設問3 [WLCの冗長化とDCへの設置]について、(1)~(4)に答えよ。
(2) WLCをモードBで動作させ、本社のAPも含めて一元管理する場合に、当初B君が計画した構成に対して検討を加えるべき性能要件がある。その性能要件を二つ挙げよ。
公式解答例
解説
設問抜粋
(2) WLCをモードBで動作させ、本社のAPも含めて一元管理する場合に、当初B君が計画した構成に対して検討を加えるべき性能要件がある。その性能要件を二つ挙げよ。
本文抜粋
WLCのベンダからは、本社のAPも、このWLCで管理できるという説明を受けたが、まずはBCに設置するAPを管理することを目標にして検討を進めた。
なお、トンネル化しても、データ量の増加は無視できる程度である。
②モードB:制御用通信だけでなく、データ用通信も含めた全ての通信がトンネルを使用する。
- まず重要なのが「当初B君が計画した構成に対して検討を加えるべき性能要件がある。」です。
- 管理人はここを見落として、外しました。
- [WLCの冗長化とDCへの設置]で「WLCをDCに設置する」話がでてきますが、この問題で問われているのは「当初B君が計画したBCにWLCを設置する場合に、本社APも管理するとどうなるか?」です。
- 具体的な性能に関する話は少ないですが、B君は「まずはBCに設置するAPを管理する 」としています。
- 本社APを管理することになると、WLCが処理すべきAPが「BC+本社」となるので性能に不足がないかの確認が必要で、これが公式解答例「WLCの処理能力」となります。
- 次はモードBの説明「データ用通信も含めた全ての通信がトンネルを使用する。」です。
- 以下の図は、本社APとBCにトンネルが出来た時に、モードBのデータ通信の流れがどうなるか?を表したものです。
-

- BCと広域イーサネットの接続部分に、本社からBCを経由してDCに向かう流れと、BCからDCに向かう流れがあるため、広域イーサネットの帯域や応答速度を検討する必要があり、これが公式解答例の「広域イーサ網の帯域」となります。
最終更新:2013年10月12日 16:54