2009-08-08
フィルムケースゴマ
フィルムケースを2つくっつけて作るコマです。このコマをまわすと、冒頭の写真のように、地球とその周りをまわる月のように見えます。
元ネタは
ものづくりハンドブック6(仮説社)の唐沢道朗さんの記事「ダブルフィルムケースをまわそう」で、それを田崎美恵子さんが「地球と月」という素敵なデザインに仕上げられました。
静岡自然を学ぶ会から、会報とともにフィルムケースゴマ「地球と月」の製作キットを頂きましたので、さっそく作ってみました。
材料と作り方
材料
フィルムケース2個(フタのふちがギザギザになっているフジフィルムのものがおススメ)、折り紙(黒と青)、丸シール(黄色φ14mm、緑φ9mm、白φ5mm)、セロハンテープ、両面テープ
作り方
2個のフィルムケースを、底どうしを合わせてセロハンテープで繋ぎます。黒の折り紙(100×110mm)をフィルムケースに巻きつけるように、両面テープで固定します。青の折り紙(30×110mm)を中央部分にまきつけるように、両面テープで固定します。緩まないようにぴったり巻いてください。黒の折り紙部分に黄色の丸シールを貼ります。コマをまわすとこれが月になります。半月や三日月にしてもおもしろいです。
緑と白の丸シールを青の折り紙部分に貼ります。緑は10個、白は2個程度がちょうどいいようです。
遊び方
まわし方はコマツインと同じです。固い床や机の上にコマをおきます。片側のフタのギザギザを人差し指で床に押し付けるように、バックスピンを意識して弾いてください。
出来上がりはまるで地球に見えませんが、回してみると地球の周りを月がまわる様子が見えます。オリジナルのデザインでもたっぷり楽しめますよ。
回転の秘密
コマツインもフィルムケースゴマも、どちらも回転の仕組みは同じです。
コマツインの記事で、回転の説明の図におかしなところがあったので、訂正を含めて再度説明します。
上の図では、右側を弾いたときの回転の様子を示しています。コマツインもフィルムケースゴマも、回転の軸は2つあります。このとき、コマの右側ではA軸周りの回転とB軸周りの回転の方向が逆向きで、コマの左側ではA軸周りの回転とB軸周りの回転の方向が同じになっています。
回転方向が同じときは速度が速すぎるので模様を認識できないが、回転方向が逆だと相対的に速度が遅くなるので模様を認識できます。これが、コマのどちら側を弾くかで模様が変わって見える理由です。
参考文献&サイト
関連項目
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最終更新:2025年01月11日 18:36