閃劇のリベリオン過去ログ Ⅱ.2

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ワイワイガヤガヤ…(試合が終えた後も、会場は大盛況の様子である)


謎の一頭身「……(刀剣武祭、か…しかし、運営はどうやってあの『罪剣』を入手したものか…この大会には謎が有り余る…)(控室にて) 」

アラモス卿「フェッフェッフェッ…!余の出番はまだかえ~? 」

赤髪の男「…………(椅子から立ち上がり)………次は、我の番だ…………。(そう呟き、控室を後にする 」

キリギリス「さあ、次は第三試合の開戦だ!選手はステージへどうぞ!! 」

プルスト「………(静かに観客席に歩いて来て)………丁度、第2試合が終わったとこですか………まぁ、別に良いけど……。(席に座り 」

Tボーン「ガチャ…(痩せ細った骸骨のような怖い顔の海兵。剣をその手にステージへ駆け上がる)今の私は海軍大佐ではない。唯一人の剣士として、兵(つわもの)との戦いに臨むのみ!(引き抜いた剣を天高く掲げる) 」

ソードプリム「んげっ!?あ、あいつは…"船斬り"Tボーン…!(スクリーン上に映るTボーンを見て戦慄する) 」

赤髪の男「…………(ステージに上がり、Tボーンの姿を凝視し)…………お前は………゛荒れ狂う者゛では無いのか………。 」

ロックマンゼロ「…何者だ、奴は。(ソードプリムに) 」

Tボーン「我が名はTボーン!貴殿の名を聞こう!赤髪の剣士よ! 」

カイ「(観客席に座り、ビール缶のような物を片手に観戦しながら)へへっ、こりゃぁ面白そうだ………  ん?(ふと、隣の席にいるプルストを見て)あっ!お前さん………あんときの坊やじゃねぇか! 」

ソードプリム「あいつは海軍本部大佐、Tボーン!海賊船をステーキの様に斬り下ろしてしまうことからついたその異名の通り、凄腕の剣士でもあるんだ! 」

ロックマンゼロ「…なるほど。只者ではないということだけは、分かった。(そう言いステージ上の二人を見つめる) 」

プルスト「えっ? ……!(カイの姿を見て)あなたは………お、お久しぶりです、カイさん……あの、死霊兵器の事件では、とてもお世話になりました………   えっと、貴方も観戦ですか? 」

カイ「ん、あぁ……そうだな、実を言うと、うちの物が1人出てんだな、これが。(ステージを指さして 」

赤髪の男→シグマ「………我の名は、シグマ………貴様の名には興味などないが、一応は士の礼儀として、聞いておこう………。 」

キリギリス「それでは試合――――開始ィッ!!! 」


BGM♪



Tボーン「来いッ!!(剣で空を斬って身構える) 」

ヒロ「…………(腕を組みながら試合を見ている)…(携帯を見る)…こっちの方は、キューバに勝ったようだな…(携帯をしまい、試合の方を見る) 」

シグマ「…………カチャッ(鞘に納めたままの刀の柄を握りしめ)――――――――――――行くぞ。 」

Tボーン「生き恥など晒さぬッ!貴様など、真っ二つにして斬り伏せてくれよう!!!(気迫の籠った接近と共に剣を振り抜く)直角閃光“ボーン空割”(ボーンソワール)ッ!!(ズシュアアァッ ! ! !)(四角型の斬撃を叩き込む) 」


シュパァンッッッ――――――――――――(突如、目にもとまらぬ斬撃が、ステージの床を一直線に切り裂く)


Tボーン「何ッ!?ぬぅ…ッ!(大理石の盤上に描かれた鋭い爪痕に冷や汗が滴る)」

シグマ「ギャインッッッ――――――――――――(もう片方の手で刀を抜き、斬撃を受け止め)………外したか………我も少々腕が鈍ったようだな………   守りし者として、あるまじき事だ………(もう一本の刀を抜き、静かにTボーンへと歩み寄る 」

Tボーン「……!(なんという太刀筋、なんという気迫…!流石は世界の頂点…!もはや悠長に剣を振う間もない。)づえぇぇえーーいッ!!!(剣の柄を両手で握り締め、力強く斬りかかる) 」

プルスト「――――――――――――えっ?(ステージの床に現れた傷を見て、目を丸くし)…………今、何が起こって…………   !まさか………(シグマの方に目を向けて)…………゛居合斬り゛か………しかも、かなり速い………! 」

シグマ「……………ザッ――――――――――― ヒュバッッッ!!(ある程度の距離まで歩み寄ったところで、突如、凄まじい気迫で駆け出し、Tボーンを迎え討ちにかかる 」

Tボーン「ギャキィィイン…ッ… ! ! !(鍔迫り合い、ぶつかり合う互いの剣から火花が舞う)ぐぬゥ…ッ…!(引かぬッ!私は引かぬぞォッ…!!)(その状態でごり押し、シグマを圧倒する) 」

カイ「おぅおぅ、人間相手にも容赦なしか………あいつらしいっちゃ、あいつらしいなぁ。(ビール缶のような物を口に運び)………しっかし、まさか人間嫌いの奴から、人間が主催する大会に出たいなんて言われるとは思わなかったぜ………   一体、どういう風の吹き回しやら。 」

シグマ「…………人間にしては、悪くない…………人間にしては、な―――――――――――    ググググッ………   ギャインッッッ!!(物凄い力で、Tボーンの剣を払いのける 」

Tボーン「なん…だと…ッ…!!?(弾かれた衝撃で大きな隙が生じる) 」

シグマ「ヒュッ――――――――――― ドスッッッ!!(衝撃でよろめいたTボーンの胴体に向け、すかさず峰討ちを叩きこむ 」

Tボーン「ぐふぉあぁッ!!(打撃による衝撃が全身を走り、唾液を吐いてよろめく)…っ…ぐぬ…む、無念…なり……ドサァ… ! !(戦闘不能) 」

キリギリス「決まったああああぁぁぁーーッ!!!第三試合、勝者はシグマだァー!!! 」

カイ「お……あいつ、ちゃんと力加減はしてやってるみたいだな……感心感心。(拍手を送りながら 」

シグマ「……命拾いしたな……゛荒れ狂う者゛以外は、斬らぬ様に言われている……。(そう呟き、ステージを降りる 」

プルスト「……凄い………これが、最終兵器の守護者の力………  !(ふと、離れた客席にいるフーナ達の姿を確認し)フーナ達も、来てたのか……そういえば、何か知り合いが出るって言ってたっけ……。」

カイ「お、知り合いがいたのか?だったら挨拶でもしてきたらどうだい?」

プルスト「……いえ、今は控えておきます……  実を言うと、僕の方も少々込み入った事情がありますので。」

カイ「……そうか…… お前さんも、ねぇ……。(意味深なトーンで呟き)」

ふなっしー「あの剣士やるなしねぇ~!これは燃えたぎるなっしよ~~~~!! 」

ふなっしー「なっしぃぃぃ!!やっぱりふなっしーのアイコンだけ表示されないなしー!!!梨汁ブシャァァァアアア!(周囲の観客に梨汁をぶちまける) 」

モララー「うわきったねえやめろァッ!!!(梨汁塗れ)ちくしょう…!フランクフルト(味付けはケチャップではなくマヨネーズ)が台無しだ! 」

キリギリス「さあ、引き続いて第四試合!氷冬 vs ミレアドネだァーッ!選手はステージへどうぞ!! 」

氷冬「……!(ついに来たわね…)(廊下を抜け、日の当たるステージへと歩みを進める) 」

実力者「フッ、成程。己の魂を刃へと憑依させ、身を削り合う戦場か。俺様の『実力』を見せつけるにはもってこいじゃねェか観客者供め点点ククク。ベチャアァ!モグチャア!!(口もないのにポップコーンを顔面にぶつけて気分だけ味わっている) 」

スカーフィ「あっ!やっと氷冬の番だよーっ♪ がんばれー、氷冬ー!!(元気いっぱいに両手を振って) 」

フーナ「氷冬なら、大丈夫。たとえ誰が相手でも、ね…(胸元に拳を添えて、友の姿を見守る) 」

ミレアドネ「ルン♪ルン、ラ♪ラン♪(軽々としたステップを踏みながらステージへ駆け上がったのは、ツインテールを生やした、薄桃色のティンクル族の少女)良い晴天日よりね~♪舞い踊るにはもってこいよ、うふっ…♪ 」

氷冬「……スチャ…(盤上で邂逅した相手に振り抜いた一刀を構える)……(落ち着くのよ…まだ、"始まってもいない"のだから…)(深呼吸をする) 」

キリギリス「それではァッ!第四試合――――開始ィッ!!!! 」


BGM♪



ミレアドネ「ふふふ、さぁーて…♪魅せてあげるわ、私の"舞"をね…♪( ブ ォ ン ッ ! )(腰元に携えた二刀を振り抜くや否や瞬間的に斬りかかる) 」

氷冬「――――!(速い…!)(ガキィィインッ… ! !)(鋭い二閃を一刀で弾き返す)…二刀流ね…相手にとって不足はないわ。(相手の出方を待つように身構える) 」

ヒロ「…むっ、あの子は…!(氷冬を見て)そうか、彼女も出ていたのか…! 」

碧の海賊龍・キャプテンキッド「 ドゥーーーッハハハッハッハァ!!女子(オナゴ)供か刀を用いて争うなどとは世界も変わったものよのォー!どれ、今宵の戦こそは碧の海賊龍こと『キャプテンキッド』様。この我輩が優勝を飾ってくれようぞ!っとぉ、まぁその前にィ~。あの黒髪可憐なる女子を鑑賞だ、んんん~~実にいいおみ足ゾ。眼福なりなり。だがここで散ろうものであろうなぁ、あそこまで可憐である故非力だろうと―― 」

ミレアドネ「あら…初手をかわされるのは久しぶりね。ちょっと、コーフンしちゃうじゃない…♪( ド ッ キ ン ッ ! )(ツインテールが黒く変色し硬質化する…“アンビション”を纏ったのだ) ス ン ――――― ザンザンッ、ギャギャギャンッ、ズギャガァンッ ! ! ! ! (二刀と硬質化した髪の毛、そして刃の如き鋭さを誇る脚部による全体攻撃で氷冬を圧倒する)――――― 悪いけど、私、『六刀』なの…♪(ぺろりと舌舐めずりする) 」

氷冬「……!(硬質化した髪の毛、そして迫る全身を使った猛攻を刀で退けながら後退する)…っ…まるで全身が刀みたいね。驚いたわ。それでも、私がやることに変わりはないわ。(見たことの無い剣術…今の斬撃は全く隙がなかった。まるで舞い踊るかのような剣捌き…絶対に気は抜けない…!) 」

××「……(客席下の廊下から、氷冬たちの試合を静かに観戦している) 」

ミレアドネ「あぁはぁーん…♪私の剣技に見惚れちゃったかしらぁん…?でもぉ…容赦はしないわよお?私、ちょっぴり刺激的…だからね♪ 」

氷冬「(尻込みしていても仕方がない…先ずは一歩出る――――)―――はっ!(真正面から横一文字に薙ぎ払う) 」

ミレアドネ「ふふっ♪ ヒ ュ ン ッ―――――(鋭い軌道を描く様な高速移動で一閃から逃れる)踏み込みは良いわね~♪でもでもぉ?私には届かないかなあ!?(二刀による二閃、髪による回転斬り、そして脚部による突撃の三連撃を華麗に繰り出す) 」

氷冬「っ…!く…っ、はあ…!(一刀のみですべての攻撃を防ぐに精一杯であり、最後の突撃で若干吹き飛ばされる)ふぅ…ふぅ… ……本当に隙がないわね。それなら…一刀流――――“風恋”(ふうれん)!(ビュオワアアアァァァアアッ ! ! ! !)(一刀を力強く振り抜き、竜巻を引き起こす) 」

ミレアドネ「あはははぁーん♪無駄よ無駄無駄っ♪(なんと自らその竜巻の"目"の中へ突入する)台風の目は安全地帯…ここを崩されたら―――(華麗な回転斬りを竜巻とは真逆の回転で繰り出し、相殺する)―――ほら、おしまいっ♪ 」

氷冬「――――ええ、そうね。(いつの間にか四刀を振り抜いた状態でミレアドネの上空に留まり、四刀を振り上げた) 」

ミレアドネ「――――――!?(まさか…今のは囮―――――)(上空背後から聞こえた彼女の声に目を見開き、恐る恐る振り返る) 」

氷冬「 ッ ッ ッ!!!(大地を砕く勢いで四刀を振り下ろす) 」

ミレアドネ「ッ―――― ガ キ ャ ア ア ァ ン ッ … ! ! ! (瞬間的に“アンビション”で硬質化した髪の毛で防ぐも…)あぁ…ッ…!!(全体重を乗せたその一撃を受け止めきれず吹き飛ばされる) 」

氷冬「トッ――――― シ ュ ッ (着地後、吹き飛んだミレアドネに追撃を仕掛けるべく駆け出す) 」

ミレアドネ「この程度で…追い詰めた――――つもりかしらぁんっ!!?(乱れる様な荒い六刀捌きを繰り出し、迫る氷冬を迎え討つ) 」

碧の海賊龍・キャプテンキッド 「いやあれ、ただの女子供ではねェ、傍観しててわかるあの重みはなんだ(観客席で立派な髭を弄りながら物語を直視している) 」

氷冬「……!(斬撃の軌道が乱れてる…?今なら"視える"…!)(一瞬の内に小さな勝機を見出し、ミレアドネの乱斬りに合わせ四刀を振う) 」


ガキャァンッ、キィンカァンッ ! ! ザキィィインッ、カギャギャァアンッ ! ! ! ガッ、ギャァンッ ! !キィンカカキカンッ、ズギャアアァンッ ! ! ! !(激しい剣戟が大気を響かせる)


ミレアドネ「う…ッ…!(私の"舞"は誰にも見抜けない、誰にも止められない…!このステージで輝くのは…私だけよ―――――) ガ キ ャ ア ァ ン ッ ! ! (――――ッ!!?)(全く隙を見せないはずの"舞"が、今、崩された―――――) 」

氷冬「スチャ―――――“金銀閣寺”(きぎんかくじ)…!( ズ シ ャ ア ア ア ァ ァ ァ ン ッ ! ! ! )(舞を見抜いたその瞬間、四刀すべての切っ先をミレアドネに突き付け、そのまま斬り伏せる) 」

ミレアドネ「はぁあ―――――ん…っ……!!!   ド シ ャ ア ァ … ッ … ! ! (宙を舞い、力尽きた蝶の様に儚く散った) 」

キリギリス「し、勝者は…氷冬だああああァァァーーーッ!!!なんと素晴らしい衝突だったことかァーッ!!今回の百刀剣武祭はかなりの曲者揃いだァーーーーッ!!!!! 」

剣士「うわっ!?なんだあの女…強いし…見たこともねえ剣術だ…!一体何処の流派だ…?(驚) 」

スカーフィ「わーっ♪♪♪氷冬が勝ったー♪ひゃっほーーーい♪(跳びはねる) 」

騎士「ほぅ~、相手は新世界でも名高い『"舞"のミレアドネ』だぜ?奴の剣技を見抜くたぁー、なかなかのもんだな。 」

AS「そうだ、そうこなくてはな…(氷冬の勝利に、笑みを浮かべる)お前も上がってこい!―――俺もまた上がって行こう。(聞こえるかどうかも定かではない距離から、激励を飛ばす) 」

フーナ「ほっ…(胸を撫で下ろし安堵する)やっぱり氷冬は強いわね。(ふふっと微笑む) 」

碧の海賊龍・キャプテンキッド「 いやぁ実に天晴れ。初めは可憐な小鳥かと思えば、獅子の類であったか。縁があれば手合うてもらいたいものだ 」

佐々木小次郎「くくくっ、粋のいい女子だ。何、ミレアドネだったかな、立派な戦士だ落ち込むでないぞ。もう片方の女侍、奴もまたアレで戦士か……近い未来が楽しみよの、戦いたくねぇ~ 」

氷冬「……(これが『世界』のレベル…純粋な剣術なら、私が負かされていた…)……ふっ、まだ…こんなものじゃない…よね。(溢れる衝動に身震いが止まらず、何度も自分を落ち着かせるように深く呼吸しながら控室へ戻っていく) 」

キリギリス「さあ!盛り上がりはまだまだこれからだ!!次なる対戦、第五試合の開戦だ!佐々木小次郎 vs 実力者だ!!…ん?実力者…?名前はこれであっているのか…?まあ、いいだろう。選手はステージにどうぞ!! 」

実力者「Hey,世界中の庶民供。今宵のステージはカオス界で最もホットなバトルホーム(ステージに足を付け、中央にまで堂々と歩み言葉をつらつらと並べる)最高の日になる。てめェらァ!!てめェらは一体何者だァ!? 」

観客者「「「「「「実力者ァァァァ!!!」」」」

実力者「それなら俺は何者だァ!? 」

観客者「「「「「「実力者ァァァァ!!!!!!」」」」

実力者「今日を思い出にしてやるよ観客者共(己の首を掻っ切るように、親指をスライドさせた後、点高く人差し指を掲げる)一丁実力お見せしようぜ!力こそ!! 」

観客者「「「「「「パワァァァァーーーッ!!!!!!」」」」

モララー「な、なんだあいつぁ…たまげたなあ…(汗(高らかに声を叫ぶ実力者に苦笑する) 」

佐々木小次郎「っと、いかんいかん。小春日和故うたた寝と決め込んでしまった。いやすまぬな(肩の上で身の丈を軽くしのぐ刃渡りの日本刀を弾ませ、意気揚々と舞台に上がる)おお、なかなかに生きの良い獲物と見える。名もなき農民に過ぎんが、全力で答えてやろう 」

キリギリス「それではァッ!!第五試合―――――開始ィッ!!! 」

開拓者「あらら?まさか本大会に同胞が出場しているなんてねえ…くすくす…貴方の"実力"、見せてもらうわよ?(控室のモニター越しに映る実力者に) 」

実力者「刃とはッ!!己の化身。魂を込めた具履だ(肘から指先にかけ、一本の刃に変化する)俺の魂は今、二つッ!この二つの魂こそ、生き様ッ!過去、未来!行くぜ侍、俺の最高級のパワー、最 大 出 力 ッ !ドヴォーーン!(気合十分の覇気が地面を抉り、覚醒ポーズで高笑いをしながら戦闘モーションに突入)ザッン!!(即座、小次郎へと猪突猛進の挟撃を前方から仕掛ける) 」

プリム「なななななんだあいつ!!?明らかに他の選手とは"違う"ぞ!!(客席から実力者を指して) 」

佐々木小次郎「おお…ッ これはちと骨が砕ける(細い目を丸くし、挟撃が差し狭待って前髪が逆なでられる)ギ ッ ィィン!!(しかしこれを人並みの体力であるにもかかわらず真っ向から受け止め、刀身の上を滑らせるように受け流し)ッパァンッ!!(腰を落として鏡み、半円を描いて蹴りを入れ隙を作ろうとする) 」

実力者「――(その体術、まさか此奴――ッッ!!)ルガール!!!!!(蹴りを防ごうと、刃をクロスさせ蹴りを受け止めるが、勢いに弾かれコンマ数秒の世界の隙が生じる) 」

佐々木小次郎「––––– (ふむ、見せ所か)死してくれるな、今宵は首を落とすには無粋な夜なのでなッ!!(そのコンマ数秒を予め読んでいたかのように、隙が生じる前から予備動作に入っていた右上への切り上げを、あくまで常人の剣速で実力者の剣を握る腕へ穿つ) 」

実力者「観測ッ!(常人程度の速度を逃すことなく、小次郎の追撃に臆することなく)ガキイイイッ!!(ほぼ、反射的に出していた左刃で小次郎との刀を削りあい、滞空したまま鍔迫り合い)とぅ!!(部が悪いと判断し、後方に飛びのいて距離を取る)手加減は不要だ武士(もののふ)よォォ!存分にかかってこいやァァァ!!(開けた距離を颯爽と縮め、小次郎の2m手前で回転し始めベイブレードのような凄まじい回転斬りで突撃) 」

佐々木小次郎「(涼しげな微笑を崩さず片目を閉じ、背を見せつけるように上体を捻り長刀を構え)応さ!元よりこの小次郎、手を抜く暇すらありはせん。ヒュオッ––––(回転斬りをあくまで【横薙ぎの蓮撃として捉え、大ぶりな横一文字の薙で弾き1秒のラグを作り】)ギィンッ!!ガンギャインギィンッツ!!!(立て続けに襲い来る回転斬りを小ぶりな裏拳感覚の払い→対局方向への切り上げ→縦一文字の振り下ろしで全て受け流し)(–––––嵐の目、見つけたり…!)そこかッ!!(切りおろしで伏せた状態から飛び上がるようにして切り上げ、それこそ駒をかち上げる小石が如く実力者を上空へ跳ね上げる) 」

ロックマンゼロ「鋭い太刀筋だな…対して奴の方は……ああ、珍妙な立ち回りだが、あれもやるな。(腕を組んで観戦し) 」

実力者「――ッッ!!(この俺様の最高の技を、、、、、俺様ごと、、、、跳ね返しやがっただとァァァァ!!???)ドヴァヴァァァァアア!!!(切り上げをもろにくらい、真上に縦後回転しつつ跳ね上がり空中浮遊)ヒュー(受け身も取れずそのまま再度小次郎の目の前に落下していく) 」

佐々木小次郎「 ッ……!!(実力者を跳ね飛ばした際の衝撃がそのまま腕を伝い肩にビリビリと焼け付くような痛みが走り、笑みがかすかに歪む)やはり、ただの人の身にはちとばかし部が悪いか–––––(長引かせるわけにはいかんな)ここが勝負処よ。いざ–––––!!(実力者が落下する位置にて待ち構え、三つの残影を残しつつ刃を水平に構え––––) 」

佐々木小次郎「 【 秘 剣 ・ 燕 返 し 】 (一撃一撃、零距離で放つ居合切りの領域に達する斬撃が、コンマ1秒のズレなく三方向から一点へ向けて放たれる。魔力、異能の助けなし。人の身でありながらにして魔剣に達した秘技が実力者へ牙を剥く) 」


俺はまだ、やられるわけにはいかない……ッ!


―実力者って名前のくせにその程度なのか?だっせー!―


―足し算もできないとかとんでもない馬鹿野郎だな!―


―え?私のこと好きなの?無理なんだけど―


―320円のお釣り……あぁおめぇに釣りはいらねぇか―


―封印されしポチィィィィ!―


実力者「ろくな思い出がねェ……ッ!!(くるりと、空中で受け身をとり、目前に襲いくる3柱を目視、捉え)これが俺の実力だ!!パワーアンド―― 」

実力者「パワァァァアアアアア!!!(小次郎へとさし向ける二つの刃を合わせ、そのツバメ返しに突撃し)ズヴンッ!!(小次郎と刺し違える形で彼を通り過ぎ、着地)ヴォッヴァヴァァ!!(ものすごい勢いで背中から血液は吹き出し、まるで翼を得た人のような形で鮮血は流れ続ける) 」

佐々木小次郎「なんッ……とォ…!?(燕返しには唯一一点の隙がある。それは【火力】 実力者の示した正真正銘、純粋な力は小次郎の剣の巧さに渡り合って余りある火力を誇り、衝突の際の衝撃だけで肺に打撃を喰らい口橋から赤が伝う)ザキィィィンッッッ!!!–––––……・・・・・(実力者とすれ違い、二人の背の間に真空が発生し木の葉が弾かれた空気と共に渦を巻く)ッ……ごポ…っ!がぁ"…はァ"ッ(剣撃そのものは手数の多さで全て裁ききり無傷。しかしその純粋なパワーによって生み出された余波のみで肋骨に亀裂が入り絶えず血を吐き出しながら蹌踉めく) 」

実力者「見事だ、佐々木小次郎!このネザリアにおいて最強級の俺様を、俺様に、血を吐かせた事ッッ!(こちらは斬撃痕がくっきりと残り、気力で立っている状況)これが日ノ本の剣か、実に華麗だ、あまりにもつれぇ。びっくらこいた。くそ痛ェッッ!(口はないものの、恐らくその辺りから吐血はしている)おかげで俺は、いい夢見れそうだぞ。たった数度の斬撃で……俺は……より『実力』を見出せた。貴様は、俺を!!倒したパワーフラッカー!!(両手を広げ、両腕の剣は解放され普通の腕に戻る)次は負けねぇッッッ!!ヅダンッ!!!(清々しいほどに雄叫びのような威勢をぶちまけ、小次郎の背をしっかりと見据えつつ前のめりに倒れる) 」

キリギリス「し、勝負あったァーーーーッ!!!!白熱とした衝突の末に勝利したのは、佐々木小次郎だあああああああァァァァァァーーーーーーッ!!!!! 」

バズーカプリム「すげぇー良い戦いだったよな、今の!!それに俺…なんだかあいつ(実力者)のファンになってしまいそうだ! 」

ガルアイス「正気かお前!?俺もだッ!!!!( ク ワ ッ ) 」

全力者「兄貴を打ち負かすなんてやるじゃねェかあのお侍ッッ!!実力十分な兄貴は慢心しちゃいねェ!だがこっから強くなるぜ!!全力で応援すっぜェェェエエエ! 」

佐々木小次郎「ふ……いやぁ、これはなかなかに手痛い置き土産をもらってしまったなァ……(倒れることもままならぬのか、その場に立ち尽くし満ち足りた笑みを浮かべ天を仰ぎ見る)華麗とはちと異なれど、そなたの剣は侵略する火が如し。紙一重とはよく言いたものよ、これでは勝ち取ったという気がせんなぁ(ようやく腰をその場に下ろし、刀を地に突き立て静かに目を閉じる)私はちと休む。その真の実力者、死なすでないぞ。決着は預けておくとしよう–––– 」

観客者「「「「「実力者アアァァァァアアアアアァッァァァアア!!!」」」」

被害者「あ、すいません起きてます。ちゃんと応援してました。スミマセンスミマセン 」

射命丸文「決着ゥゥーーーーーーーッ!!あっ申し遅れました私実況をさせていただきたいと思います清く正しい射命丸です、流れのアサシン氏の一閃…?でいいんですよねアレ、が炸裂、まさに必殺の一撃でしたッッッ!! 」

モララー「やかましいッ!うっおとしいぜッ!!おまえらッ!(うまい棒(マヨネーズ味)をむしゃむしゃ頬張りながら) 」

姫海棠はたて「文!?殺されたんじゃ……!(ガラスの仮面作画) 」

ヒロ「…なぜ…!?無事だったというのか!(はたてに便乗) 」

河城にとり「残念だったなぁトリックだお 」

キリギリス「…さてッ!次の試合の準備も整った…!それでは始めましょう、第六試合!!美少女剣士カグミン vs 真庭蝙蝠だあああああぁぁぁぁ~~~~~ッ!!!!選手はステージへどうぞ!! 」

真庭蝙蝠「きゃはきゃはきゃはあっ!!待ってましたといわんばりに俺様が来てやったぜえ…!!きゃはきゃはきゃはぁ!!(下卑た笑みを零しながらステージに上がる) 」

美少女剣士カグミン「(ナヨォ、ナヨォ、と腰を揺らしながらセーラー服を纏った野郎が現れる)……ム ホ ォ 。美少女剣士ッ! カグミンでぇ~~っす♡(何重にも重ねた胸PADと短いスカートがMMDの乱数調整を大きく誤ったときのように大きく不自然に揺れる、っていうか蠢く) 」

フーナ「珍妙中の珍妙ね…(汗) 」

キリギリス「ではでは視合ってぇ~~~!?…第六試合――――開始ィィエェアッ!!!! 」

射命丸文「ざんね……うわっ取られた……!  まあ良いです気を取り直して……第六試合、美少女剣士カグミン選手VS真庭蝙蝠選手!!イロモノだこれ!? まあとにかく試合開始です!! 」

真庭蝙蝠「きゃはきゃは……あぁ…まあ殺り合う前にまずは自己紹介と奴からいこうかあ?俺は真庭忍軍十二頭領が一人、真庭蝙蝠様だ!これからお前の相手になる奴だ、頭部から足の付け根までよォ~く覚えておけよお?(悠長に語りかける忍…しかし、肝心の刀剣を装備していない) 」

美少女剣士カグミン「あん? なんじゃお前。女相手やからいうて刀剣も持たずか? は、まぁいい、おれ……コホン、あたしの名前はカグミンよぉん。アンタなんかに、負けないんだからね(キャッピピ~~ン!) 」

キリギリス「んんっ?しかしどういうことだぁ?真庭蝙蝠は肝心の刀剣を持っていない…もしや、控室に忘れてきたのかァー!? 」

真庭蝙蝠「きゃっははは…ああ、そうか。剣術ってのは普通、刀や剣を目にして想定するものだからなあ?あーぎゃぎゃはっはっ!俺は剣士じゃねえが、刀剣が使えないわけじゃない。ご要望にお応えしてぇ、とっておきの刀を見せてやろうじゃねえかぁ!うぅぅ~~ぉぉぁぁぁあ…っ…!(そう言うと突然口内に自分の腕を突っ込む。グロテスクな音と共に体内がぼこぼこと蠢きだす)――――~~~っしゃぁぁぁはあぁぁ…はははは…!(口内から、自らの唾液と体液に塗れた一振りの刀、『絶刀「鉋」』を取り出した) 」


BGM♪



美少女剣士カグミン「うぉわっ!!? これも忍術か……きったねぇ野郎だ、自分を客観視できねぇのかぁ?(だが、あの刀剣、素人目にもわかる……タダの刀じゃねえな) 」

スカーフィ「うわぁ~…忍者ってすごいんだね、フーナ…!(何故か興奮している) 」

真庭蝙蝠「聞いて驚け、見て驚け!これが、四季崎記紀が完成し完成形変体刀十二本が一本、絶刀「鉋」だ!こいつには不思議な魅力があるぜ。所有すると人を斬ってみたくなるッ!!!( ド シ ュ ン ッ ! ! ! )(高い跳躍から刀を頭上に回す)―――――“報復絶刀”おおおおぉ~~~ッ!!!(大跳躍からの袈裟懸け斬りを繰り出す) 」

ヒロ「………ウゲェ…(カグミンを見て)美少女剣士?岩鬼じゃねーんだぞ……!? 」

フーナ「ええぇぇ…↓(いや、だからあれは…珍妙中の珍妙…) 」

白鷺「……錆びたりしないんですね、あの剣……完全なんとか刀、良い剣ですね… 」

射命丸文「強烈なイロモノに対するはあれ、無手……ではなく、なんと体内から取り出しての…大跳躍からの袈裟斬り!! 」

開拓者「……ほう!(真庭蝙蝠が所有している『鉋』に目を奪われる)…私が求めていた完成形変体刀十二本の一振りとは…!まさかこんなところで出くわすなんて、私はなんてラッキーなのかしら!(どうにかして、あとで奪取しよう…) 」

美少女剣士カグミン「な、なにぃ!!(大跳躍からの斬撃!!)おおぉぉおおお!!?(ぶおん! とソレを回避し、絶刀「鉋」の破壊力を目の当たりにする)四季崎記紀の変体刀だとぉ……他の業物とは一線を画すレア中のレアじゃねぇか。(ぐぐぐ、と立ち上がり)だがッ!! 俺だって負けてねぇぞ?(蝙蝠と向かい合い) 」

全力者「頑張れ開拓者ァァァァアア!君なら全力で立ち向かえば全てを倒せる!全力!全力!ぜ ん り ょ く !!!! 」

真庭蝙蝠「きゃはは…よく避けたな。いや天晴れだぜえ。この絶刀「鉋」はな、「頑丈さ」に主眼を置いて作られた刀なんだよ。刀なんて消耗品だから、使っていれば曲がるし折れるし切れ味は落ちてしまう。ところが、この「鉋」は違う!こいつは曲がらないし折れないし切れ味も落ちないのさ。きゃはは~!!俺様ってば、こんなすげえ刀を天より授かっちまったんだぜ~?すげえだろ?ぱねえだろ?びっくり仰天だろ~?きゃははははは~~!!!(有頂天) 」

開拓者「やかましいわよ!!!!!!!!! 」

全力者「  出口| λ............トボトボ  (全力でしょぼくれて開拓者から離れる) 」

氷冬「あれが…!(控室にて、蝙蝠が手にしている鉋に驚嘆する)…四季崎記紀の変体刀…銀閣が持っていた刀と、同じ種類なのかしら…(以前出会った四季崎、そしてかつて刃をかわした銀閣と彼の名刀『斬刀「鈍」』を思い出す) 」

美少女剣士カグミン「ふん、随分とおしゃべりじゃあねぇか。だが、この俺の剣を見ても、お前は有頂天でいられっかな?(ニヤリと笑み、シュバッと得物を引き抜く)エックスゥクァリブァ~~~♡(という名の、怨鬼のドスを掲げる)ってなわけで、……市に晒せや、ボケがァア!!(カチコミに行くヤクザよろしく、濁声を響かせながら突っ込んでくる) 」

ヒロ「…うぉっ、グロッ…お前草薙の剣じゃないんだから(真庭が口内から刀を出したのを見て)(お前が言うな!)(カグミンを見て)…おわっ、すっげえドス… 」

真庭蝙蝠「きゃはきゃは…はあっ!?!?!?(仰天の余り目玉が飛び出る。カグミンの突撃に対し忍としての軽い跳躍力で回避する)…礼を言うぜカグミンさんよぉ。久しぶりにびっくり仰天って奴を体験させてもらった…!お前さんは案外、俺様より際立ってイロモノかもしれねえなあ!?きゃははははっ!!“報復絶刀”おぅーっ!(全体重を乗せた鋭い突きを繰り出す) 」

美少女剣士カグミン「なにっ!?(この突きは……!ヤバい、普通の刀ならどうってことねぇが……この刀の刺突はヤベェ!!)(絶刀「鉋」の特異性を直感で感じ取り、地面を転がりながら回避)……くそったれが、こうなったら、四の五の言ってられねぇな。(覚悟を決め、ファイティングポーズをとる)こいや蝙蝠野郎、美少女剣士にいたぶられるなんて……お前は最高の幸せもんじゃ(目つきに鋭利さが増し、喧嘩師のソレへと変貌していく) 」

真庭蝙蝠「…俺はなあ、カグミンさんよお…(ぶらりぶらりとだらしない態勢で踵を返す)『何でも差し上げますから命だけは助けてください』って言われるのが、俺様好きで好きでたまんねーんだよおぉ。そうして俺はこう切り返すんだ―――――『貰うのは命だけでいい』ってなァッ!!!( バ ア ン ッ ! ! ! )(再び大跳躍し、“報復絶刀”の攻撃態勢に入る)きゃはきゃは、おれの仲間内での通り名を教えてやろうか?『冥土の蝙蝠』っつーんだよ。てめぇーを冥土へ送ってやるのさぁ!!(そのまま彗星の如く落下し、上空からカグミンを突き刺そうとする) 」

美少女剣士カグミン「メイドの蝙蝠だぁ!? はっ! かわいらしい二つ名しやがって! (彗星の如く落下する蝙蝠をスッと後ろへ下がるや否や、ヒョウッと空中へと舞い)攻撃ばっかしてっと足元すくわれっぞ? (蝙蝠の着地と同時にグリンと体を捻り)―――オラァアア!!!(胴回し回転蹴りを蝙蝠の頭目掛け) 」

真庭蝙蝠「 ザ グ ン ッ ! ! (――――!!??)(勢い余って空ぶった鉋がステージの地面に深く突き刺さる)ち、ちきしょう…ッ!なんてこった…!鉋が…鉋が抜けねえじゃないか~~!!あ゛――――― ド ゴ ォ ッ ! ! ! (突き刺さった鉋を引き抜こうとした最中、カグミンの回転蹴りが右こめかみにクリーンヒットし、華麗に吹き飛んだ)……あぁ~…いってえなあぁ…っ…!「頭痛が痛い」って奴だぜ…!(蹴られた個所をガンガンと叩きながら起き上がる)…あ、しまったわ。(武器の鉋は地面に突き刺さったままで、完全に得物を失う) 」

美少女剣士カグミン「オラァ! アンタの得物は地面と仲良くキッスだ。どうすんだぁ? 降参してもいいんだぜぇ?(キヒヒと不気味に笑みながら近寄ってくる) 」

真庭蝙蝠「……きゃは…きゃは、きゃははははっ!(突如、耳障りな甲高い声で嗤う)言っただろう~?俺は剣士じゃねえんだ、本業はあくまで忍なんだよ。変に刀を使ってお前に倒されるのも忍びねえ…おっと、ダジャレになってしまったか~!(笑)まぁー、忍術で対抗していいってのならお前なんざ相手にならねーよ。刀を失ったから俺が負けるとでも思ったか?いいやむしろ逆だねえ!俺様の本当の力を――――とくと味わいやがおえええぇぇぇええええーーーーッ!!!!(シュパパパパパッ ! ! !) (体内に仕込んだ多量の手裏剣を一気に吐き出した) 」

碧の海賊龍・キャプテンキッド「あいつ(真庭蝙蝠)のセリフだいぶかっこよかったな。我が座右の銘にしてもよさげだ……いやだがもらうのは命だけというのも悪徳感がでて……うーむ…… 」

射命丸文「おおっとぉー!!!真庭選手武器を取り落としてしまいましたー!!!迫り来る美少女剣士!!どうす……っとぉー!!忍者の本領発揮!!手裏剣攻撃です!”!!! 」

ヒロ「剣術大会っつってと剣を使っちゃダメってわけじゃないのね(真庭を見て) 」

美少女剣士カグミン「な、にゃにぃいいい!!?(忍法に反応できず、いくつかの手裏剣が体に突き刺さる)……くそ、くそ、くそ! アイツも俺と同様、体の中に仕込みしてやがったのか……ッ!(手裏剣、忍者……あ、なんか閃きそうだけど……あとでじっくり考えるか)……ぐぅ、しっかし、なんて発射速度だ……。こりゃ、俺も本腰いれねぇとなぁ(ヨロヨロと体勢を直し、ドスをしっかりと握りしめる) 」

真庭蝙蝠「きゃはきゃはきゃはぁっ!!!さあぁ、命乞いをしろよおカグミンさんよお…?この蝙蝠様が、直々に冥土の門を開いてやるからよお…!こんな慈悲を逃しちゃダメだぜぇ~?きゃは、きゃはははははははっ!!!!(懐から取り出したクナイを握り、今にもカグミンを突き刺そうと襲いかかった)さらばだああああぁぁぁあ~~~~きゃーーーはっはっはっはっはっ!!! 」

射命丸文「剣術以外が禁止されてる訳でもありませんしねぇ、何でもありにちかいかもしれま……っとお!ドス対クナイの構図、しかもこれは……喧嘩殺法です!! 」

美少女剣士カグミン「……苦無で接近戦、か。(ニタニタと笑いながら迫ってくる蝙蝠を見据え)喧嘩師相手に接近戦とは……(突如、不気味な笑みを浮かべると同時に体内の仕込みを発動させる。刺さっていた手裏剣はボロボロと落ち、傷口がふさがっていく)ブースト掛けさせれもらうわよん?(突き刺そうとする蝙蝠をひらりと躱し、まず顔面めがけ膝蹴り。次に左の義手で薙ぎ払いを行い、その回転力を利用し義手部分での回し蹴り。そのさい、義手に仕込んだ隠し刃をシュッと出させ、蹴足斬)

真庭蝙蝠「恐怖の余り笑っちまうよなあ、そりゃあなあ!?これから奇想天外摩訶不思議な世界へ行くんだ、わくわくどきどきが止まらないだろおぉ~!?きゃははははh――――メゴォッ ! ! (顔面に膝蹴りが炸裂し、怯む)ごはっ…げはァ…ッ…!!?ぶふぁあァッ…!!!(最後の斬撃に鮮血が舞い上がる)…ご、ごの、おれざま…が…ァッ…!(手にしたクナイで、最後の足掻きを見せるが…)」

美少女剣士カグミン「これで止めだぁああ!!(宙にヒラリと舞う。スカートが汚くめくれ上がることなぞお構いなしに、観客の大多数がその光景に嘔吐したのもお構いなしに)オラァアああ!!(今度はブースト状態での胴回し回転蹴りを蝙蝠の後頭部に) 」

真庭蝙蝠「ゲッ―――――ファ…ァァ…ッ… ! ! ! ドシャアァ…ッ… ! ! !(強烈な一蹴に、自らが冥土に送られる) 」

キリギリス「ききッ、決まったあああああぁぁぁぁああああーーーーーッ!!!!第六試合を勝ち抜いたのは美少女剣士カグミンだああああぁぁぁぁあああおえええええぇぇぇぇぇ………ッ!(嘔吐) 」

モララー「ウ゛ッ゛ッ゛ッ゛!(嘔吐反応) 」

実力者「オエエェェエエ!全く、吐いちまったぜ… 」

美少女剣士カグミン「ゴルゥゥアアア!! お前等何吐いとんじゃああ!! 美少女剣士のチラリズムはお宝映像じゃろがオラァア!!(激怒) 」

全力者「兄貴には口ねぇからはかねェだろ……俺が代わりに吐いてやるよ!!ヴォエァァアアアアアアア!!(全力嘔吐) 」

射命丸文「う゛っ゛…耐えろ……耐えろ……耐え…オ゛エ゛エエェッ゛!!!(もらいゲロ) 」

ヒロ「チーーーン(嘔吐を通り越して卒倒している) 」

開拓者「(選手しか行き来できない廊下を、覚束ない足取りで歩いている)はぁ…はぁ…全く、酷い地獄絵図だったわ…(カグミンの影響のせいで半ば精神不安定に)…け、けど…フフフ…どさくさに紛れて、手に入れたわ…絶刀「鉋」…!(腰元に携えた鉋に満足そうな笑みを零す)ククク…♪斬刀「鈍」と絶刀「鉋」…変体刀二本が今や私のものに…!クク…これで私に敵はいない…!フフフ…――――(そうして、廊下の奥へと消え去った) 」

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最終更新:2017年04月03日 16:44