お正月、玄関にはしめ飾りをします。

これは家の中にある古い年の不浄を清め、年神様をお迎えできる清浄な場所であることを示し、さらに災いの侵入を防ぐ意味を示すものとされています。

しめ飾りには、ウラジロ、ユズリハ、ダイダイを用います。

ウラジロ(裏白)は長命を、ユズリハは代々後の世代まで長く家系をゆずって絶やさないことを、ダイダイは家が代々繁栄することを示した縁起ものです。

床の間には、おめでたい図柄の掛軸を掛け、生け花や鏡もちをおきます。

鏡もちは半紙を三方の左右と手前に垂れ下げて敷き、その上に鏡もちを重ねておきます。

鏡餅にはウラジロ、ユズリハ、コンブ等をあしらい、もちの上にはダイダイを飾ります。

地方によっては干し柿を添えて飾るところもあります。

保育士・長谷川桜子
最終更新:2017年01月06日 11:33