2010-01-05
メビウスの帯
メビウスの帯(メビウスの輪)は、細長い紙を1回ひねって張り合わせてリング状にしたものです。表面をたどっていくと裏面になってしまい、再び表面にたどり着きます。これをハサミで切断したときのおもしろい性質を、関高校のI井先生に教えていただきました。これは、マーティン・ガードナーの
「数学マジック」でも紹介されているそうです。
たまたま図書館でクリフォード・A・ピックオーバーの
「メビウスの帯」を読んで、I井先生に聞いたことを思い出し、同じことをやってみたのでした。方眼紙を2cm幅のリボン状に切り、メビウスの帯を作って、ハサミでいろいろな形に切断してみました。
メビウスの帯を切断すると
幅の2分の1のラインを切断する
幅の2分の1のラインに沿ってハサミで切断するとどうなると思いますか?
ぜひご自身で紙とハサミと糊を用意して確かめてみてください。
幅の3分の1のラインを切断する
糊で張り合わせる前にあらかじめ3分の1のラインを入れておきます。メビウスの帯にしたあとで幅の3分の1のラインに沿って切断します。
幅の4分の1のラインを切断する
幅の4分の1のラインをに沿って切断します。
サンドウィッチ構造のメビウスの帯
2枚の帯を2枚重ねのまま貼り合わせ、サンドイッチ構造のメビウスの帯にします。これを、2枚重ねたままで幅の2分の1のラインに沿ってハサミで切断します。
メビウス・ショーツ
通常の輪を1本の帯でつなぎますが、写真のように表面から裏面につながるようにします。まず、輪の部分を2分の1の幅で切断し、続いて帯も2分の1に切断します。
「二つの輪」を切断する
通常の二つの輪
通常の二つの輪を糊付けしたものです。どちらの輪も、2分の1の幅で切断します。
通常の輪とメビウスの輪
通常の輪とメビウスの輪を糊付けしたものです。こちらも同様に、2つの輪ともに2分の1の幅で切断します。
メビウスの輪と帯
メビウスの輪をフンドシ状の帯でつないだものです。まず、メビウスの輪を2分の1のラインで切断し、続いて帯も2分の1のラインで切断します。
参考文献
関連項目
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最終更新:2010年01月05日 22:38