レミリア

レミリア・スカーレット(れみりあ・すかーれっと)/Lemiria Scarlet》

アイコン ゲスト
性別
年齢 不明(見た目は中学3年生くらい?)
種族 吸血鬼
職業 娼婦
常備品 紅い宝石が付いたステッキ
武器 ???
紅魔館のレミリアと同姓同名の吸血鬼(英字のスペルは違う)、地球の激動戦乱の時代のフランス出身であり信心深い修道女の姉がいたという…。現在は混沌世界に移住し娼婦などをしながら生計を立て暮らしている。吸血鬼としては特別な存在であり十字架や日光をまったく恐れない。日光を恐れない理由として、ステッキについている紅い宝石『アテンの憎悪(なみだ)』の影響もあるだろう。アテンとはエジプトの太陽神の一柱であり、夕日を神格化したした神である。あまり信仰もされず神性も薄れ、神としての意義がほとんどなくなったアテンの恨みそのものが宝石の形になったもの。レミリアはとある契約を果たしたことによりこの宝石を手に入れ太陽の力を味方につけたとされる。ステッキを利用しての魔法や杖術・体術はお手の物、しかしこれ以上の奥の手もあるようだが…?
そんな彼女の住んでいるところだが、紅魔館とは正反対である。大きくもなければ小さくもないタダのボロ洋館でメイドもいなければ門番だっていない地下牢も図書館も存在しない。そんな中で彼女は死んだように眠り日々を過ごす。基本的に男は軽蔑しているが、それでどうこうしようというような気はないらしい。

テーマ曲


戦闘BGM



吸血鬼にいたるまで
+ ...
時は西暦1300年代、激動のフランス。
フィリップ6世、エドワード3世は我こそがフランスの王位継承者と高らかに上げ戦争を起こした。
後に有名な『百年戦争』の始まりである。戦火は付近の小さな村や町にまでおよび兵士だけでなく罪のない人々の血と怨嗟、そして神々への届かぬ祈りでフランスは満ち満ちていた。そんな中、レミリアは歳が5つ離れた姉と共に町で暮らしていた。両親は5年前に他界し、姉は神に仕える身、生活は貧しく食べ物もロクに買うことが出来なかった…それでも、姉との生活は幸せだった。姉は誰よりも優しくレミリアにとっては天使か女神に等しい存在だった。しかし、現実は無情にも二人を飲み込んでいく。侵略軍が町に押し寄せ、町の人々を次々に殺していった。農家も、商店も、家も次々と焼かれ人々は蹂躙されていった。レミリアと姉は教会へ逃げ込んだ。しかし、ここも見つかるのも時間の問題。教会に逃げ込んだところで隠れるところはほとんどない。姉はせめて妹だけでもと思い、レミリアを教会の教壇の床下に隠した。レミリアは泣きながら、いっしょに隠れようとしがみついた。しかし、姉は妹の無事だけを考え、レミリアを一人床下へと隠した。そして、運命の時、血と欲に飢えた侵略軍の兵士が教会へ入ってくる。姉を見つけるなり、奇声をあげ姉に襲い掛かる。レミリアはただ床下で怯え目を瞑り神と姉の無事を祈るしかなかった。嫌な音が聞こえる…聞きたくない声が聞こえる…。現実とは非常なものだ。一人の兵士が…教壇を蹴り上げ床下へ通ずるその扉となる蓋を見つけ、レミリアを発見したのだ。不安と恐怖で半狂乱に叫び逃げようとするが、力の差は火を見るより明らか…力の強い男とか弱い乙女、いとも簡単につかまってしまう。引きずり出されてレミリアが見たもの…それは大好きな、それはもう大好きな姉の変わり果てた無残な姿だった。修道服は乱れところどころ破け仰向けに酷い有様で倒れ死んでいる姉だった。泣き叫んだ、姉のあられもない姿に、姉の死に、深い傷と悲しみ、そして男への偏見をその身と心に焼き付けた。レミリアはその場では殺されなかった…侵略軍が強奪した物資とほかの少女たちを乗せた馬車に乗せられ、城へと連れて行かれたのだ。あぁ、町が燃えている…大好きな姉と暮らした町が…大好きな姉と通った教会が…目に光はなく虚無だけが残った瞳で馬車から町をただただ見ていた。
城へ連れて行かれ、地下牢へと全員が入れられた。すぐに理解できた…自分を含め、ここにいるすべての少女たちは、あの兵士(おとこ)共の慰みものとなるのだろう…と。
連日連夜、兵士(おとこ)共の欲望と穢れにより少女たちは何度も何度も染められた。助けも来ない、祈りの声も届かない。力もない…。
すべてが諦めと絶望に打ち菱がられたレミリアが見た果て…それは、なんとも甘く悍ましい誘惑であろうか…。

『力が欲しいか?』

心の中に響く声、男か女かもわからない。それでも何度も呼びかけてくる。

『私は----』

少女が選んだ決断。負けない強さ、どんな力も組み伏せる圧倒的な力、絶望さえも打ち破る生命力…。

その決断の証として手に入れたるは、魔性の翼と一本の槍。

その後、その城とレミリアがどうなったか…それは歴史には記されていない。


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最終更新:2013年06月16日 19:59