2011-03-15



献血ルームでいろいろ聞いてきた

もちろんただ話を聞いてきただけじゃなくて献血もしてきました。前回の記事で,献血は来月に行くつもりだと書きましたが,思いつくことがあったので今日行ってきました。献血ルームの担当者にいろいろと話を聞いてきましたので,記事にまとめてみました。献血をお考えのみなさんの参考になればいいなと思います。

全血献血と成分献血

献血には全血献血と成分献血があります。全血献血は血を抜くことです。成分献血は抜いた血の成分を一部取り出し,残りはからだに戻します。成分献血は,血しょう献血と血小板献血にさらに分けられます。

成分献血の場合,ポンプで吸いだされた血液は遠心分離機により血しょうと血球に分けられ,血球が血液凝固阻止剤とともにからだに戻されます。

献血可能回数

献血の種類により,1年間に可能な献血回数は異なっています。全血献血(通常は400mL)の場合,3ヶ月に1回,年間に3回まで,合計1.2Lを献血することが出来ます。成分献血の場合は2週間に1回,年間に24回の献血が可能です(血小板献血1回は成分献血2回分にカウント)。

私は1月に400mLの全血献血をしているので,4月まで次の献血はできないと思っていたのですが,成分献血なら2週間間隔で可能です。そこで今日は成分献血に行ってきたのでした。

血液は生鮮品

実は地震の翌日,日本赤十字のホームページが開かなくなってしまっていたので愛知県赤十字血液センターに電話してみました。その時には,献血ルームは大変混み合っているということを教えていただき,その情報をツイッターに流しました。

献血の血液はそのまま輸血に使われることもありますが,赤血球,血小板,血しょうなどの成分に分けて使われることもあります。このうち,最も寿命の短いのが血小板で,献血後4日間しかもちません。

地震直後の今は献血希望者が沢山います。地震直後の週末はものすごい混雑だったと看護師さんから聞きました。平日の今日も,私の実感ではいつもの1.5倍くらいいたように思います。母と娘,若者カップル,ネクタイのサラリーマン,ヒゲの紳士などたくさんいらっしゃいました。献血希望者がたくさんいることはいいことのように聞こえるかもしれませんが,実はこのあと1週間後、1ヶ月後にピンチが訪れるかもしれません。

成分献血では1時間以上拘束され(今回の場合,私は全部で2時間かかりました),初回には心電図検査も必要です。その一方,全血献血は拘束時間も短く,面倒がないので,こちらを選択する方が多いようです。

先にも書いたとおり,全血献血の場合はその後3ヶ月は献血をすることが出来ません。全血献血の希望者が一気に殺到すると,その血液が十分に活用できないだけでなく,その後3ヶ月間は献血希望者が減少することにも繋がってしまいます。

なので献血をしようと思い立ったら,もしお時間に余裕があるなら成分献血を,そうでなければ来月以降の全血献血を検討してみて欲しいのです。成分献血なら献血ルームに電話で予約することができます。待ち時間も少なくなるのでぜひ。いずれにせよ,献血という思いを有効に活かすために,血液センターや献血ルームに電話で状況を確認してからお出かけになることをおすすめします。

おまけ

献血テーマソングの動画へのリンクを置いておきますね。こちらへどうぞ


コメント

  • What a pleasure to find smoenoe who identifies the issues so clearly -- Gabriel (2013-06-26 09:48:53)
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最終更新:2013年06月26日 09:48