世界恐慌


世界恐慌(せかい-きょうこう)(英:the Great Depression)とは、
統合暦341年に起きた、世界的な不景気のことを表す。

経緯

30年代の世界は新興国の急激な経済成長から、長期的な好況が続いていた。
実態経済以上に経済規模は膨張し、世界的な金余り状態となる。
余剰資金は更に投資先を求め、フォルティス合州国の自由な金融市場へと流入。
それによりフォルティスでは金融バブルが発生、投機ブームが到来する。

しかし世界経済は既に成長限界を迎えており、消費が追い付かず余剰在庫が増大。
まずは農業不振が表面化し、続いて工業においても在庫調整で工場の操業を一部停止。
それに伴い企業は余剰人員の整理などをはじめたが、業績の悪化は止まらず、
業績が株価に反映されはじめると投機熱は途端に収縮し、連鎖的な株価の下落を招く。
急激な信用不安と信用収縮が巻き起こり、平均株価は一日で15%も下落した。

翌日には銀行連合が協議し、株式の買い支えを表明したが、
銀行自身も大量の不良債権を抱えており、ついに支えきれず撤退。
株価の暴落はさらに進み、多額の損失を抱え込んだ銀行は相次いで営業を停止。
遂には破綻する銀行があらわれはじめ、混乱はピークに達した。

この大恐慌はフォルティス経済を完全に破壊しただけでなく、
フォルティス経済に依存していた世界経済にも致命的な打撃を与えた。
多くの国で経済が破綻し、街には失業者が溢れた。

各国への影響

(編集中)

結果

グローバリゼーションの名の元に進められていた世界経済の統合は、
これにより停滞。問題点も認識され、ブロック経済への回帰を招くこととなる。
世界経済は未曾有の大不況に転落し、世界大戦勃発への遠因となった。

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最終更新:2010年09月20日 09:02