ウールとか、絹とか、兎の毛とか、クスリや香料につかうオリス根の粉末のようなものが、ヒフに直接さわって、なることもあります。
親類に、ぜんそくとか、枯草熱とか、ジンマシンとか、湿疹によくかかる人がいると、その赤ちゃんはどうしても湿疹にかかりやすいのです。
もともとは、なにか食べものに過敏で湿疹になるときでも、つぎの2つのことが加わると、いっそう出やすくなるようです。
第一は、ヒフが外からシゲキされることです。
冷たい風にあたると湿疹が出ることもあれば、夏に汗でシゲキされて出たり、おしっこでシゲキされて、お尻のまわりだけに出たりします。
だから、赤ちゃんが、ウールにさわっている部分だけ湿疹になっても、ウールに過敏のこともあれば、ほんとうは、食べたものに過敏で、ウールはただ、外からのシゲキになっているだけかもしれないのです。
もう一つは、赤ちゃんの太りぐあい、体重のふえ方が影響するようです。
どうしても、太っている赤ちゃんの方が湿疹が出やすく、やせている赤ちゃんは、そんなに出ません。
保育士・長谷川桜子
最終更新:2015年04月13日 11:26