セリーナ「………今日も沢山歩き回って、疲れましたわ。(薄暗い部屋の中。ひとつの写真立てが伏せられたサイドテーブルが側にある椅子に座る)」
―――復讐の炎を静かに燻らせ、私はめくるめく日々を送っていた。
セリーナ「(手元のバッグを床に置き、軽く伸びをする)」
―――けれど、今日は大きな変化があった。
セリーナ「(時計を見、それからサイドテーブルに伏せられている写真立てに視線を移す)……ふふっ」
―――当事者……"英雄"に、出会ったのだ。
セリーナ「ああ、なんと素晴らしい日なのでしょう……ねえ―――(伏せた写真立てに手を伸ばし、触れる)」
―――"英雄たち(彼ら)"は、まだ知らない。
セリーナ「――――。(伏せた写真立てを、ゆっくりと立てていく)」
―――私が、
セリーナ「――――。(そしてとうとう写真立てを立て、いつもの優しく、柔らかな笑顔を浮かべる)」
―――"英雄たち(彼ら)"を圧倒的絶望に陥れた、
セリーナ「――――
ロバート……。(写真に写っている男、ロバートを見つめ、うっとりと魅了されたような表情をする)
――――――"人類最終兵器"の、妻だということを。
TO BE CONTINUED...!!
最終更新:2013年03月26日 00:58