カナサシキミショーリ
愛しあの娘は どこへ消えた?
白い柔肌に
カナサシキミショーリ(※1)
静かに揺れる 凪の音に
ゆらめ立つ炎
カナサシキミショーリ
愛の歌を 聞いた長月に
君が 手を招き
呼ぶが故に
紅の実噛んで
君に溺れ往く
朧月夜にそっと
刻まれる言葉(クトゥファ)
カナサシキミショーリ
未だ山羽は 露を残し
耳を澄ましてる
カナサシキミショーリ
寄せて返す波のように
永久に二人
繰り返すと疑わずに
橋渡り あぁ…
君と溺れ往く
戻れぬ世界で そっと
刻まれる言葉(クトゥファ)
カナサシキミショーリ
イチマディン クゥトゥヌファヤ フトゥフトゥトゥ
チムフチミグティ ンバユ ワヌングティム ンミム
ヌィーンクィーン!
(※2)
溢れ出す涙 濡らす肌
君へそっと 触れた指先は
映し出す我が姿
紅の実を潰し 浸った世界は
きっと 玉響の影絵
でも 醒めないで
カナサシキミショーリ
(2007年末頃制作)
【解説】
※1「カナサシキミショーリ」:「愛してください」という意味の琉球語
※2「イチマディン……ヌィーンクィーン」:(以下標準語訳)
いつまでも言の葉が沸々と 心の淵を巡って
奪うよ 私の躰も 思考も 何もかも!
最終更新:2011年07月19日 03:19