「運が良かったな、貴様の墓標は俺のナイフだ」
黒い軍服に赤い軍帽で身を包む地球での元スペツナズ(GRU)隊員、ナイフ戦術を始めとした白兵戦の達人で、その体格や技術に勝る物は地球にはいなかった。
コスモス派、11位
かなりの筋肉質でナイフや包丁など、肩や腕の極太の部分に刺されても筋肉の丈夫さのあまり、どんなに力を込めても5mm程度しか刃が通らない。一度見事なまでにナイフが刀身分ぐっさり刺さったのだが、神経すらも鍛えられていたのか包帯巻くだけの治療をして任務を続行する程の強靭な精神力も備えている。
ケイオスへと数人の隊員と共に飛ばされる。隊員達と共にその日は一体何が起ったのか理解できないままを過ごす事になる。夜に浮かんで来た地球を確認後、自分たちの状況を知りそれぞれで行動する事となった。
そのナイフ捌きと技術
システマ(Система; Systema)と呼ばれるスペツナズの近接格闘術。競技格闘術としてではなく、実用的近接格闘術なので、殺害や護身の為の技術である。彼が地球に居た頃は拷問でもコレを使う。
「戦いが終わった後だとしても拳を振る事はやめない」
彼はコレを基本とし、敵が降伏の意思を見せたとしても彼は短時間で敵が動かなく成る事を前提にこの技術を用いる。
「敵の動きは不特定」
これはどの戦闘に於いても考えられることだが、彼はナイフ近接戦闘では自身の独特の感性を完璧と言えるまで磨ぎ、敵がどの位置にナイフを突きつけてこようとそれを弾くだけの瞬間能力があり、戦闘を有利に進める。
「動きの記憶」
敵との戦いに於いて最も重要である「戦闘前」を彼は大事にしている。近接戦闘を行う際、戦う前の合図をそれぞれ行うからだ。
敵の戦う合図を記憶し、そこから相手の適合した戦闘方法や、身体的、精神的能力を判断する。
最も好ましい行動を計算するには連続的な戦闘に備える条件、状況判断といくつかの要因を組み合わせなければならない記憶力
彼は戦いの狭間も、集中力を散らすことなく戦いを記憶している。
白兵戦を主に、暗殺から近接格闘(CQC)まで幅広いナイフ格闘技術を会得している。使うナイフはボウイナイフやコンバットナイフを状況によって使い分け、接近した状況からの戦闘では敵無し。
ナイフ無しでの肉弾戦闘では、システマで習得した対刃物制圧術は勿論の事
素手で銃を持つ相手を制圧する事が可能。これはシステマではなく、米海兵の知り合いに習ったMCMAPと呼ばれる格闘術
素手や棒で付近に居る敵なら、どんな銃器をしようしていようが、彼の肉体能力で鎮圧が可能。
ただし、MCMAPを知っている相手となると、恐らく鎮圧しようがないであろうと本人は語るものの、その格闘センスとそれに見合った肉体で銃器を持つ相手を鎮圧出来ないという発言は、スペツナズではジョークにしか捉えられることはなかった。
最終更新:2014年01月03日 17:54