クロス×オーバー編 第二話 過去ログ

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コールズ「…氷を司る不死鳥…プロンは雷の不死鳥で、プラナは氷の不死鳥…連日で二羽の不死鳥に会えるなんて、思ってもなかったわ…(結晶を見てプラナに) 」

プラナ「…ん…?…ああ、私は氷を司る不死鳥と言われていてな…。(コールズに) 」

コールズ「……(結晶……?(氷……?)(プラナを見る) 」

プラナ「…コールズにギャラードか…。…ああ、宜しく…。(髪を靡かせると同時に結晶が彼女の周囲を漂う) 」

ギャラード「プラナ、ね…私はギャラード、よろしくねー(手をひらひらさせながらプラナに) 」

コールズ「…(私はコールズ…よろしくね、プラナ……(プラナに) 」

プラナ「…(ギャラードの視線に気づいて)…ああ、すまない。…紹介が遅れた。…私はプラナ。…宜しく頼む…。(コールズ、ギャラードに) 」

プロン「えへへ…♪…どういたしまして…(コールズに微笑んで) 」

プラナ「……。(プロンに言われた後にヒロが間に入って)…うむ、すまない…。…私も少々熱くなりすぎたようだ… 」

ギャラード「はいどーもー((リヤカーから降りる)昨日ぶりね、プロン…ん、そっちは…(プラナを見る) 」

ヒロ「樹氷にするのは美しいと思う、だけどやめなさい(二人の間に入る) 」

コールズ「…どうも、プロン…昨日はありがとう(色々な意味で)いいものを見れたわ(小声)(リヤカーから降りてプロンに) 」

プロン「タンマタンマ!…せっかくギャラードちゃん達が来てるのに喧嘩なんかしてちゃ悪いよ!…だから…一時休戦!(プラナに) 」

プラナ「……。(流石にカチンと来た模様で…)…ほう…。…そんなに樹氷になりたいのかお前は…(プロンと睨み合って) 」

プロン「え~?…だってプラナ、強い刺激じゃないと物足りなさそうだし…♪それに私はこの前のプラナと違って周りに迷惑かけてないもーん♪(開き直り)…あっ!やっほ~♪(やって来たコールズに手を振って) 」

ヒロ「…お、プロンもきたか…大丈夫?(プロンを見ながらプラナに) 」

ヒロ「その発想はなかった(二人の登場の仕方を見て) 」

プラナ「…お前なぁ…(立ち上がってプロンの方を向いて)…この前『加減を考えろ』と言ってはいたが…今はその言葉をそっくりそのままお前に返してやりたいのだが…(プロンに)…!?(あまりにも予想外な登場の仕方に驚いて) 」

プロン「やっほー♪(プラナの後ろで指先にバチバチと電気を走らせてて)…暇だったからプラナの後付けて来ちゃった♪ 」

ヒロ「…今すぐくるって……な、何が起こったし(白目)(倒れたプラナを見て) 」

コールズ「…流石にこの登場はないと思う(ラジコン数台に引かせたリヤカーに乗ってやってくる) 」

プラナ「ああ…(電話の間待つ事にした所で…)!?(急に背中にバチバチッ…!と来て崩れ落ちる)…お、お前… …いつからいた…(後ろを振り向きつつも) 」

ヒロ「あ、呼ぶ?ちっと待っててー…(電話を用意) 」

プラナ「…成程…。…だからああも喜んでいたわけか…。(例のお楽しみまでは知らなかった模様)…プロンが世話になった事だ。…私も挨拶はしておきたい所だな…。 」

ヒロ「……実は不死鳥の仲間に会ったんだよね…俺が不死鳥となったことに絡んでる子達に、ね…(プラナに) 」

プラナ「…昨日はプロンが結構遅くにいつになく嬉しそうな様子で帰って来たのだが… …一体何をしていたのやら… 」

ヒロ「……ん、プラナか…(降りてきたプラナが目に入る)…うっす 」

プラナ「……(空を飛んでいる際にヒロの姿が目に入って公園に降りる)…ヒロか…。…まさか、こんな所で見掛ける事になるとはな… 」



プラナ「…はぁ…。(少し離れたところでため息をこぼして)…今回の事はかなり重要だからな…。…ゴルトにも伝えておくとしよう…。 」

プラナ「(ヒロから少し離れたところにて…)…そうか…。…『暫くは帰れない』…か…。(何者かと携帯で連絡を取っている模様)…もし場所がわかったらまた連絡を頼む。…その時は私達も向かうとしよう…。(そう言った後に電話を切って) 」



プロン「…えへへへ♪(褒められて何か嬉しくなってきたのか、ギャラードに抱き付いたまますりすりしてて) 」

ギャラード「…あっ、本当だ…放電しない…すごい、それほどの能力を制御できるなんて、ね…… 」

プロン「…それはまだ能力を制御出来てなかった頃の話だね。…その時は何もしなくても体中から電磁波が出てたんだけど… …今はほら、大丈夫♪(ギャラードにぎゅっと飛びついてみて) 」

ギャラード「…触っただけで自販機壊したってことは…自販機でジュースが買えない…ってことになる…のかな?(プロンに) 」

コールズ「…嘘…さすが、雷の不死鳥…かなりすごい能力ね…(プロンに) 」

プロン「それぐらいちょっと本気出せば簡単だよ?…前にちょっと触っただけで自動販売機壊しちゃったり、街中を停電させちゃったりして怒られちゃった事もあったなぁ…。(コールズに) 」

ギャラード「…いや、そんなもんじゃないでしょ……多分あそこにいるだろう人までしびれるかもしれないわ…(後ろを指差す) 」

コールズ「…この周りの人全員痺れて倒れるくらいに……?(プロンに) 」

プロン「宜しくね♪コールズちゃん、ギャラードちゃん♪(微笑みつつも)…やろうと思えばもっと大規模な事も出来るけど、あんまりやり過ぎると周りに被害出ちゃうから… 」

ギャラード「……!(ハートマークを見て)…す、すごい…電気で、そんなものが作れるなんて…!(プロンのハートをまじまじと見る) 」

プロン「えへへ…♪(見られて少々嬉しそうにしつつも)…♪(手元に電気を発生させ、電気でハートマークを作りつつも笑顔で返して) 」

ギャラード「私はギャラード、よろしくね……雷の不死鳥……どういう感じの雷が使えるの?(プロンに) 」

コールズ「プロン、ね…雷の不死鳥……近くで見るのは初めてね…(プロンの顔を見る)…あ、私はコールズよ…よろしくね、プロン… 」

プロン「あー、初めまして…だね♪…私、プロンって言うの♪周りからは『雷の不死鳥』って噂されてるんだ。(2人に自己紹介) 」

ヒロ「仲間に会えるかもしれない喜びから手の込んだ登場の仕方をする…うん、これはいい(座る) 」

コールズ「それはこっちのセリフよ、ヒロの電話の後即決で考えた策だものね…(ギャラードの肩に手を置く) 」

ギャラード「やっぱりインパクトあったわね!…よかったわねコールズ(コールズに) 」

プロン「あははは…(汗)…ま、まぁ、変わった登場の仕方でインパクトはあったよ。…飛べるはずの不死鳥が自転車こいで来るなんて前代未聞だよ…。(コールズ、ギャラードに) 」

コールズ「…いや、彼女の発案です、私は巻き込まれただけです(ギャラードを指差す) 」

ギャラード「こいつの発案です、変わった登場の仕方で笑わせようとか言って…(コールズを指差してプロンに) 」

プロン「…じ、自転車で来たのぉ!?(やって来たギャラードとコールズを見て) 」

ギャラード「(コールズを後ろに乗せて自転車を漕いでやってくる)…くぅー…やっぱ遠いわ…絶対私の方が遠かったからね!(降りる) 」

ヒロ「その時は色々あって精神的に不安定だったから…多分それが大きかったかな(プロンに) 」

プロン「そんな感じだけど、ヒロ君は急にか~…(それを聞いて)…いきなり知らない所に放り込まれたら無理も無いね…(ヒロに) 」

ヒロ「…あー、自分達の力でここに来たって感じか……俺は、本当に何の前触れもなく地球からここに放り込まれたから、結構戸惑ったんだよね…(プロンに) 」

プロン「私?…私は、キサナ様達と一緒にここまで来たんだけど…(ヒロに) 」

ヒロ「…俺は単身ここに放り込まれたから、特になー……プロンはどうやってここに来た…のかな? 」

プロン「そうなんだ…。…やっぱり、仲間と会えるって言うのは誰だって嬉しいよね♪(ヒロに) 」

コールズ「(ギャラードを後ろに乗せ、自転車をこいでいる)…公園まで来たら交代しよ!これしんどい! 」

ヒロ「…まぁ、確かに、仲間に会えて嬉しい気持ちは俺もわかるよ。…俺も、地球にいた時の仲間が、ここに来た時はめっちゃ嬉しかったしな…(プロンに) 」

プロン「…う~…あまりにも嬉しかったからつい…(ヒロに) 」

ヒロ「…い、いや、なんでもない…ただいきなり飛びつかれたからびっくりしただけだ、気にするな(笑顔に戻り、プロンに) 」

プロン「?(飛びついたままヒロを見上げて)…どうしたの? 」

ヒロ「…おっ、おうっ…!?(こ、これはいけない。)(飛びついたプロンに) 」

プロン「…わぁい!ありがとね♪(それを聞きつつも嬉しそうにヒロに飛びついて) 」

ヒロ「2人とも今すぐ来るってさ(電話を切ってすぐプロンに) 」

ヒロ「…(携帯を取り出す)…あー、もしもしー?…あのさー、ちっと今すぐここ来てくれない?…え?めんどくさい?そんなこと言わんでくれよ、俺の友達の不死鳥がお前らに会いたいって…あ、OK?…気持ち急ぎ目でたのむ(電話を切る) 」

プロン「うん♪…久しぶりに仲間と会えるんだもん。…ここに来てから、私達3人以外の不死鳥を殆ど見かけなかったし…(ヒロに) 」

ヒロ「会ってみたい、かぁ…今会いたいなら呼ぶけど…(プロンに) 」

プロン「聞きたいって言うより、会ってみたいなぁ…って♪(ヒロに) 」

ヒロ「あぁ、コールズとギャラードのことか…もっと聞きたいとか?(プロンに) 」

プロン「…って言っても、まだ場所すらわかってないんだけどね。…ところでヒロ君、この前聞いた2人の事だけど…(ヒロに) 」

ヒロ「情報、かー…カコログ…それほど謎の場所なのか……今探してるとこだよね、俺も行こうかな(プロンに) 」

プロン「うん♪…カコログについての情報をキサナ様が検索してるけど、キーワード不足で本が絞れないみたいだから…情報集めてるんだ。(ヒロに) 」

ヒロ「…やぁ、プロン!久しぶりだな!元気だったかー?(降りてきたプロンに). 」

プロン「…!(ヒロの姿が目に入って)あ、ヒロ君!また会ったね♪(ヒロの元に降りていく) 」

ヒロ「……ん(プロンの姿が目に入る) 」

霧雨魔理沙 「 (うーん、最近どうも身体が鈍っててよくないな。かといって図書館寄るような気分でもないのぜー)…およ(烏天狗…じゃないな、妖怪かな?)(帚で飛行している途中プロンが異界に入りひょいと近寄ってみる) 」

プロン「(…何かを探すように背中の翼を羽ばたかせ、空を飛んでいる)…うーん、カコログの情報が中々得られないよぉ…。キサナ様の本棚で検索するにしても、『今のままだとキーワード不足』…って事らしいし… 」




モララー(?)「ゴ ォ ォ ォ ォ ォ … ! ! (ビルに沿って垂直落下している中、背中から翼を生やし、天へと高く飛翔した) ―――― 御 葬 死 ♪ 御 葬 死 ♪ ( ・∀・)  」

×××2「天辺で寝るウラ?そりゃあ邪魔にならなくて助かるウラ。( ´∀`) (ケタケタ笑いながら、黒い体を持つ×××の背を見送る) 」

×××「あの野郎…! ケッ…やぁーめたやめたぁ!面倒くせえわ、やっぱ。おうお前ら、終わったら一声かけてくれ。天辺で寝てくるからよ。(*゚Д゚) (ガチャガチャとガラスの音を立てながら奥へと消えていく) 」

××「あらあら…行ってしまいましたね。まあ彼がそうしたいのであれば… では我々はのんびりとゴミ拾いでも致しましょうかね。 (*゚ー゚) 」

モララー(?)「四角いとこを丸く掃く君が言うなよ。(黒い体を持つ×××に)――――僕が"や"る。君たちはこのビルでも綺麗にしてろ。――― シ ュ ハ ゙ ッ (そう言って高層のコールドビルから飛び降りた) 」

×××「とりあえず片っぱしから"や"ればいいんじゃねえの。 」

×××2「お掃除なら得意ウラ。…で、何処をどう綺麗にすればいいウラ?ピシャァ…!(足元のガラス破片を踏みつける) 」

××「アーアーアー。みなさん静粛に。これからの予定についてですが、『あの方』がこちらへ到着する前に、少しばかり"掃除"をしなければなりません。 」

モララー(?)「――――んなことはどーだっていいんだよ。(ずっと奥側に潜んでいた物が三人の元へ近寄る。その影が月光に照らされ、歪な輝きを帯びた赤い瞳が反射する) 」

×××2「見たところ、これは戦いの形跡があったようだウラね。かつてここで何かが行われていた…そんな気がするウラ。(辺りを見渡しながら) 」

×××「んだこの街…随分と湿気たとこだゴルァ。『あの野郎』、もうちょっとマシなとこ選べばよかったんじゃねえのか…?(足元に散乱しているガラスの破片を足で退けながら) 」

××「――――拠点の制圧は完了致しました。(コールドビルの屋上にて、スマートホンを片手に誰かと会話している)…ええ、では…こちらで待機しております。はっ、では…―――(電源を切る) 」

~ペガサス国・コールドビル~



モララー「……ああ。(キサナにそっと笑みを零し、マフラーに手をかけたまま踵を返す)―――― 行 こ う ――――(キサナと共に、夜風に吹かれながら歩いて行った) 」

キサナ「…断る理由が無い。…トゥーンを救いたい気持ちは、汝と同じ…。…前にも言ったが、彼には命を救われ…我の仲間達の支えとなってくれた…。…今思えば、トゥーンには助けられっぱなしであったが――――(こちらもモララーと向かい合い…)――――今度は、我がトゥーンを助ける番…!! 」

モララー「ああ、知っているさ。けどそれが…俺の知るカコログなのかどうかは分らねえ。俺は馬鹿だ、たとえこの先どれだけ強くなろうと…また"あん時"と同じ道を歩みかねねえんだ。現に――――(その時、DMトゥーンの顔が脳裏を横切った)―――――俺はまた大切なもんを失いかけている…。(そう言って立ち上がり、改まった表情でキサナと向かい合う)だからキサナ、お願いだ… …俺に力を貸してくれ。俺は…もうこれ以上、何も失いたかねえんだ。 」

キサナ「…そんな事が……(それを聞いて)…しかし、本棚の検索に引っかかる以上、カコログは存在する事が証明されている…。(モララーに) 」

モララー「…そうやって探していく中で、自暴自棄に陥って、何もかもが、どうでもよくなって…信じられなくなって… その時、この世界に誘(いざな)われたんだ。(そう言って夜空を仰ぐ) 」

モララー「(力なく俯き、更に続ける)…ずっとあいつらに出会える方法を探した…何時間も、何日も、何週間も、何カ月もかけて… …そして俺はある伝説を聞いた。会いたい人にもう一度会える伝説の聖地…死霊の山『カコログ』のことを。俺はすぐにその山の在処を探そうとした、けど、そんなものは何処にも存在しなかった… 伝説は所詮、伝説だったのかもしんねえ… 愚直に信じていたつもりだった…そんな奇跡があるんなら俺は、もういっそ人生のすべてをつぎ込んでやってもいいと思った。けど、やっぱり、ダメだった。何一つ手掛かりはない。」

キサナ「……。(それを聞いて)…流石の宇宙の本棚でも、人の心は検索できず…。…汝に何があったのか、教えて欲しい…。(モララーに) 」

モララー「そんな俺を救ってくれたのは、他でもないあいつらだった。あいつらは闇の中の俺を、光の照る場所へと引っ張ってくれた…。そうして俺は、改めてあいつら、友って奴の大切さに気づけたんだ。……けどよぉ、そしたらさあ…今度はあいつらが俺と同じ目に遭ってな… だから俺も、いつかされたことをあいつらにしようとしたんだ… けど、ダメだった…遅かった… あいつらはもう、俺の前に姿を現さなかった…。 」

モララー「俺の住んでいた世界で、友達と呼べる奴がたくさんいた。人がラーメンを食ってる時に無理矢理遊びに連れ出したり、無茶苦茶な冒険に付き合わされて何度か死ぬかと思ったし…そうやっていろいろと面倒事に巻き込まれて、でも、あいつらと過ごすその日常は、満更でも無かったんだよな。…けどある日、その日常が崩れていく出来事に直面した。何かの拍子に深い闇に呑まれて、俺が『俺』でなくなって、あいつらを傷つけてしまったことがある。そしてあいつらが好きだったあの世界を滅ぼそうとしていた…。自分でも何が何だか分からなかった…ただ、何かにとりつかれかのような気分に陥ってしまったんだ。」

キサナ「……。(こくりと頷き、話を聞く事にして) 」

モララー「…そうか…。(キサナからカコログの表面を聞き、そっと目を瞑る)……昔、俺がまだ…ここ(ケイオス)に来るまでの話だ。(突然キサナに語りかける) 」

キサナ「…カコログはその名の通り、過去の記憶を司るタイムマシンの様な物。…一つの本を閲覧した結果、これだけは理解した。(モララーに) 」

モララー「…しらみ潰しにやってみてもいいが… んな悠長なことやってる暇はねえ。(地図と紙袋をマフラーにしまいこむ)悪いなキサナ、俺も…本当のところは、カコログを知らない。 」

キサナ「……。(そのモララーから少し離れたところで両手を広げて目を閉じており…)検索項目、『カコログ』。キーワードは『過去』…。―――候補、168件…。…やはり、まだキーワードが必要…。 」

モララー「ムシ…(紙袋に入れたままのたい焼きを食べながら、地面に広げた地図を見下ろしている)……やっぱ載ってるわけねえか…。 」





キラ……( 激戦の痕を刻んだ聖剣「アロンダイト」は、 光り輝いていた )


仮面の男《ガラハット》「……行け、お前の目指すべき道へ。剣を置き、仮面を脱ぎ、騎士を降りたお前にはもう…それらは必要ない。―――――汝の『心剣』が、すべてを照らさんことを。 」

モララー「…… …――――バタン…(不敵な笑みを浮かべ…"深々とお辞儀をし"、部屋を後にした) 」

仮面の男《ガラハット》「(モララーの、何か覚悟を決めたかのような凛々しい目をしっかりと捉え、それに応えるように静かに頷いた)…そうか… …やっと、歩むべき道を切り開けたのだな。 」

モララー「(マフラーを整え直し、静かに仮面の男を見つめる)―――――…行かなきゃならねえところがあるんだ。 」

仮面の男《ガラハット》「……!!(モララーの発言と行動に僅かに驚きの色を見せるが、平常を取り戻す)……そうか…名残惜しいな…。だが、いつかはこの日を迎えるのではないかと…密かながら思っていた。(モララーからアロンダイトをしっかりと受け取り、退いた)……先代の王には、私から告げておく。…お前は…これからどうする。 」

モララー「馬鹿言え、俺にそんな風格はねえよ。(笑いながら)……『こいつ』と『名前』を、返しに来た。(そう言ってマフラーから取り出したのは…これまでモララーが、多くの兵(つわもの)たちと戦った際に使用した愛用の聖剣『アロンダイト』だった) 」

仮面の男《ガラハット》「…して、何故(なにゆえ)城へ戻ってきたのだ?まさか、初心に帰って騎士団に勤めたいわけでもあるまいだろう。 」

モララー「よせよ…剣の腕なら、あんたの方が俺より格段上だし。…ああ、あのオッサン、今はもういねえんだよな。面を拝みたかったが、仕方がない。(苦笑) 」

仮面の男《ガラハット》「(フッと俯き気味に笑う)だがお前の武勇伝は度々風の噂で聞いている。数多の激戦を越えて…今の姿に至ったことも、ずっと知っていたし、見ていたぞ。流石は、我が騎士団の中で最強と称された男…さぞ、先代の王もお喜びだろう。 」

モララー「…ああ、ありがとうな。(はにかみながら後頭部を掻く)もう5年…いや6年が経ったかな。俺が円卓の騎士になってから…。(城内を見渡す)もうここも…俺には狭く感じてしまうな…。 」

仮面の男《ガラハット》「(ある人物を前にしている)―――しばらくお前の姿を見ていなかったが… …フッ、あの時に比べて、まるで別人にでもなったようだな。お前のその覇気、もはや『円卓の騎士』としての領域を超えている。(顔の上半が仮面で覆われているため表情は見えないが、驚愕しているのか口が開いたままだった) 」

~とある城~



プラナ「…私も寝るとしようか…。(ヒロが歩き出すのを見て自分も自室に戻っていく) 」

ヒロ「……(喧嘩してるけどなんだかんだ言って仲いいんだな)(プラナを見ながら) 」

ヒロ「…あ、おやすみー(眠ったプロンに毛布をかける)…部屋戻るか(プロンが眠っている部屋の電気を消して歩き出した) 」

プラナ「……。(それを見つつも眠るプロンにしっかりと布団をかけてやって)…寝るなら自分の部屋で寝ろ… …とは言いたいが、仕方の無い奴だ…。(喧嘩する程仲が良い……とはこの事だろうか…。) 」

プロン「そうなんだ~♪(こちらもニコニコと笑いながら聞いて)…ふ…わぁぁぁ…(と欠伸しながらも部屋に飾られてる時計を見て)…もうこんな時間かぁ…。…眠くなって来ちゃったからそろそろ寝るね。おやすみ~… …ムニャムニャ…(とソファに腰掛けると同時に倒れ込む様に眠りについて) 」

ヒロ「結構面白い奴らだよ。…イジった時の反応が面白いしなー(ニコニコと笑いながらプロンに) 」

プロン「…ギャラードちゃんにコールズちゃんかぁ…(それを聞いて目を輝かせて)…私達も仲間と出会うのは久しぶりだし、楽しみだなぁ~♪(楽しそうに微笑んで) 」

ヒロ「そうそう…二人居るんだけど、両方女の子でさ…ギャラードが、金髪のポニーテールの子で、コールズか、青髪のツインテールの子なんだ…(プロンに) 」

プロン「か、体いじくられた…(それを聞いて何やら想像して)…へぇ~。…でもそれ、私達以外の不死鳥の仕業…って事だよね?…だったら会ってみたいなぁ…♪(ヒロに) 」

ヒロ「ざっくり言うと、不死鳥に体いじくられたから…かな。…それ以上のことはわからないんだ…気がついたらこうなってた…って感じだから(うーん、と唸り声をあげながらプロンに) 」

プロン「…ところで、ヒロ君は半分不死鳥で半分人間って言ってたけど… …どうしてそうなったの?(首を傾げてヒロに) 」

ヒロ「凄いな、そんなに有名なのか……俺なんか絶対敵いそうにないな!(ニコニコ笑いながらプロンに) 」

プロン「うん、そだよ♪…私達3人は、不死鳥の中でも特に力が強いみたいだから…世の中では『三不死鳥』とか呼ばれてたりするんだよね♪(えっへん、と誇らしげにヒロに) 」

ヒロ「彼女のことは知らないんだけど…以前この世界に炎、氷、雷…3つの属性を司る3人の不死鳥が居るって話を聞いてな…プラナは昨日氷を司る不死鳥だって聞いたし…君はその様子だと雷を司る不死鳥…だとしたらそのゴルト…は炎を司る不死鳥じゃないかって思ったんだけど…ん、違ったかな…?(首を傾げながらプロンに 」

プロン「え?…知ってるの…?(それを聞いてヒロに) 」

ヒロ「…あの2人をまとめ上げてるってことは彼女もそうとう凄い力を持ってるんだろうな……炎、の能力…かな?(昨日のアレが能力だとしたら、氷と雷はすでに見てるしな…) 」

キサナ「…汝にはまだ言っていなかったが、3人の内あと一人がまだここに帰って来ていない。…それがゴルト。…彼女は3人の中でもまとめ役を務めているが故…我やゴルトがいないとすぐ昨日の様な事に…(汗) 」

ヒロ「おぅよ!力になれることなら何だってやったるよ!…今日もバチバチだねぇ(プロンに)ゴルト…?(それが、もう一人の子の名前…かな…?) 」

プラナ「…彼女なら、少し前から必死にトゥーンを救う手がかりを探しに行ったさ…。…私達の中でも、一番彼の復活を待ち望んでいるのも…彼女だからな…。(キサナに) 」

キサナ「……!(そのヒロに対してこちらも笑顔で返して)…一つ気になった…。…昨日から見かけなかったが、ゴルトは何処に…?(プラナに) 」

プロン「わーい!ヒロ君も協力してくれるんだ!(それを聞いて大はしゃぎして彼女の周囲にバチバチと電気が発生していて) 」

ヒロ「…そうか!…どこまでやれるかわからんが、全力で協力するぜ!(ニコニコしながらキサナに) 」

キサナ「…勿論。…協力者の多い方が、我も助かるなり。(ヒロに) 」

ヒロ「…そうか…!…俺も一緒に行って、いいかい…?(キサナに) 」

キサナ「…(こくりと頷いて)…我等も、カコログに向かおうと思う…。…微かに残された希望を信じて…。(ヒロに) 」

ヒロ「ザキラ…確か、トゥーンが倒したっていう奴だったっけ…死ぬ間際に残した呪い…もしかして、その呪いを解くためのカギが、カコログ…にあるかもしれない、と踏んでいる…ってことか(キサナに) 」

キサナ「…Zの称号を持つ男、ザキラの残した呪い…。…それが、トゥーンを永き眠りへと誘っていると考えられる…。(ヒロに) 」

ヒロ「……ただの重傷じゃない…?…なんか、他に大きな理由に心当たりがある…とか…?(キサナに) 」

キサナ「…それはまだ分からじ…。…そして、一つの結論が導き出された…。…現在において救う方法が見つからないと言う事は… …ただの重傷にあらず…。(ヒロに) 」

ヒロ「…そうか…そんなところが、あったのか……そこに行くには…どうやれば、いいんだ…?(キサナに) 」

キサナ「…然り…。…故にカコログでは、現在において不可能な事も可能だと考えられる…。(ヒロに) 」

ヒロ「…カコログ……過去ログ…過去の事柄が山となっている…そういうことか……?(キサナに) 」

キサナ「…カコログに関しては、我もまだ検索をかけていない。…しかし、「名前の通り」の山だと考えれば…筋は通る…。(ヒロに) 」

ヒロ「カコログ……そこは、本棚に引っかからないところ…なのか……?(キサナに) 」

キサナ「…宇宙の本棚でも見つからないとなると、他の星にも存在せず…。…しかし、この前モララーの言っていた「カコログ」…。…そこに何か手がかりがあると考えられる…。(ヒロに) 」

ヒロ「現在には……か…他の星とか…異次元の世界とか…そこに存在する…という可能性は、ないのか……? 」

キサナ「…本棚がフリーズを起こす条件は…『現在において無い』項目や、『既に消えてしまっている』項目を検索しようとした場合…。…故に、トゥーンを救う方法は…現在には存在しない……と言う事なり…。(ヒロに) 」

ヒロ「…(本棚でも見つからないってのは、そういうことか…)…この世界で探すのは至難の技…なのか…? 」

キサナ「…トゥーンを救う方法を何度か検索してみたが… …本棚がフリーズして弾かれたなり…。(ヒロに) 」

ヒロ「……(首をコキコキ鳴らしながら歩いている)…ん…?(キサナの姿を目にする)…ど、どうした…!?(崩れ落ちたキサナに) 」

キサナ「( ――――――)……。(トゥーンの家にて、目を閉じて本棚内で何かを調べようとしている模様だが、"それ"に関してのキーワードを入力した瞬間…) ―――――― ッ!!(何かに弾き飛ばされた様にその場に崩れ落ちて)…何という事…。…本棚がフリーズして弾き出された…。 」

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最終更新:2015年05月31日 21:09