伝説のニモ事件


writer 松井

All about the ニモincident
松井は激怒した。必ず、かの邪智暴虐じゃちぼうぎゃくのA田さんを懲らしめなければならぬと決意した。松井には釣具がわからぬ。松井は、ただのパンピーである。酒を飲み、友人と遊んで暮して来た。けれども先輩命令に対しては、人一倍に敏感であった。

そう、あれは6月3日。4連勤のバイト生活を終え、心身ともにフラフラになって家に帰ってきた時のことである。

松井「やっと4連勤のバイトが終わったお~、毎日夜10時まで働いたからフラフラだお~。完全に社畜だお…。しかも今日は悪友に捕まったから終電だったお。」


家到着


松井「もう深夜2時だお…眠いお…。さてそろそろ、TOP用にルアーを買わなきゃいけないお。明日上州屋に行くつもりだったけど、とりあえずメーリスに上がってる、GTガンマ200とブルーフィッシュ120とパンドラ155とかいうやつをググって見るお」




ググる


ネットショップA「ガンマ残り1個」
ネットショップB「ブルーフィッシュの1個」


松井「!!!???YABEEEE!!!売り切れちゃうおおぉぉっ!てか高すぎだおぉっ!でもこれ買わないと船に乗せないってメーリスに書いてあるお…。バイトでクソ稼いだし、まあこういうの少しぐらい持ってても、いいかお。てか早く買わないと売り切れちゃうお!ポチっとな」


商品詳細も見ず、何も考えずに決済する松井


松井「てかパンドラどこにも売ってないお泣。このままだとA田おにーたんにしばかれるお。まあ、でも謝っときゃいいかお。A田おにーたん、ごめんなさいだお。てかもう眠すぎて、頭痛いお・・・。寝るお!」


松井、10時30分起床


松井「ふぅ良く寝たお。お、メール来てるお。」


A田おにーたん「嘘だお(´Д` )てかグラム数見るお。お前バカだおwww」


松井「…?!グラム…?」


パソコン立ち上げて商品詳細を良く見る松井


松井「200…グラム…だと?*1)))))。普段投げてるスプーンは数グラムだお…。良く考えたら重すぎだお…。しっかりGT用マグロ用って書いてあるお…。てか、ガンマ200の200ってそういう意味なのかおぉぉっ!!!ただのかっこいい数字かと思ってたおぉ!!!オワタあああああっ!!!」

そして無情にも我が家に配達されてきた招かれざる客、ニモと愉快な仲間たちが以下である。


え・・・?これ・・・?ルアー・・・?
置物じゃなくて・・・?
何に使えばいいの・・・?
魚にブチ当てるの・・・?
そんな釣りってあるの・・・?

やっちまったあああああああああああああああああああああああああ!!!

※現在、ニモと愉快な仲間たちはA田さんのもとで、幸せに暮らしています。
最終更新:2012年06月20日 23:56

*1 ((;゚Д゚