「セルロースに濃硝酸と濃硫酸の混合物を作用させると、セルロースのヒドロキシ基の一部がエステル化されたトリニトロセルロースを生じる。セルロース18.0gからトリニトロセルロースが28.0g得られた。このとき、セルロースのヒドロキシ基でエステル化されなかったものは、ヒドロキシ基全体の何%か。」
エステル化された-OHの割合が100%のとき[C6H7O2(ONO2)3] n、0%のとき[C6H7O2(OH)3]nとなるような化学反応式をたてればよい。
|
|
[C6H7O2(OH)3]n |
→ |
[C6H7O2(OH)3(1-α) (ONO2)3α]n |
|
理論値/反応値 |
162n/18g |
= |
{111+17･3(1-α)+62･3α}/28g |
45α=30
α=0.666…
1-α=0.33
よって、未反応の-OHは33%
