■■■長谷川桜子育児講座~腹膜炎~■■■

おできのウミが出るように、化膿した盲腸が破れて、炎症が、お腹じゅうに広がってしまったときがいちばん危険です。

急性のときは、破れるまでに、24時間かからないこともあります。

だから、お腹の痛いのが1時間もつづくときは、十中八、九は他の病気だとしても、とにかく、必ず医者にみせなければいけません

もっとも典型的な症状は、まず、おへそのまわりが数時間痛みます。

その後、痛みはだんだん右の下腹に移ります。

その間、1、2回は吐き気をもよおすことが多いのですが、これは必ずおこるとは限りません。

食欲もなくなるのがふつうですが、変らないこともあります。

便は、ふつうか、やや便秘ぎみで、ゆるむことはめったにありません。

こういう状態が数時間つづいたあと、38度前後の熱が出るのがふつうですが、じっさいに、盲腸炎をおこしていても、ぜんぜん熱が出ないこともあります。

右ビザをおなかの方にひきつけると、ひどく痛みを感じる人もいるし、反対に、右足をのばして後にそらすと痛む人もいるし、歩くと痛む人もいます。

保育士・長谷川桜子
最終更新:2015年09月17日 13:37