ベトナムにおけるコーヒーの歴史

コーヒー豆産地の急先鋒 ベトナム

 今では、コーヒー生産量第2位((出典USDA「World Markets and Trade」)を誇るベトナムは、TVCMにおいてもベトナム産と大々的に宣伝されるなどコーヒー生産地において隅には置けない存在となっている。
 また、今年2月には、ホーチミンにスターバックス第1号店が開店するなどベトナムにもスターバックスの波が押し寄せている。

ベトナムがコーヒー生産国になるきっかけ

 1857年からフランスからアラビアのコーヒーがベトナムに入り込んで南ハイランドと東南部で育てられました。今までベトナムに大きな規模と評判がある有名なコーヒーの生産の場所はバンメトートという所です。バンメトートは赤土を肥えて場所で自然な条件の恵まれた特性のおかげでおいしいコーヒーの成長ではなく高品質のコーヒー豆を育てていました。味は他の地域とは異なります。そのほかの理由として、バンメトートで生産者たちによるコーヒー生産の競争により、ロブスターコーヒーの生産の中心点にもなりました。
1986年以来、国家の経済のドイモイ政策のためにダクラク省は、新しい投資方針を考え、その政策が広く集中的にスタートしました。濃厚なコーヒーはバンメトートの大きな町で栽培し、生産所の面積は町全体の86%と生産量は町全体の89%を占めます。バンメトートのコーヒーの生産はだんだん価値があがり、毎年コーヒーの価値は35%上がり 、国内の輸出も85%を占めて、ロブスターコーヒーはバンメトートとベトナムの国際的な経済の誇りとなっています。
○参考文献○
Cà phê Buôn Ma Thuột-yếu tố lịch sử 
http://www.lehoicaphe.vn/index.php?option=com_content&view=article&id=80&Itemid=37&lang=vi

ベトナムのコーヒーの飲み方

ベトナムは世界第二位(2007年)のコーヒー産地。街中の至るところにカフェがあり、小さなアルミフィルターで少しずつドリップするスタイルがベトナムの日常だ。
もともとフランス統治時代にフランス人が持ち込んだもので、コーヒーは香りが良く、味わい深い濃い苦味が絶妙。
ベトナム式の専用器具で抽出した深炒りコーヒーにコンデンスミルクをたっぷり注ぎ、氷を加えたベトナムのアイスコーヒー。
香り、コク、苦味、甘みが絶妙でクセになる美味しさ。 ただ、甘い物が苦手な人には甘すぎると感じるだろう。 ベトナムでは口直しにジャスミン茶を飲むことが多い。

1.コーヒーカップとフィルター、練乳を用意します。
コーヒーカップを透明のグラスにすると、ミルクとコーヒーの断面が見えて綺麗です。

2.あらかじめ、コーヒーカップに練乳を入れておきます。
分量はお好みで。スプーン2-3杯くらい。

3.フィルターの中フタをはずし、コーヒーを入れます。
スプーンで山盛り3杯くらい入れます
ブラックで飲むなら2杯くらいでも。

4.フィルターをカップの上に乗せます。
コーヒーを入れてからカップに乗せた方が、右の図の様に粉がカップに落ちたりせず、良いです。

5.中フタを入れて、ネジを絞めます。絞め過ぎないようにします。

6.最初は、沸騰したお湯を少量入れ、少しの時間蒸らします。

7.30秒くらいフタをして待ってください。

8.蒸らし終わったら、フタをはずし、再び、お湯を注ぎます。
フィルターの上まで、一気に注いで下さい。

9.フタをして、コーヒーが落ちるのを待ちます。
フタは多少熱くなっているので気を付けてください。

10.出来上がり。
あらかじめ入れたコンデンスミルクを混ぜれば、美味しいホットベトナムコーヒーの出来上がりです。

ベトナムコーヒーについて


コーヒー豆の種類と特徴
名称 特徴
アラビカ種またはアラビカ豆
●世界中で飲まれているコーヒーの原料となるコーヒー豆の主流と言われる。
クセが少なく飲みやすいとされ、一般的なレギュラーコーヒー(ホットコーヒー)の原料となっている。
ロブスタ種またはロブスタ豆
●苦味や渋みや酸味などのクセがあるものが多く、くせのない豆と適量 をブレンドすることによって特徴を出すためのアクセントにしたり、深煎りしてフレンチコーヒーやアイスコーヒーなどに使ったりする。
リベリカ種またはリベリカ豆
●上記の2品種と比べるとほとんど栽培されていないそうで、私たちがコーヒーとして口にする機会は少ないようです。

 ベトナムコーヒーで使用される主な豆の種類はロブスタ豆です。酸味がなく、深い苦みが特徴的な種類です。ベトナムでは牛乳やポーションミルクは入れず、コンデンスミルクをコーヒー入れて飲みます。コンデンスミルクを入れることにより濃厚でチョコレートドリンクのような味わいになるのです。
最終更新:2013年07月06日 15:00