男子バレーボール部部長の3年生。
背が高く
ハンサムでスポーツマン、性格も心優しく面倒見が良く器も大きい、一見すれば非常にモテるタイプ。
しかし汗かきに加え、キザな上に妄想癖が激しく、すぐ自分の世界に入って周囲の目を意に介さず、独り言を言う
過度な身振りで妄想を体現するといった狂言じみた行動を取ったり、他人に過度に暑苦しいコミュニケーションを図ったりするため
学年問わず大半の女子から「きもちわるい」(マキ曰く、「「キモい」とかじゃなくてああいうのが「きもちわるい」」)と敬遠されている。
アツコは保坂に対し「この人かっこいいのかもしれない」と感じることからマキほどは嫌っていないが、やはり少し避けている。
しかし速水曰く「近づかなければ無害」らしい。感極まると周囲を気にせず上着を脱ぎ始める癖がある。
ハルカのことが好きで、自分が所属する男子バレーボール部のマネージャーになってもらいたがっている。
ハルカに汗をふいてもらうことが夢。
(妄想に浸っていて本人は気付いていないようだが、第1巻で実際にハルカに汗を拭いてもらっている描写がある)
保坂の妄想世界の中ではカナとチアキはハルカが産んだ子供という設定になっており、現実よりも幼く描かれている。
(実際、保坂はハルカたちとしか接点がなくカナとチアキの年齢も知らない。「子育て」という言葉を勝手に拡大解釈した結果である)
またハルカに影響されて料理を始めるようになり自分の料理で彼女に笑ってもらえるよう努力をしているのだが
ハルカと会話を交わしたことは一度もなくどうにか接点を作ろうと模索している段階。
そのため、主要人物にも関わらず、登場人物の中で唯一南家と交流を持たないイレギュラー的存在のキャラクターだが
稀にマキら後輩ら以外にも藤岡やチアキに目撃されたり、他のレギュラーキャラとの面識はごくわずかに存在している。
速水曰く保坂は「見栄っぱりで小心者」だが「常にベストを尽くす男」らしい。
常に2人分(自分+ハルカ)の弁当を作ってきているがいつも渡せず2人分の弁当を食べている。
また味見と称してナツキに弁当を食べさせることもある。
ヤンチャだったナツキのパンチを片手で受け止め、速水を身動き一つ許さず押し倒すなど、相当な膂力の持ち主。
また
カレーの歌を即興で歌ったり学校でカレー弁当を開けてしまったりしたため、カレーの妖精とも呼ばれた。
学校外での行動が描かれない原作に対してアニメ版では学校外でも妄想に浸って補導されるなど奇妙なキャラがさらに強調され
チャイコフスキーの「弦楽セレナーデ 第1楽章」がテーマソングとなっており、全シリーズ共に最終話のシメを飾っている。
テレビアニメ版『今日の5の2』では彼の奇妙な行動がレギュラーメンバー達の話のネタにされている。