人物
本名はラング・ブレイズ。
ぱっと見でよく居そうな印象の男。赤銅色のツンツンなショートヘア。
上はシャツ(冬はトレーナー)、下はジーンズ程度のカジュアルどころか無関心なファッション。
見た目はどこにでも居そうな男ではあるが身体はよく鍛練されており、目立たない程度に筋肉質。
人の役に立つことが好きであり、お人好しでお節介。時に押し売り。漠然と「正義の味方」を目指している。
単純な性格であるため「正義の味方」がどういうものかというのはさして問題視せず
とにかく人の役に立って、他人もハッピー自分もハッピーで万々歳という思考。
実際は誰にでも手を差し伸べてしまいがちなため、『悪の味方』にすらなりうる危うさも持っている。
身体を鍛えているのも人の役に立つために必要になるから。
人の役に立つため、高校を卒業してすぐに よろず屋「正義の味方」 を設立するに至った。
設立の理由が理由であるため収入はロクに無く、貸家の築35年平屋の1LDK占めて家賃4万5千円の支払いにも喘ぐほどである。
端的に言えば貧乏。
生き別れの妹が居て仕事をしながらそれとなく探している。
幼かった妹と別れる際にプレゼントを貰っており、それをロケットペンダントに入れていつも持ち歩いている。
戦闘スタイル
素手か手甲を用いての肉弾戦を主とする。とにかく距離を詰め、敵の攻撃が当たっても怯まない意志の強さで真っ向から殴るスタイル。
戦闘能力自体は"鍛えている一般人"の範疇を超えない程度であり、特筆するほどの強さはない。
しかし、下記の自己強化の魔術を用いることで身体能力を格段に高めることができる。魔術の素養自体はほぼ無いため、それ以外は全く使えない。
イグニッション
自己強化魔術。炎のエネルギーを身に纏い格段に身体能力を高める。全体的な底上げが可能だが、特に火力が高まる。
さらに、使用者の気力が上がれば上がるほどにその効果も比例して上がっていく。
一般人を超えない実力でしかないラングが超人級の戦力を得ることができるほどに強力な自己強化の魔術であるが
反動として使用中は使用者の肉体が高熱に襲われ、効果が上がるほどにその反動も強くなっていく。
ラングの強化水準は本当に何も持たない一般人であれば反動により高熱で死に瀕してしまうほどであるが
本人の高い螺旋力により気力が上がるほど耐久力や自己回復力が上がるため、熱によるダメージと回復を常に繰り返してイグニッションを保つ。
当然回復しているだけなので、熱やそれに起因する痛みは伴う。戦闘終了後は螺旋力が低下するため、体の内に残った余熱による高熱にしばらく苦しむこととなる。
バーニング・ブレイカー
"イグニッション"で纏ったエネルギーを四肢のいずれかに集中させ、そのエネルギーを込めた一撃を相手に直接ぶつける技。
一ヵ所にエネルギーを集めるため、その威力は通常のイグニッション発動時の拳や蹴りとは更に一線を画した威力となる。
また、命中した対象は直接的なダメージに加えて爆発が起きたような衝撃も同時に受ける。
よろず屋「正義の味方」
ラングがオーナー兼従業員を務めるいわゆる『何でも屋』。
依頼料は依頼者任せにしてしまう上、大仰な仕事が舞い込むこともないので常に経営難。
事務所は自宅。
例え依頼料が百円であろうが請け負う(あまりにも割に合わなければ断るが、相手が本当に困っているなら請けてしまう)
ため、その割安感から一応依頼の数は多い。犬の散歩代行、草野球の球拾い、雑草刈りに馴染み店の店番、バイトのヘルプ(力仕事のみ)
貧乏ヒマなし大忙し。
最近は
ナルクーナが加わった。持ちつ持たれつの共同生活のようなものであり給料は出していないが
まったくのタダ働きをさせるのも気が引けるのでお小遣い程度になら幾ばくか渡している。
ラング本人は武器とはいえ女の子が2人も家に居るので
仕事仲間としては助かっている反面、私生活ではやや落ち着かないようだ。
保有スキル
全ての生物が持ちうる進化の因子。遺伝子の螺旋。
ここでは強い意志によって筋力・耐久力が増加し、体力回復の効果を持つもの。
また、更なる進化の可能性。
素手や籠手を用いた格闘戦での技術。
喧嘩慣れした一般人の域を出ない。
魔術を用いる際の適正。
最低限の適正しか持たず、自己強化以外は壊滅的。
正義への尊び。不正や悪行に憤りを持つ気持ち。
正確に言えば正しさよりも善行であることに重きを置く傾向にあるが
誰かの為にならねばならぬという少々強迫観念じみた正義感を持つ。
自らを高めるための努力を惜しまない姿勢。
正義の味方への理想を持ち、理想を実現するために肉体や魔術の鍛錬を惜しまない。
お金が付いて回らない人生。
お人好しなため商売は上手くいかず(そもそも商売自体が目的ではないが)
食費や家賃の払いに喘ぐ日々。
我慢強さ。耐え忍ぶ力。あくまで我慢できるだけであって、耐久力に影響しない。
目的のためであれば自らを焦がすことも厭わない、一種病的な忍耐力。
最終更新:2018年11月18日 23:44