問17 ソフトウェアの使用性を評価する指標の目標設定の例として、適切なものはどれか。

ア ソフトウェアに障害が発生してから1時間以内に、利用者が使用できること
イ 利用者が使用したい機能の改善を、1週間以内に実装できること
ウ 利用者が使用したい機能を、100%提供できていること
エ 利用者が、使用したいソフトウェアの使用方法を1時間以内に習得できること


正解 エ


解説

ソフトウェア品質特性(ISO/IEC9126)の問題です。
使用性とは、「指定された条件の下で利用するとき、理解、習得、利用でき、利用者にとって魅力的であるソフトウェア製品の能力」です。
つまり、「ソフトウェアの操作が簡単かつ、利用者にメリットがあること」です。

ア 不正解
「信頼性」の例分です。
信頼性の中には「成熟性」「障害許容性」「回復性」「信頼性標準適合性」が含まれ、アは「回復性」の例文でもあります。

イ 不正解
「保守性」の例文です。
保守性の中には「解析性」「変更性」「安定性」「試験性」「保守性標準適合性」が含まれ、イは「変更性」の例文でもあります。

ウ 不正解
「機能性」の例文です。
機能性の中には「合目的性」「正確性」「相互運用性」「セキュリティ」「機能性標準適合性」が含まれ、ウは「合目的性」の例文でもあります。

エ 正解
「使用性」の例文です。
使用性の中には「理解性」「習得性」「運用性」「魅力性」「使用性標準適合性」が含まれ、イは「習得性」の例文でもあります。

最終更新:2013年07月15日 09:24