の手練手管もいろいろと考えているので。(部屋を出ていこうとする)」
獣顔の科学者「んまぁー…くれぐれも、計画に支障が出ねぇよう気ぃつけな。なんせあちら側には親衛隊が――――――」
白衣の男「ええ、そうですとも…。この時を、どれほど私が待ち望んでいた事か……!(鉄パイプを握ったまま両手を広げ不気味な笑みを零す)」
獣顔の科学者「……お前のこれまでの計画が実り、今こそ復讐劇の開演か?(笑いながらコーヒーを一杯口にする)」
白衣の男「(カレンダーを一瞬睨みつけたかのように見つめると脇に立ててあった鉄パイプに手を伸ばす)……血が滾って来る…こんな衝動を感じたのは、あの時以来です。」
獣顔の科学者「………。(ちらっと男を一瞥する)」
白衣の男「あれから10年…時の流れは速いものです。最も…研究に没頭している時なんかじゃ到底思い耽ることも無いのですがね。(微笑)(机の上のコーヒーが入ったマグカップに口を付ける。それから、カップを戻した途端穏やかな顔が悪魔みたいな表情へと一変した)」
獣顔の科学者「なぁに見てるんだ?(機械の残骸で作った様な椅子に腰かけ、机に設計図の様なものを広げ目を通している)」
白衣の男「(右半分が機械化されている顔に触れる)……。(そして壁にかかった、若干斜めに傾いたカレンダーに目を向ける)」
ビュオオオォォォオオ……ッ!!!(凄まじい吹雪が吹き荒れる中…白銀とも呼べるその世界に、ある巨大な建物が聳え立つ)
最終更新:2013年03月10日 23:53