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セルド「家にか…そうだな、今度誘ってみるよ。腕相撲大会か…絶対に負けないぞ(口角を上げて) 」
クラッド「よかったじゃないか、それなら今度家に誘ったらどうだ。二人と一匹だけの部屋の空気をたまには賑やかにしないとな。腕相撲大会だ! 」
セルド「いや、仕事は大体定刻には終わるんだけど…ちょっと友達が増えてさ。帰りによく出くわすんだよ。これが中々面白い人達でさ 」
クラッド「あぁいや…なんでもない……そうだ、セルド。お前たまに帰り遅くなってたりするが、商店街の仕事そんなに忙しいのか?(普段の日常での事)」
セルド「ああ、俺は誰が相手でも手を抜かないからな(ふんすっ)ん…兄さん?(ブツブツいってるクラッドにきょとんとして)」
クラッド「その方があいつも喜ぶ。お前の料理は人種は勿論、種族を超えても通用するからな…おかげで俺の舌も肥えて軍食だと物足りなくなって…(ブツブツ) 」
セルド「ああ~…ちょっと可哀想な気もするけど今日はカリカリにしておこう。文句を言われるだろうけど…たまには俺がアイツの食事作るからさ 」
クラッド「(またこんな目をして…)お前…俺にはトマト食わせとけばいいって思ってるだろ?間違っ ちゃいないけどな…そうと決まればさっさと帰りたいが…猫の餌切らしてたな…ついでに買うとしよう。セルド、カリカリがいいか、それともロイヤル猫缶?」
セルド「へぇ…
政府軍の同僚かぁ…!(僅かに目が輝く) 今日はトマト入りオムレツにした、副菜もしっかり用意してあるから(にやりと口角を上げて得意げ) 」
クラッド「あぁ、セルド、すまないな…帰りに同僚と会ったもんだから、つい長話をしてしまって…ハハハ…(セルドに日常の中での微笑みを見せる)ところで今日の夕飯は何だ? 」
セルド「まったく、もうすぐ夕飯なのに兄さんはどこで油売って―――あ、兄さん!帰りが遅いから心配したじゃないか…誰と話を?(クラッドを見つけて歩み寄ってくる)」
クラッド「――覚醒能力者(イヴォーカー)との戦闘…オルガー、お前は敢えて茨の道を選択するのか…(俯き気味に小さく声を発し、オルガーのその陽気でありながら熱意のこもった言葉に気持ちが揺らぐ)」
オルガー「なんだテメェ、ビビッてんのかよ。(へらへら)…んまあ、俺としてもこんな厄介事にむざむざ突っ込む気はねえ。だがこれ以上被害が拡大する一方じゃあ、どっちにしたって同じ事だ。…各地で起こる事件の裏にゃ…必ず『黒幕』たる人物がいるに違いねえ。俺はそいつを特定しなきゃこの事件は終わらねえと思ってる。……ま、いつでも来いや。気長に、気だるく、待ってるぜ。(だらしなく背後のクラッドに手を振りながら去っていく) 」
クラッド「……(彼の表情を横目にしながら通り過ぎた後、人三人分程の距離をあけて立ち止まる)”中佐クラス”の軍人がやられた事件だ、悪い事は言わない、手を引け(振り返らず、背中でオルガーにその瞳の視線を送る) 」
オルガー「ったはぁー!だと思ったぜぇー!まあ強制するつもりは端からなかったんだけどなぁ!(参ったといわんばりに苦笑した後、表情が一変する)―――何でもいいんだ。これから…『奴ら』に関与する情報を俺の方に提供してくれや。 」
クラッド「……(街灯の光で眼鏡が反射し、目が隠れる)覚醒能力者特別対策係……だったな……悪いが乗り気になれない、この話はなかったことにしてくれ(やっと足を踏み出し、オルガーの横を素通りしようとする) 」
オルガー「だろうな…じゃ、単刀直入にいくぜ。―――――――お前、俺の班に来ねえか。 」
クラッド「君の話の内容次第ではこれから残業になるかもな…まず、何の用だ?なるべく軍以外で軍の者との接触(コンタクト)は避けたい……(その場から微動だにせずにオルガーへとただ眼鏡越しに視線を送り続ける) 」
オルガー「よっこいせ。(倒した木を元の位置に立て直す)なに、いつものことだ。(ぇ) おぅ、今帰りか?ちょうどいいわ。(銜えている煙草から煙がたつ) 」
クラッド「……オルガー…(呆れた口調、表情で彼の名を呟き、肩を竦める)君は久しく会う相手に挨拶する時、木を折って挨拶するのか?(メガネのふちを親指の逆関節で持ち上げ、整えながら彼と視線を合わせる) 」
オルガー「――――とぉゥ!! バキィッ!!メキメキメキ…スジィーーン…ッ…!!!(茂みから飛び出して木を思いっきり蹴り、倒れる木にそのまま乗ってクラッドの行く手を阻むように現れる。ダイナミック登場)…うすっ、顔を合わせるのは随分久しぶりじゃねえのか、クラッド。(にやりと笑い)」
クラッド「フーンフフフーン……(自分を呼んだであろう声に反応して立ち止まり、眼鏡のレンズが光り、目元が見えなくなる)……(言葉には出さないが。態度で返答) 」
おう、ちょと待てや兄ちゃん。(茂みからクラッドを呼ぶ声がする)
クラッド「フーフフフーンフーフーン…(心地よい鼻歌と共に、銀色の懐中時計で時間を確認しながら歩いている)もうこんな時間か…晩飯、冷めてなけりゃいいんだが……(緩い眼鏡をかけ直し、懐中時計をしまいこむ)寒ッ… 」
最終更新:2014年10月21日 20:56