こどもの前に、おいしそうなものを出してやって、十分か十五分放っておくのを一週間ほどつづけてみて、こどもがぜんぜんたべようとしなかったら、もっとお腹をすかさせる必要があります。

食事の量を、三日四日と日数をかけて、少しずつへらし、それまでたべさせていた半分くらいにします。

こうすると、こどもは、おなかがすいてたまらず、つい自分から手をだすようになります。

ただし、これは、お母さんが上手に、しかもやさしく導いてやって、はじめてうまくゆくことです。

食事の半分くらい、いつも自分でたべるようになったら、もう残した分をあなたがたべさせてやったりしないで、そのまま、食卓から離れるようにさせなさい。

残しても決して気にすることはありません。

それだけお腹がすいてもっとたべるようになるだけです。

保育士・長谷川桜子
最終更新:2015年01月06日 12:56