2006-12-30




献血における血液型検査


献血時には、献血用の採血をする前に少量の血液を採血し、簡単な検査をすることになっています。 血液比重と血液型です。
比重が基準より小さい場合は貧血の可能性がありますので、献血をすることができません。基準の比重の液体に少量の血液を垂らし、血液が沈殿するか浮上するかで調べます。
血液型を合わせることは輸血の基本です。そのため献血では、あらかじめ抗A抗体や抗B抗体との反応でABO式血液型を調べておきます。


血液型が変わった!


前回、初めての献血でスゴク驚いたことがありました。自分の血液型が親から聞かされていたもの(O型)と違って、AB型だった、ということです。
骨髄移植を行った場合に、血液型がドナーのものに変わることは知っていましたし、それ以外の理由でも変わることがあるということは、知識としては知っていたのですが、それが自分の身に起こるとは思っても見ませんでした。もちろん私は骨髄移植などしたことはなく、献血をするまで血液型の確認が必要となるような病気や大怪我もしたことがありませんでしたので、ビックリしたわけです。
上の写真は、献血1週間後に送られてくる生化学検査の結果を伝えるはがきです。


生まれたときの血液型


母が探し出してくれた母子健康手帳にはやはりO型との記載がありました。これは私が1歳になる直前の検査結果のようです。


2007-2-3追記

血液型が変わったわけ

コメントを寄せていただいた皆さんのお話や、教えていただいたサイトの情報を総合すると、血液型が変わったわけは以下のようです。

ABO式血液型の検査には、オモテ検査とウラ検査があります。オモテ検査は赤血球が持つ抗原のタイプを調べるもので、献血前に調べているのは、簡単に調べられるオモテ検査です。同じA(B)抗原でも強い抗原と弱い抗原があり(WikipediaのABO式血液型を参照)、弱い抗原の場合は反応が薄いのでA(B)抗原の存在を見逃す可能性があります。新生児では特に抗原の現れ方が弱いこともあるようで、感度の低かった30年前のオモテ検査ではA(B)抗原の存在を見逃してしまったのかもしれません。一方献血後の検査は、ウラ検査も行います。こちらは血清中の抗体の存在を調べるもので、抗A抗体(A抗原に結合する)をもつヒトは赤血球にA抗原を持たない、つまりB型かO型と判断します。同様に抗B抗体を持つヒトはA型かO型と判断します。両方の抗体を持つ人はO型で、両方の抗体を持たないヒトはAB型です。

私の場合、1歳前の検査結果はオモテ検査の結果しかないようです。つまり、このときの検査の感度が低かったためか、私の赤血球の抗原の現れ方が弱かったせいで、A抗原とB抗原の存在を見逃してしまったようです。昨年の検査では、献血前のオモテ検査でも、献血後のウラ検査でもAB型という判定が出ました。なので、見かけ上血液型が変わったように見えるけど、実際には生まれてからずーっとAB型だったということのようです。

とは言え、限られた情報を元にした推論なので、それ以外の可能性を否定することもできませんが・・・

コメント欄に書き込んでいただいた、なのはなさん、TKSさん、Lさん、貴重なご意見ありがとうございました。


参考文献

Wikipedia 血液型
Wikipedia ABO式血液型
ミニボラWeb石川県赤十字血液センター
↑Lさんに紹介していただいたサイトです。このサイトで、献血FAQ>2.健康と献血>子供が生まれて退院するときに、という順番でリンクをたどってください。


  • 初めまして。
    私と同じような方がいてびっくりでした。

    実は、私も生まれてすぐ同じように「A型」でした。
    母子手帳にも、A型の判が押されてましたが、
    小学生の時に、検査をしたら「AB型」でした。
    その後は、何度検査しても「AB型」です。
    当たり前ですが・・・
    なんででしょうね・・・ -- なのはな (2007-01-24 17:01:25)
  • なのはなさん、書き込みありがとうございます。当サイトの管理人です。

    血液型が変わっちゃうって、ビックリしますよね。でも、ABO式血液型をこんなに気にする国は、世界的には珍しいそうですから、実際に血液型が変わっちゃう人は結構いるんでしょうね。医学的には学会で発表するほどのことでもないようです。
    私は予備校で大学受験生に生物を教えていますので、どのようなしくみで血液型が変わるのか興味があります。いったいいつ血液型が変わったのか、変わる瞬間というのはあるのか、考えると面白いですね。
    まあ、ABO式血液型と性格を結びつけるのは、『あるある』の納豆ダイエットと同じくらい根拠がないと言う証拠ぐらいにはなるでしょうか。 -- yu-kubo (2007-01-25 21:24:31)
  • 初めまして
    似たような人がいるのですね。
    私も出生児にはB型、小学生以降はそのときによってAB型だったりB型だったりと
    ころころ変わっていました。
    初めて自分の血液型を知ったのは献血をした17歳の時でした。
    窓口でB型ですね。と言われ、あまり気にとめず献血をして後日送られてきた生化学検査成績書には「AB型の亜型の可能性があります。最寄りの赤十字血液センターにこの成績書を持って来てください」って書いてありました。(笑)
    当時は、今のようにネットがまだ存在しない時代でしたから、調べようもなく俺の血液って何か違うのか、変な血が混じっているんじゃないかとか。一人で悩んでました。^^(亜型に関する文献が載っている本が専門書しかなく、ほんの数行書いてあるだけでしたので)
    血液センターにいったら、抗A血清の凝集反応が非常に弱いですね。と言われ採血用の試験管に4本血を採られ、唾液検査もしますから、とのことで唾液も取られその日は帰りました。
    その後来た検査結果には、「あなたの血液型はA3B型です」と書いてあるだけ。
    電話で聞くと、抗A血清(青色の試薬)に対する凝集反応が弱いだけでAB型と考えてもらってかまいません。との回答でした。
    その後も献血に行きますが、B型だったり、AB型だったりと検査をする人によって様々です。(^^;)
    はじめの頃は説明したりしてましたが、亜型自体知らない人が医療関係者に大勢いて疲れたので最近では献血しなくなりました。
    調べたところでは血液型が変わることは骨髄移植や臓器移植、輸血、病気になった時(ガンの末期患者)などくらいしかないそうです。
    不安な方は一度調べてもらった方がいいかもしれませんね。 -- TKS (2007-01-26 04:23:14)
  • これは私の個人的な感想なのですが、A型でもB型でもO型でもAB型でも、どなたも問題なく生活できているのですから、血液型が変わったとしてもそれが直接健康に影響することはないのでは。
    ABO式血液型よりも、GPTやGOTの値を気にする方が健康に役立つのでは・・・なんて思うのですが、いかがでしょうか?
    -- yu-kubo (2007-01-26 23:14:48)
  • 血液型の抗原は新生児の時には弱いみたいですよ。なので血液型は変わったのではなくて抗原が弱かったので凝集しなかっただけでは??
    -- L (2007-01-31 22:01:53)
  • 管理人のyu-kuboです。Lさん、コメントありがとうございます。コメント欄からリンクを張ろうとすると、うまくいかないようです。
    Lさんご紹介のサイトへのリンクを参考文献の項目に追加しておきました。こちらを使っていただければうまく飛べると思います。 -- yu-kubo (2007-02-01 21:22:05)
  • ありがとうございます。
    私のカットアンドコピーが悪かったのかと2回も
    投稿してしましました。

    今気が付いたのですが
    写真の血判ですが
    B抗体は凝固しているように見えますね(笑)

    -- L (2007-02-01 21:58:06)
  • ようやく自分と同じような体験をしている方がいるHPを見つけて嬉しくなっています。
    私の場合は小学4年生の扁桃腺摘出手術の際B型判定。その後全ての検査をB型で乗り切ったものの、
    35歳で会社で何故か義務付けられている血液型検査でA型判定を受けました。

    これだけならギャグで済みますが、この判定に笑っていた4歳下の妹(私とは別の病院でA型判定)が、
    念のため受けた血液型判定でB型でした。

    ちなみに父がO型、母がAB型なので、問題はないのですが流石にほぼ同時に血液型判定が逆になってしまう体験をすると、
    一体全体血液型の定義はどうなっているのか?と不思議に思っていました。

    -- 元店長 (2007-05-03 04:51:26)
  • ABO式血液型の定義は細胞膜表面の糖タンパク質のタイプによって定義されています。
    この糖タンパク質の検出感度の問題や、一生の間に作り出す糖タンパク質のタイプが変化することで血液型が変わってしまう(ように見える)のだと思います。

    O型とAB型の組み合わせでも、シスABという特殊な遺伝子であればO型の子が生まれる可能性があります。

    いずれにせよABO式血液型はその程度のもので、生活していく上でまったく気にする必要のないものといってよいでしょう。

    -- yu-kubo (2007-05-03 12:15:45)
  • うちの家族は母がab型とb型の間から生まれたb型で、父がa型とo型から生まれたa型です。
    普通ならこの両親からはab型がたくさん生まれそうなのですが、うちの5人兄弟はa型2人のb型3人でくっきり分かれています
    このようなことはごく自然なことなんでしょうか。それとももう1度血液検査を受けるべきですか。 -- ko- (2007-06-06 12:09:04)
  • koさん、こんにちは。
    コメントありがとうございます。

    ABO式血液型の判定が正しいとすれば、koさんのお母様はB型(遺伝子型はBO)でお父様はA型(AO)のようですね。通常のメンデル遺伝では、この場合、A型・B型・O型・AB型になる確率はそれぞれ4分の1です。AB型が特に多くなるわけではありません。
    でもこれはあくまで統計的な期待値で、特定の家族に何型の子が生まれるかは偶然によります。koさんのご両親と同じ遺伝子型のご夫婦でも、AB型とO型の子しか生まれない家庭もあるはずです。そういったものを全部合わせての統計なので、ある特定の家庭が期待値通りにならないのは当然のことです。

    というわけで、私の考えではkoさんの家族の結果はごく自然なことであるし、気になるようでしたら、ご自身の判断で検査されるといいと思います。検査をするなら献血がお勧めですよ。ボランティアにもなるし、血液型以外のいろんな検査もしてもらえますしね。(^^♪

    -- yu-kubo (2007-06-06 14:22:42)
  • 献血で血液検査をしたら何かに登録されるものなのでしょうか? -- n1 (2008-11-07 23:04:09)
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