アットウィキロゴ

乱



甘美なる響きは
貴方の胸の中
眠っているはず
呼び覚ましてあげようか?

貴方の何もかも塗りつぶして
僕色に染め上げよう
いいだろう?
だって貴方は望んで
此処へ来たじゃない
ほら、身を委ねてごらん


姿、然程いらず
疼く、血汐のように
ただ、感じていたい
この身体中、すべてで

貴方の何もかも
飲み干してしまいたいんだ
或は
この僕の何もかもを
飲み干してさ
貴方の中で蠢こうか


甘美なる響きに
酔いしれたアダムとイヴは
堕ちていった
マーブル色の海へ・・・


あ・か・さ・た・な
五十の音で
語り尽くせられる術もなくて
音にさえも出来ない感情が
僕の中
貴方の中で、あぁ~

トグロ巻いて
うねりになって繰り返して
姿かたち判らなくなるなる程
溶けて・注がれ・満たされてく・・・


名も知らぬ男が
ポツリと置いて行った
言の葉 繰り返す
“晝(ひる)は夢 夜ぞ現(うつつ)”


(2008年秋頃制作)
最終更新:2011年07月19日 03:26