籠

このSSには暴力的な表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。

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やあ。やっと見つけたぞ

久しぶりだね。見つけた、見つけた見つけたみつけたミツケタ

会いたかったよ。逃がさない、絶対に逃がさない

どうしたんだい、そんなこの世の終わりみたいな顔をして。僕の手で壊してやる、君を何度でも

僕は寂しかったんだよ、君に会えなくて。またその顔を絶望に染めてやる

また遊ぼうよ、昔みたいにさ。その君の美しい肌を、血に塗れさせてやる

僕さ、君にいなくなられてからというものの、ずっと悲しくってさ。その口から、絶望の声を引きずり出してやる

あれからずっと、君のことを忘れた日なんて無いんだよ。腕を切ってやる

君のことを想ったら、なんと胸の締め付けられることだろうか。足を落としてやる

ああ、会いたいよ。目を抉ってやる

ああ、寂しいよ。腹を開いてやる

だからね、こうしてまた会えたのはとっても嬉しいんだ。腸を引っ張りだしてやる

君の顔をこうして見れたことが、嬉しくてたまらない。胸を食い千切ってやる

君はとっても嫌そうだけど、でも僕はやっぱり嬉しいんだよ。腕を食ってやる

また、さ。脳を撒き散らしてやる

また遊ぼうよ、一緒にさ。お前をまた何度でも殺してやる

ふぅん。

そっか、嫌なんだ。

そうかー、嫌なのかー。

逃がすわけないだろ

君は逃げられないんだよ。

僕から逃げることは絶対にできないんだよ。

だからさ、また遊ぼうよ。

僕が主役で、君は悲劇のヒロインさん。

僕に腸を掻っ捌かれて、血を吹き出して死んじゃうの。

痛みに顔を歪めに歪めて、助けてっていいながら。

何度でも、何度でもそうやって死ぬんだよ。

君が絶望に打ちひしがれる顔、また見せてよ。

君が死ぬ時の断末魔を、また聞かせてよ。

ねぇ、絶対に逃さないからね。

僕の

ぼくの

ボクノ

ボクノ　タノシイ　オモチャ