医者が来るまでの応急手当は、あたりの空気をしめらせてやることです。

噴霧式加湿器があれば、それを使いなさい。

早く空気をしめらせるには、小さい部屋がいいでしょう。

お風呂場でお湯が出れば、そこへ連れて行って、熱いお湯をどんどん出してもいいのです(むろん湯気を立てるだけで、こどもをお風呂に入れるわけではありません)。

お湯の出るシャワーがあれば、これが一番いいでしょう。

こどもの鼻から、50センチぐらいのところに吸入器をおいて、吸入をかけつづけるのがよろしいです。

ただし、かまの爆発に注意すること。

つまり吸入中はこどもの手がとどかないようにし、看護人も、かまにさわることなく、ただコップに水をさすことだけに注意すること。

湿った空気を吸うと、クループは、すぐおさまってきます。

保育士・長谷川桜子
最終更新:2015年03月09日 14:46